ベータ‐しゃだんやく【ベータ遮断薬/β遮断薬】
交感神経β受容体遮断薬
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交感神経β受容体遮断薬(こうかんしんけいベータじゅようたいしゃだんやく、英 beta-adrenergic blocking agent; beta blocker)とは交感神経のアドレナリン受容体のうち、β受容体のみに遮断作用を示す薬剤のこと。β遮断薬(ベータしゃだんやく)、βブロッカーなどとも呼ばれる。臨床的には降圧薬や労作性狭心症患者の狭心症状予防、不整脈(心房細動、洞性頻脈、期外収縮時の心拍数低下)、心不全患者の心機能改善や突然死亡、心筋梗塞の心保護(予後改善)などの循環器疾患に対して用いられる。
- ^ Better Playing Through ChemistryNY Times
- 1 交感神経β受容体遮断薬とは
- 2 交感神経β受容体遮断薬の概要
- 3 臨床適応
- 4 関連項目
β遮断薬
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多くの甲状腺亢進症の症状として、めまい、震え、不安感などがあるが、これは細胞の表面の交感神経β受容体が増える為である。β遮断薬はこの症状を取り除くように働き、めまいに伴う頻脈を落ち着かせ、震えや不安感を減らす。この薬はチオナマイドの治療効果が出るのに何ヶ月もかかることがあり、その間の症状を落ち着かせ管理できるようにする為のものでその原因となっている甲状腺ホルモンの過剰を治す為のものではない。プロプラノロール(イギリス)やメトプロロール(アメリカ)が甲状腺亢進症の症状軽減の為の治療では多く使用されている。
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