DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
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DOUBLE DECKER! ダグ&キリル | |
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ジャンル | SF(テクノスリラー) アクション 刑事ドラマ クライム・サスペンス |
アニメ | |
監督 | 古田丈司 |
シリーズディレクター | 安藤良 |
シリーズ構成 | 鈴木智尋 |
脚本 | 鈴木智尋、吉田恵里香 |
キャラクターデザイン | 桂正和(メイン) 板垣徳宏(アニメーション) |
音楽 | 林ゆうき |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | サンライズ DD PARTNERS |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2018年9月 - 12月 |
話数 | 全13話 |
漫画 | |
原作・原案など | サンライズ |
作画 | 榊原瑞紀 |
出版社 | 集英社 |
掲載サイト | となりのヤングジャンプ |
発表期間 | 2018年10月1日 - 2020年3月30日 |
巻数 | 全4巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ・漫画 |
ポータル | アニメ・漫画 |
プロモーション
『TIGER & BUNNY』の新アニメシリーズプロジェクト「バディシリーズ」の企画が2018年1月5日に発表され、同年3月16日に本作の制作・主演キャスト・メインスタッフが正式発表された[4][3]。同年7月5日には追加キャストと放送時期が[5]、同年8月6日にはキービジュアル・作品概要が公開された[6]。
その後、同年9月2日に本作の第1話・第2話の先行上映会が行われ、放送枠・主題歌・Blu-ray・DVDの各種情報が公開され[7]、各配信サイトにて第1話の先行配信が開始された[8]。
ストーリー
ふたつの太陽が昇る都市国家・リスヴァレッタでは、危険な薬物「アンセム」が出回り、それを取り締まる専門捜査機関SEVEN-O(セブンオー)特殊犯捜査係が対応に当たっていた。ヒーローに憧れる若い警官キリル・ヴルーベリは、ひょんなことからSEVEN-Oに配属され、ベテラン捜査官ダグラス・ビリンガムと「ダブルデッカー」を組み、アンセムを巡る様々な事件に挑む。
登場人物
主要人物
- ダグラス・ビリンガム / ダグ(ベテラン)[9]
- 声 - 三上哲[1][10]
- 「SEVEN-O」所属の刑事。階級は巡査部長。通称は「ベテラン」。現在はキリルとダブルデッカーを組む。先代の相棒はデリック。
- 名前の通りのベテラン刑事だが普段は気の抜けた雰囲気の中年男。オフの時は緩いが、思考速度が非常に早く、鋭い洞察力で事件を解決に導く。
- とある事件で協力を要請したキリルを「SEVEN-O」に推薦した張本人。常に冷静沈着で、真っ直ぐなキリルをからかう大人の余裕を漂わせているものの、「最初の相棒」を喪った事件を理由に、エスペランサ絡みの事件でだけは冷静でいられなくなる。
- キリル・ヴルーベリ / キリル(カリアゲ)[9]
- 声 - 天﨑滉平[1][10]
- とある事件をきっかけに「SEVEN-O」に転属することになった制服警察官。階級は巡査。通称は髪型から「オカッパ」→「カリアゲ」に決定した。ダグとダブルデッカーを組む。
- 女性と見紛う整った容姿と特徴的な髪型を持つ若者。幼い頃から「ヒーロー」に憧れ、そうなるべく努力をしているが、単純バカであるため暴走しがち。一見すると騒がしいものの、心優しく表裏のない性格で、仲間の悩みをそれとなくサポートしたり、無意識のうちに的確なフォローを入れる。そういった性質で、少しずつ「SEVEN-O」内での立場を確立していく。
- 貧困層の生まれで、子供の頃に失踪した姉を捜していた。また大学進学の奨学金を得るために遺伝子学の論文を「適当に選んで」書き上げるなど、単純一途な思考に反して非常に明晰な頭脳の持ち主。
- ディーナ・デル・リオ / ディーナ(ピンク)[9]
- 声 - 早見沙織[1][10]
- 「SEVEN-O」所属の女刑事。階級は警部補。通称は「ピンク」。キャサリンとダブルデッカーを組む。
- ショッキングピンクのツインテールと際どいミニスカートという刑事らしくない格好にこだわりがある。
- 攻撃的でチンピラのように口が悪く、よくトラヴィスや一般人に暴言を吐くことが多い。狙撃の腕は確かで、型破りな振る舞いを許されるだけの優秀な刑事でもあり、「私は生まれながらの聖人、私のやることは全て正しい」という絶対の自信を持つ。
