Dragon's Dogma
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主なスタッフ
- 『Dragon's Dogma』
- 『Dragon's Dogma: Dark Arisen』
- エグゼクティブプロデューサー:小林裕幸
- プロデューサー:松川美苗
- ディレクター:木下研人
主題歌
- B'z『Into Free -Dangan-』
- 『Dragon's Dogma』主題歌。
- Raychell『Colis of Light』
- 『Dragon's Dogma: Dark Arisen』主題歌。
関連作品
Dragon's Dogma Quest
2013年7月23日にiOS用、2013年12月19日にPlayStation Vita用にダウンロード配信開始されたRPG。iOS用は2014年10月14日、PSVita用は2015年1月30日に配信終了した。
基本プレイ無料のアイテム課金制。課金アイテム「竜の鼓動」は、ゲームオーバー時の即時コンテニューやカードガチャの利用などに使用する。
3DタイプのオープンワールドアクションRPGだった『ドラゴンズドグマ』に対し、本作は2DタイプのカードRPGとなっている。プレイヤーはフィールド画面から町やダンジョンにカーソルを合わせ、目的地を決定することでゲームを進めていく。ダンジョン内での移動や戦闘は各種カードによって行われ、プレイヤーは覚者としてポーンに武器やジョブをセットし、行動を指示することで敵と戦う。
本作の世界観は『ドラゴンズドグマ』のパラレルワールドの一つという設定であり[37]『ドラゴンズドグマ』に登場した一部のキャラクターたちも登場している。また、当時連載中だったコミカライズ作品『DRAGON'S DOGMA PROGRESS』とのコラボなども行われた。
開発は『ドラゴンズドグマ』のスタッフの多くが引き続き担当しており[38]、ディレクターを担当した伊津野も本作ではエグゼクティブディレクターとして参加している。なお、本作は最初から『ドラゴンズドグマ』のゲームとして開発されていたわけではなく、当時開発中で名前の決まっていなかった本作に、ゲーム性や知名度などの観点から『ドラゴンズドグマ』のタイトルをつけたという経緯がある[38]。
漫画
- DRAGON'S DOGMA PROGRESS
- 作画・平野博寿、監修協力・カプコン
- 白泉社ヤングアニマルのweb雑誌サイト・ヤングアニマルDensiにて2013年4月26日から2014年6月27日まで連載された。
小説
- Dragon's Dogma -The Beginning-
- 著:水野良、イラスト:末弥純。
- パッケージ版『Dragon's Dogma』の先着購入特典。本編のプロローグに登場する覚者・サヴァンとそのポーン・サルドの冒険を描いた書き下ろし小説。プロローグのさらに前日譚に当たる内容で、サヴァンの主君である覇王レオナールや、その娘でありサヴァンの想い人でもあったエリーゼ王女など独自の人物も登場する。
- 後に『DARK ARISEN』発売時や、PS4/Xbox One/PC版発売時に公式サイトで全文が公開された[39][40]。
Webラジオ
- ドラゴンズドグマ 覚者ラジオ
- 『Dragon's Dogma』公式サイトと音泉にて、2012年8月24日から9月21日まで配信された。パーソナリティは、安元洋貴と逢坂良太[41]。
- ドラゴンズドグマ:ダークアリズン 覚者ラジオ
- 音泉にて、2013年3月28日から5月9日まで配信された。パーソナリティは、前ラジオ番組『ドラゴンズドグマ 覚者ラジオ』に引き続き、安元洋貴と逢坂良太[42]。
アニメ
2019年3月12日に発表された本作のアニメーション作品で、正式タイトルは、NETFLIXオリジナルアニメシリーズ「ドラゴンズドグマ」[43]。オンライン映像配信サービスであるNetflixから2020年9月17日[44] |に全世界独占配信、制作プロダクションはサブリメイション[45][46]。
ストーリーとしては、己の心臓をドラゴンに奪われた覚者による復讐譚で、ドラゴン以外にも七つの大罪を意味するモンスターが登場するとされる[43]。
ストーリー
カサディスの村に住む青年イーサンは、あるときドラゴンの来襲により村を焼かれ、愛する妻と自身の心臓を奪われる。「ポーン」の民の導きにより「覚者」として復活したイーサンは、全てを奪ったドラゴンへの復讐を誓い、戦いの旅へと出発する。
登場人物
- イーサン
- 声 - 中村悠一
- ドラゴンに妻と自分の心臓を奪われたことでドラゴンに復讐を誓う覚者。優しく温厚な性格であったが、旅で訪れた人々の欲にまみれた姿や、闘いの中で覚醒しはじめたことで、荒々しく変貌していく。目的であったドラゴンをハンナとの協力で倒したものの、代償として自らもドラゴンへと変貌してしまう。人間としての心がまだ残ったままハンナに愚かな人間を守ってくれと託し、空へと旅立った。
- ハンナ
- 声 - 水樹奈々
