「世界の守護者代行」として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 00:02 UTC 版)
「赤羽くれは」の記事における「「世界の守護者代行」として」の解説
マジカル・ウォーフェア終結直前、第一世界が滅亡の危機に陥る事態が発生する。この背景には人類も裏界のエミュレイターも等しく敵とする「冥魔」の存在があった。ラース=フェリアには第三世界「エル=ネイシア」の軍勢が侵攻していたが、これもまた冥魔の策謀によるものであった。 もともと第三世界の守護者であったアンゼロットは、事態を打開すべく第八世界のウィザードを選抜して第一世界に投入し、その後自らは配下の実働部隊「ロンギヌス」を率いて第三世界に向かう遠征計画を立てたが、遠征部隊の中にくれはは含まれていなかった。彼女はアンゼロットから「自分の不在の間、第八世界を護る」という重大な使命を負わされていた。無限の力と鉄の意志を持つアンゼロットと、そのアンゼロットがもっとも信頼するウィザード・柊蓮司が共に不在という状況下で、くれはは冥魔の魔王である冥刻王メイオルティス襲来の日を迎える事になる。 くれはとは因縁の関係にあるベール=ゼファーに重傷を負わせたメイオルティスの力は強大であったが、緋室灯や復活成った真行寺命、やはり復活に手を貸す結果となったルー=サイファーらの協力を得て、くれはは撃退に成功する。これと前後して、くれはは表界のウィザードを代表して、ルー=サイファー不在下の裏界の魔王の全権代表であったエイミーとの間で、狭界の一つ「ラビリンスシティ」での共闘とその間の休戦協定を結び、対冥魔で着々と手を打っている。 だが、問題がないわけではない。アンゼロットから守護者代行を命ぜられた際には少なからぬウィザードの反発を招き、同じ陰陽師の名家である御門家とは「星を継ぐ者」以来確執がある。しかし灯や命、マユリ=ヴァンスタインといった同世代のウィザードの協力、ロンギヌス00ら古参の補佐、さらに漣や藤乃=赤羽=ヴァンスタイン(くれはの叔母)のように第一線を退いていた熟練のウィザードの復帰もあり、戦力面では充実した布陣を整えつつある。 ちなみに「世界の守護者」という仕事には、有事の指揮統制や戦闘だけでなく書類決裁も含まれており、「The 2nd Edition」環境下のリプレイや小説では、時に1万通にも及ぶ大量の書類を前に疲弊するくれはの姿がしばしば見られる。
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