- もともと相棒を持つことを忌避していたが、かつて飼っていた愛犬と同じ名前だったために、ケイをダブルデッカーに迎えることを二つ返事で承諾した。
- キャサリン・ロシュフォール / ケイ(ルーキー)[9]
- 声 - 安済知佳[1][10]
- 「SEVEN-O」の補欠要員として転属してきた女刑事。階級は巡査。通称はキリルが一日だけ名乗っていた「ルーキー」を継承する。愛称はケイ。ディーナとダブルデッカーを組む。未成年。
- 能力は高いものの規則にとらわれがちで融通の利かないところがある。そのため型破りなディーナと現場で衝突することが多いが、同時にとある事件から彼女に尊敬の念を抱くようになる。
- 小柄な女性だが非常に健啖家で、食事中は細かいことが気にならなくなる。
- マキシーン・シルヴァーストーン / マックス(ボクサー)[9]
- 声 - 大地葉[1][10]
- 「SEVEN-O」所属の女刑事。階級は巡査長。通称は「ボクサー」。愛称はマックス。ユリとダブルデッカーを組む。
- パンクファッションのクールな女性。かつては名門校のプリームス学園に通っていた地味な女学生だったが、ボーイフレンドのコナーにトランスジェンダーであることを打ち明けられ、結果的にダンスパーティーを巡る差別事件からコナーとは離別したが、以後男性装をするようになった。
- ユリ・フジシロ / ユリ(ロボット)[9]
- 声 - 種﨑敦美[1][10]
- 「SEVEN-O」所属の女刑事。警部補。通称は「ロボット」。マキシーンとダブルデッカーを組む。
- 髪と服装がすべて白い清楚な女性だが、通称の通り人間ではなくロボット。マキシーンと同居しており、彼女から色々なことを学んでいる。
- 11話で爆弾を仕掛けられたSEVEN-Oを守るため、爆弾ごと窓から飛び降り自爆した。実は自爆したのはメンテナンス中コーヒーをこぼしたトラヴィスによってすりかえられたスペアボディで、本体は無事だった。
SEVEN-O
- トラヴィス・マーフィー / トラヴィス(ボス)[9]
- 声 - 小山力也
- 「SEVEN-O」を取り仕切る刑事。階級は警部。通称は「ボス」。
- 仲間を通称(あだ名)で呼んだり、キリルの暴走に乗っかったりと、子供じみた趣味があり、キリルと似たタイプの「バカ」。権力に尻尾を振るタイプ。
- ソフィー・ゲンズブール / ソフィー[9]
- 声 - 遠藤綾
- トラヴィスの秘書。外見は純真無垢だが、色仕掛けで情報をとってきたり、トラヴィスの財布を盗んで捜査費用としてピンクに渡すなどしたたかな一面を見せる。
- アップル・ビーバー / アップル(ドクター)[9]
- 声 - 永塚拓馬
- 弱冠17歳にしてSEVEN-Oに支給される装備品の開発を任されている天才少年。「アップル」という名前を気に入っていないらしく、周囲には「ドクター」や「博士」と呼ばせようとする。
エスペランサ
- ザベル・フランケン / Z[9]
- 声 - 青山穣
- ダグが赴任一年目だった頃に捕まえた老犯罪者。6人を殺害した死刑囚だが、逮捕された原因は軽犯罪だった。
- 「エスペランサ」において「Z」のコードネームを与えられた幹部だが、最後尾のアルファベットを持つように卑小で他人を信じられない老人。看守のリッキー(声 - 大畑伸太郎)からは陰湿な虐めを受けている。
- 死刑を目前にして自分がかつて殺害したエスペランサの「A」アガペドゥス・クロイドの死体の情報を持ち出し、アンセム絡みの事件であることを暴露して司法取引を持ちかける。
- その正体はエスペランサの首魁でありバンブーマンの主にあたる存在。彼の手引きによって脱獄する。リッキーとも内通し気弱な死刑囚を装っていたが、好物のチョコレートタルトを演技の最中に台無しにされたことから彼を処刑する。
- 悪の美学ともいうべき独自の信念を持っている、終盤バンブーマンことブライアン・クーパーに裏切られ他の構成員と共に殺されたかに見えたが、大やけどを負っても生存しておりダグに接触しクーパーに対しての情報を提供する。そしてダグ達に敗れ逃亡しようとするクーパーにけじめをつけた。
- バンブーマン / ブライアン・クーパー[9] / B
- 声 - 浪川大輔(バンブーマン)/ 玄田哲章(ブライアン・クーパー)
- バンブーマン
- 道化師のように白塗り顔とカラフルなメイクを持ち、赤い宝石の総入れ歯を持つ奇妙な男。
- アンセムの売買を取り仕切る組織「エスペランサ」において、26人のうち「B」のコードネームを与えられた幹部の一人。アンセムのオーバードライブ反応はないものの、アンセム使用者と同等か、それ以上にすさまじい身体能力を持ち、単体で警官隊を半壊させることができる。
