beatmania
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/25 23:01 UTC 版)
ハードウェア
基板
シリーズで一貫してSYSTEM-GXのカスタム基板DJ MAINを使用している。性能面では1997年当時においてもやや旧式のものであり、後発バージョンでは公式サイト等でスペックの限界に悩むコメントもしばしば見受けられた(特にCORE REMIX以降)。6thMix以降は筐体内ランキングのデフォルトネームに高性能な基板が欲しいというメッセージが入れられ続けたが、後述の通り最後まで基板が変更されることはなく、THE FINALでは「WE NEED MORE HI.G.H.S..P.EC..」と嗚咽混じりで最後まで言えていないかのような表現がされた[3]。
他のBEMANIシリーズでは基板の変更によりハードウェア性能の向上を行われることがあったが、beatmaniaシリーズでは高性能機『beatmaniaIII』として筐体ごと置き換えることが意図されていたようである(beatmania IIIの頁も参照)。しかしbeatmaniaIIIの出周りが今ひとつ伸びず結局後のバージョンでは1機種分の予算・期間・スタッフでbeatmaniaとbeatmaniaIIIの2バージョンを同時にリリースすることとなり[4]、また既にアッパーバージョンが存在する故にbeatmania自体のスペック向上も行われることはなかった。
ブラウン管の老朽化に伴って、最近では新しいブラウン管(液晶パネルを含み)に交換されている筐体もある。また、スクラッチを別物(ミニは不可)に交換することも可能。
画面の劣化によって見づらいモニターが多いとされるが、新型で(beatmania IIDXなどと同じ仕様)見やすいモニターに交換されていることもある。現役稼働で残っている場合が多い。
家庭用ゲーム版コントローラ
ゲームの性質上、アーケード版の操作デバイスと家庭用ゲーム機の標準コントローラでは操作性が大きく異なるため、アーケード版のものを模した専用コントローラがいくつか発売されている(以下はPlayStation用コントローラの一例)。
- アスキーモデル
- PlayStation版の初代『beatmania』と同時にアスキーから発売された。
- DJ Station PRO
- 1999年1月31日にコナミから発売された。アスキーモデルと比較してターンテーブル部の大型化、ヘッドフォンジャックとそれを利用するためのRCA端子のイン・アウト、押し下げ時のボタン発光といった特徴がある。
- ファミ通モデル
- 『ファミ通』の通信販売でアスキーより発売。アスキーモデルとほぼ同じ仕様でボタンやターンテーブル、筐体色にバリエーションを加えたモデル(MODEL-F)。全3種類、シリアルナンバー付き。
- 『beatmaniaIIDX』専用コントローラ
- PS2用ゲームソフト『beatmaniaIIDX』シリーズ用の専用コントローラ(およびアーケードスタイルコントローラ)も使用することができる。この場合、使用する鍵盤は左側の5鍵に固定されターンテーブルは右に配置する必要がある(ただし"6thMIX+CORE REMIX"にはIIDX用コントローラに対応したオプションが存在し、右側5鍵の使用・左ターンテーブル配置でのプレイが可能)。
- 欧州版専用コントローラー
- 欧州版のbeatmaniaに同梱されていたものでキーは鍵盤状になっている。
その他にもアンオフィシャル製品として「Dj Man」等が存在する。
注釈
- ^ 3rd MIXなど、一部作品では緑色となっている。
- ^ JUST GREATはcomplete MIX以降の追加仕様、ただし5thMIXの一部モードを除く。また、初代のみPOOR判定は「WORST」と表される。
- ^ 一部資料では、KONAMIのプレスリリースが発表された「1997年12月10日」を暫定的に稼働日と記述している例も見られる[6]。
- ^ すなわち、当該作品を個別にセーブするにはメモリーカードが合計8枚必要となる。これに伴い、3rd以降の当該作品は起動時に上書きされる旨の警告画面が表示される(3rd miniは、タイトル画面上部でこの注意事項が記されている)。
- ^ ベース機体はパイオニアのループマスター。
出典
- ^ a b c d “最新作「beatmania IIDX 20 tricoro」のサウンドディレクター陣に聞く,IIDXシリーズの今昔。新曲から制作秘話までみっちり語った2時間を凝縮してお届け (2ページ目)”. www.4gamer.net (2012年10月11日). 2020年11月6日閲覧。
- ^ 2nd Mixサントラパンフレットでの開発者コメントより。
- ^ FINALのデモ動画 の1分59秒参照
- ^ FROM STAFF(beatmania 7th MIX公式サイト)
- ^ “業務用DJシミュレーションゲーム「 ビートマニア 」を発売”. KONAMI プレスリリース. KONAMI (1997年12月10日). 2001年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 今井晋 (2017年12月25日). “Reminiscence for “5KEYS” ーー「ビートマニア」誕生から20周年を迎えた音楽ゲームの回顧録”. IGN Japan. 2020年11月7日閲覧。
- ^ “業務用DJシミュレーションゲーム「ビートマニア」に新バージョン「ビートマニア2nd MIX」発売”. KONAMI プレスリリース. KONAMI (1998年3月18日). 2001年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
- ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2014年8月27日). “カプコン・コーエーテクモ訴訟問題まとめ ― 特許権侵害は『猛将伝』のMIX JOYか?特許期限が今年12月に迫る【追記】”. インサイド. 2020年11月7日閲覧。
- ^ GEIMIN.NET/国内歴代ミリオン出荷タイトル一覧、GEIMIN.NET、(2016年11月1日時点のアーカイブ)
- ^ a b M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、90ページ
- ^ ザ・ワンダースワン vol.1のインタビュー記事より
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