- イーサンの窮地を救い寄り添うポーン。出会った当時は人間の考えや行動力に理解を難していたが、共に旅をすることで徐々に理解を示していく。イーサンの命令は全て聞いてきたが、ドラゴンになる前に自分を殺してくれという命令には大粒の涙を流しながら拒んだ。イーサンが最後に残した形見のブレスレットを付け、その後は、人々の平和を願いながら旅をしている。
- オリビア
- 声 - 沢城みゆき
- イーサンが心から愛する妻。村が襲われドラゴンの吐く炎に包まれた。
- ルイ
- 声 - 三瓶由布子
- イーサンとオリビアが可愛がっている少年。村が襲われドラゴンに飲み込まれる。
- サライ
- 声 - 三森すずこ
- サイクロプスの生贄として差し出されたところをイーサンたちに助けられた少女。
- エリザベス
- 声 - 恒松あゆみ
- 旅の途中、ゴブリンたちに襲われていたところをイーサンとハンナに助けられる。傲慢な性格で金持ちであるデオとは財産目当てで結婚したが、村がドラゴンに襲われたことで水の泡となり、デオに対しても冷めた態度をとっていた。たくましいイーサンに対し体を求めたが拒まれる。護衛であるシモンとも関係をもっていた。再びゴブリンに襲われた際にデオが必死で追い払った姿に惚れ直した。
- デオ
- 声 - 興津和幸
- エリザベスの夫。性格が気弱なため、ゴブリンに襲われているエリザベスに対しても動けずじまいだった。また彼女が他の男性と関係を持っていることを知りつつ言い出せなかったが、再びゴブリン勢に襲われた際に無我夢中で剣を振りかざし追い払ったことで勇気が見につく。ただし、これまでのエリザベスへの嫉妬心から彼女を剣で殺してしまう。彼女が再び自分に振り向いてくれたことを知ると、絶望感からその場で自害した。
- バルタザール
- 声 - 中川慶一
- デオとエリザベスを護衛する領都兵。冷静で慎重な性格で貧しい貴族の三男坊。新たな任務から再会したイーサン達との協力で魔物を倒したものの、隠し持っていた財宝に目がくらみ独占しようとしたため、任務を報告すると語ったシモンを刺す。やがてシモンとの相討ちから目が覚めたもの、お互い致命傷を負ったため、二人で息をひきとった。
- シモン
- 声 - 鶴岡聡
- バルタザールの幼馴染で親友の領都兵。おしゃべりで明るい性格。根は真面目でキレイごとは言わない。
- ドラゴン
- 声 - 菅生隆之
- イーサンから全てを奪ったレッドドラゴン。
- ^ Denby, Lewis (2012年1月21日). “Dragon's Dogma preview”. Eurogamer. 2020年5月15日閲覧。
- ^ a b “ドラゴンズドグマ公式サイト”. カプコン (2011年4月12日). 2011年4月12日閲覧。
- ^ a b 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。
- ^ “株式会社カプコン|vol05.小林 裕幸(開発者インタビュー2011)”. 2017年11月15日閲覧。
- ^ “Dragon's Dogma: Why Bother? I'll Tell You”. Game Informer (2012年3月21日). 2012年4月15日閲覧。
- ^ “株式会社カプコン|シリーズソフト販売本数”. カプコン. 2019年9月27日閲覧。
- ^ a b “株式会社カプコン|ミリオンセールスタイトル”. カプコン. 2017年5月24日閲覧。
- ^ デビルメイクライは『3』に一番思い入れがある【ゲームクリエイター伊津野英昭】 日刊SPA! 2013年4月22日
GDC 13: カプコン伊津野氏が明かした『Dragon's Dogma』の企画が通るまで Game*Spark 2013年3月29日 - ^ “「ドラゴンズドグマ 2」開発中!! 「10周年ファンミーティング」にて発表”. game.watch (2022年6月17日). 2022年6月28日閲覧。
- ^ 追憶の石碑の記録者
- ^ エンディング「咆哮」より
- ^ 『ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション』双葉社、56頁。
- ^ サブクエスト「旅路の果て」
- ^ サブクエスト「月下の追跡」
- ^ ただし、本人はその商品を非合法の品とは知らなかったという
- ^ サブクエスト「とんだ結末」
- ^ サブクエスト「ポーンの夢」
- ^ サブクエスト「逢瀬の代償」より。乱心したエドマンによって殺害されそうになるが、そのまま助けないでいるとエリノアは死亡し、以降は登場しなくなる。
- ^ a b サブクエスト「救いの手」
- ^ サブクエスト「過ぎた探求心」
- ^ サブクエスト「広き世界へ」
- ^ a b サブクエスト「逢瀬の代償」
- ^ 『ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション』双葉社、68頁。
- ^ 『ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション』双葉社、74頁。
