「神国」の用例
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豊臣秀吉『バテレン追放令』1587年6月19日 「日本ハ神国たる処きりしたん国より邪法を授候儀 太以不可然候事。」 夏目漱石『思い出す事など』1910年10月 - 1911年4月 「無気味な黒船が来て日本だけが神国でないという事を覚った」 海野十三『空襲葬送曲』1932年5月 - 9月 「兎に角、それは、三千年の昔より、神国日本に、しばしば現れたる天佑の一つであった。」 島崎藤村『夜明け前(第二部下)』1935年11月 「仏徒たりとも神国の神民である以上、神孫の義務を尽くして根本を保全しなければならぬ。」 文部省国定教科書『ヨイコドモ下』1941年 「日本ヨイ国、キヨイ国。世界ニ一ツノ神ノ国」「日本ヨイ国、強イ国。世界ニカガヤクエライ国」 文部省国定教科書『初等科国史 上』1943年 「……おどろきあわてたのは、新羅王です。「音にきく日本の船、神國のつはものにちがひない。」と思って、王はすぐさま皇后をお出迎へ申し上げ、二心のないしるしに、毎年かならずみつぎ物をたてまつることを、堅くちかひました。勢いこんだ将兵の仲には、王を斬ろうとするものもありましたが、皇后はそれをとめて降伏をお許しになり、王が真心こめてたてまつつた金・銀・綾・錦を八十艘の船に積んで、勇ましくめでたくお帰りになりました。(以下略)」 宮本百合子『今日の日本の文化問題』1949年1月 「保守的な日本官僚はあらゆる形であらゆる機会に伝統的神国精神を保守しようとしている。」
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