- ブライアン・クーパー
- リスヴァレッタの最高機関である軍部長官。
- キリルの口癖から彼が二つ目の太陽「ニカイ」出身と気付き、彼の過去を伝え、保護の名目で軍部へとスカウトする。
- その正体は「ニカイ」からやってきた強化人間であり、エスペランサの「B」バンブーマン。「ニカイ」で強化人間を作るための薬品を安定させるため、リスヴァレッタの人間を実験台にするべくザベルを利用してアンセムを流通させた、アンセム事件すべての元凶といえる存在。本人はアンセムを安定させた状態にあるため、オーバードライブせずに超人的な身体能力を発揮する。
- クーパー打倒に現れたダグ達によりアンセムの特性を利用され敗北し、自分は逃亡しようとするがザベルの復讐を受ける。
- グッドルッキング・ジョー
- 声 - 三木眞一郎
- 顔に傷のあるナルシスト。エスペランサの構成員で麻薬密売を担当する。素行に問題があり当初は別の土地に居たが、ザベル復帰を契機にリスヴァレッタへ戻ってきた。
- ダグの最初の相棒・パットを、「靴墨の色を間違えた」という理由で13発の弾丸を撃ち込んで殺害した仇敵。アンセムを使用しておらず、卑怯な手段でダグを追い詰めるものの彼の機転によって敗北。臆病な本性を曝け出し、現行犯逮捕された。
その他の人物
- デリック・ロス / デリック[9]
- 声 - 小山剛志
- ダグの元相棒。現在はSEVEN-Oを退職し、夢だったバーテンダーになり、バスを改造したバーを開いている。キリル奪還作戦ではディーナたちに請われ、しぶしぶバスを運転して軍部研究施設に突入した。
- ヴァレリー・ヴルーベリ / ミラ[9]
- 声 - 藤原祐規
- キリルに瓜二つの容姿を持つ、実の姉。彼が幼少期の頃から失踪していたが、デリックのバーにアルバイトとして雇われた際、弟と再会する。
- 本名ではなく「ミラ」の名を名乗っている。男性だが、弟のキリルは再会するまで気づかなかった。
- パトリシア・モリーノ / パット
- 声 - 西川舞
- 8年前に死亡したダグの最初の相棒。グッドルッキング・ジョーの不興を買ったことで射殺される。
- 当時12歳だった少女で、靴磨きをする傍ら情報屋としてダグをサポートしていた。彼が護身用として渡そうとした銃を「警察官がルールを破っちゃダメ」という理由で受け取らず、その言葉がダグの規範への意識の根底になっている。彼女の死はダグの心に影を落とし、彼がエスペランサに執着する一因になっていた。
- 大家[9]
- 声 - 磯部万沙子
- キリルが住む自宅の大家。ずけずけとキリルのプライベートに踏み込んでくる豪快な老婆。キリルの弱みになり得る「写真」を持っているらしい。キリル奪還作戦では武装して参加していた。
- ポチ[9]
- 大家が飼っている猫。キリルの部屋に良く居座ることが多い。
用語
- アンセム
- リスヴァレッタに出回る違法薬物。バッジ型にパウチされており、首に貼って摂取する。致死率は30%と高いが求める者が後を絶たない。遺伝子に直接作用して人間のあらゆるリミッターをはずす「オーバードライブ」という現象を起こす。オーバードライブした人間は体が巨大化し怪力で暴れるようになるが、2話の脱獄囚ヘンリーや8話のカミラのように美男美女になることもある。アンセム使用者の案件は使用疑いのフェイズ1、使用確定のフェイズ2、オーバードライブのフェイズ3に分けられ、フェイズ2でSEVEN-Oに捜査権が移譲する。
- 対AMS弾
- オーバードライブしたアンセム使用者を治療・鎮静化させる銃弾型の薬剤。5種類の劇薬を調合して作られるがその配合は軍部の機密事項となっている(SEVEN-O自体は警察ではなく軍部所属の組織)。SEVEN-O捜査官は5種の薬剤を混合する特殊な装置を身に着けており、発射前に都度調合して銃弾に装填する。
- ガジェットアイ
- アップルが開発したコンタクレンズ型のガジェット。アンセム使用者のフェイズを見分ける機能などを持つ。対AMS弾は使用者の状態ごとに調合を変えなければならないので、ここで使用者の状態を分析し、調合を決定する。9話では視界の共有機能が追加され、捜査に貢献した。
- ニカイ
- リスヴァレッタのふたつの太陽のうちのひとつ。地上とは異なる文明を持つ。軍部によって便宜上「ニカイ」と呼ばれている。元は地上を離れ、移住してコロニーを作った人類。先住者との争いに勝つため兵士の身体を強化する「GMS(Genetically Modified Soldier)計画」を進め、小型化した薬剤を開発したが、実用化には臨床データをとる必要があったため、地上の人類を利用する。薬剤をアンセムと名付けてエスペランサに流通させ、治療できる技術を軍部に与えた。
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