「シフトキー」の成り立ちと多様化とは? わかりやすく解説

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「シフトキー」の成り立ちと多様化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/23 19:43 UTC 版)

シフトキー」の記事における「「シフトキー」の成り立ちと多様化」の解説

当初タイプライターでは、構造1つキーには1つ文字しか割り当てることができず、そのため、初期タイプライター大文字しか打ち出せなかった。そんな中1878年レミントン社によって「シフト動作」が考案された。プラテン下に配置していた印字機構を前後方向一組増設しシフトキータイプするプラテン側が前後にずれる。これにより、シフトキーによる文字打ち分けが可能となった。このシフトキーは、文字キー最下段両端1つずつ設けられ小指で押すこととされた。なお、この「シフトキー」はレミントン社の特許であるため、特許が切れるまでは他社タイプライターではシフトキー採用できず、多種多様な文字打ち出すために大量キー用意するか(和文タイプライターがそうである)、打ち出せる文字制限するかしかなかった。 コンピューター用のキーボード当初タイプライター流用したため、シフトキーの位置機能挙動そのまま引き継がれた。コンピューター用のキーボード作られシフト動作ハードウェアキーボード)側ではなくソフトウェア (OS) 側で行われるうになると、タイプライターから踏襲されていた「シフトキー押しながら文字キーを押す」以外の方式も可能となり、タイプライタ方式ではない挙動機能する様々なシフト方式考案された。シフト動作をするためのキー制約なくなり専用キーボード用いたりソフトウェア的に変更したりして小指の外側下方位置以外のキー用いたシフト方式考案された。 日本ではコンピュータによる漢字かな混じり文入力黎明期生まれた親指シフト配列により親指によるシフト同時打鍵方式一般に紹介されたことが契機となって様々なシフト位置シフト方式試されるようになった様々なシフトキー試され今日視点から見ると、文字キーシフトキー境目も必ずしもはっきりしたものではない。例えば、かな系配列における濁点キー通常文キー考えられているが、論理的には「濁点シフトキー」と見なすことができる。逆に通常シフトキー捉えられている親指シフト配列における反対シフトキー濁点キー見なすことも可能である。本項ではシフトキー範囲一般より広く捉えて述べる。 以下では、シフトキー機能を「シフトキーがある位置担当する指)」と「シフト挙動」に分けて記述する。これらは互いに独立しており、動作矛盾しない限り組み合わせて使用することができる。 なお、タイプライター同様の動作をするシフト方法本項ではタイプライター方式と呼ぶことにする。

※この「「シフトキー」の成り立ちと多様化」の解説は、「シフトキー」の解説の一部です。
「「シフトキー」の成り立ちと多様化」を含む「シフトキー」の記事については、「シフトキー」の概要を参照ください。

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