- ^ 『ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション』双葉社、76頁。
- ^ 『ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション』双葉社、176頁。
- ^ 『ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション』双葉社、185頁。
- ^ 『ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション』双葉社、150頁。
- ^ 『ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション』双葉社、160頁。
- ^ a b c 『ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション』双葉社、170頁。
- ^ a b 『ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション』双葉社、172頁。
- ^ “ドラゴンズドグマ:ダークアリズン(PS4)”. イーカプコン. 2017年7月21日閲覧。
- ^ “PC/PS4/Xbox One版「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」,オリジナルでDLCとして配信されていた各種コンテンツを収録することを発表”. 4Gamer.net (2017年7月20日). 2017年7月20日閲覧。/
- ^ “PC/PS4/Xbox One版「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」,アイテムを素早く使用できる新機能「ホットキー」と基本職3種のジョブアクションが公開”. 4Gamer.net. 2017年11月13日閲覧。/
- ^ https://store.steampowered.com/news/app/367500/view/5220191245401265942
- ^ “『ドラゴンズドグマ』チームらしいゲーム性を実現した『ドラゴンズドグマ クエスト』! 開発者インタビューでこだわりやゲーム作りについて熱弁”. 電撃オンライン. pp. 2/3 (2013年6月13日). 2017年5月24日閲覧。
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- ^ “CAPCOM:Dragon's Dogma (ドラゴンズドグマ) 期間限定公開 -The Beginning-(ザ・ビギニング)”. 2013年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月15日閲覧。
- ^ CAPCOM:Dragon's Dogma -The Beginning-(ドラゴンズドグマ -ザ・ビギニング-)
- ^ “ドラゴンズドグマ 覚者ラジオ”. CAPCOM. 2013年5月23日閲覧。
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- ^ a b “NETFLIXにてアニメシリーズ化決定!”. Dragon's Dogma DARK ARISEN (ドラゴンズドグマ:ダークアリズン) 公式サイト. カプコン (2019年3月12日). 2019年6月30日閲覧。
- ^ “Dragon's Dogma”. Netflix 2020年8月25日閲覧。
- ^ “Partnerships with Anima, Sublimation, and David Production joins deals with Production I.G and bones in 2018”. Netflix Media Center (2019年3月12日). 2019年3月12日閲覧。
- ^ “『ドラゴンズドグマ』がNetflixでアニメシリーズ化決定! 『スプリガン』新作や『オルタード・カーボン』アニメ版などと合わせて発表”. ファミ通.com (KADOKAWA Game Linkage). (2019年3月12日) 2021年3月24日閲覧。
- ^ “日本ゲーム大賞2011|受賞作品|フューチャー部門”. 2017年11月15日閲覧。
- ^ “ファミ通アワード2012授賞式が開催 ゲーム・オブ・ザ・イヤーは『とびだせ どうぶつの森』”. ファミ通.com (KADOKAWA Game Linkage). (2013年4月17日) 2017年11月15日閲覧。
- ^ “PlayStation Awards|Award results in 2012|プレイステーション”. 2017年11月15日閲覧。
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