トリガーハート エグゼリカ 登場キャラクター

トリガーハート エグゼリカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 08:21 UTC 版)

登場キャラクター

プレイヤーキャラ

プレイヤーは、エグゼリカまたはクルエルティアの2人から1人を選んでゲームをプレイする。PS2版では、これに追加キャラクターのフェインティア(オリジナル)を加えた3人の中から1人を選択できる。

エグゼリカ(TH60 EXELICA
声 - 河原木志穂
本作の主人公。すみれ色の髪に童顔、白いスクール水着を着ているような外観のトリガーハート。トリガーハート中の最新鋭機であり、ダウンサイジングに成功したため体躯も小柄[5]。彼女の意志に従って駆動する半自律随伴砲撃艦「アールスティア」(Ar'stear)とアンカーユニット「ディアフェンド」(D'rfend)を従えて戦闘する。
移動スピードが他のキャラクターよりも遅いが、ショットが一定周期で拡散するタイプなので小型敵の殲滅力が高く、初心者プレイヤー向けのキャラクターとして位置づけられている[5]
  • ショットタイプ:威力の低い広範囲型
  • 移動スピード:並
  • アンカーを引き寄せる速度:並
クルエルティア(TH32 CRUELTEAR
声 - 清水こずえ
赤い髪を持ち、黒い競泳水着を着ているような外観のトリガーハート。エグゼリカに先行して生まれた「姉」であり[5]、エグゼリカからは「姉さん」と呼ばれて慕われている。気性はやや熱血気味であるという設定[5]。主力装備は半自律随伴砲撃艦「カルノバーン」(Cr'nbarn)2機。うち1機は応急改修によりアンカーユニット「カルノバーン・ヴィス」として運用されている。
ショット範囲は狭いが[5]、前方集中型で途切れることなく連射できる。移動速度もあるため、敵のコントロールがしやすい。
  • ショットタイプ:威力が並の集中型
  • 移動速度:速い
  • アンカーを引き寄せる速度:速い
フェインティア(オリジナル)(TH44 FAINTEAR
声 - 水樹奈々
劇中においてフェインティアの名で呼ばれるキャラクターは2体存在し、このうち敵キャラクターとして登場する「フェインティア・イミテイト」はその名の通り本物のフェインティアを模したコピーという設定である(後述)。本物、すなわちオリジナルのフェインティアは、DC版においてはクルエルティアのストーリーモードで名前が登場するのみだが、PS2版ではプレイヤーキャラとして使用でき、その場合のみ独自の設定で登場する。なおPS2版でもエグゼリカまたはクルエルティアを自機として選択すると最後まで登場せず行方不明のままとなり、DC版に準じた描写になっている。
オリジナルのフェインティアはクルエルティア以降、エグゼリカ以前に起動したトリガーハートで[6]、最新型であるエグゼリカは彼女の存在を知らない。DC版やPS2版におけるクルエルティアのストーリーモードでは、かつてクルエルティアと行動を共にしていたことがあったと言及されている。単機での作戦中にヴァーミスに捕獲されたとされ、どこに捕らえられているかはフェインティア・イミテイトも知らない[7]
PS2版で自機として登場するフェインティアには、ヴァーミスに捕獲された後で脱出したという設定がなされている。本来の装備の半自律随伴砲撃艦は失っており、代わりの装備としてテスト用砲撃艦「ガルシリーズ」2機を用いている。ガルシリーズは砲撃専用艦「ガルトゥース」、砲撃&アンカー艦「ガルクアード」で構成されている。
レーザーの威力が高く、自機と縦軸を揃えて動く性質から移動しながら薙ぎ払うことも可能だが、画面から消えるまで次弾の発射ができない。全キャラクター中最速でレーザーの火力もあって殲滅力の高さは随一だが、弾幕の密度の高いエリアではそれが仇になる。ロックオンのショットはレーザーよりも火力に劣る反面スピードが落ち着く。
このように利点、欠点がはっきりとした性能をした(スタッフの弁を借りれば「ジャジャ馬」)キャラクターであり、他の2キャラとは別のゲーム性を持っている。
  • ショットタイプ:威力が高いレーザーショット
  • 移動速度:極端に速い
  • アンカーを引き寄せる速度:速い

その他

フェインティア・イミテイト(FAINTEAR IMITATE
声 - 石橋優子(アーケード、DC、XBLA、Switch)、桑谷夏子(ドラマCD、PS2)
シースルー状のボディスーツをまとって出現し、エグゼリカ、クルエルティアと敵対する謎のトリガーハート。
外部拡張攻撃ユニット「ファルドット」は高エネルギー収束型「ファルドット・ナクト」、中射程砲撃型「ファルドット・ヴィス」、高機動型「ファルドット・メル」、イミテイトがエグゼリカとクルエルティアに託し、彼女達が地球で起ったヴァーミスとの戦闘記録のデータを搭載する為に使った外殻「ファルドット・シェル」の4種類が確認されているほか、設定画のみで劇中未登場の随伴砲撃艦を模したタイプもある。
アーケードモードでは1面、3面でアイテムカウンタを一定以上稼ぐとボスを倒した後に出現し交戦となり、5面でボスの前に登場するものの自動でストーリーが進むため戦闘はしない。ドリームキャスト版およびPS2版のストーリーモードでは、アイテムカウンタを稼がずとも1面、3面、5面で登場し、その全てで交戦となる。Xbox Live版は1面と3面ではアーケード版と同様だが、さらに5面での登場時も交戦するように変更された。
その正体は、ヴァーミスがオリジナルのフェインティアを捕えて解析して作り出したコピーで、名称もオリジナルのフェインティアに似ているため(クルエルティアがオリジナルのフェインティアに誤認するほど)に付いた暫定的なものであり、ヴァーミス側でも発掘機材と呼称し、名称を与えていない。オリジナルのフェインティアが登場するPS2版では、専ら「イミテイト」と表記されている。
解析が不完全なため、もっと強くなるために本物のトリガーハートのパーツ(特にアンカーユニット)を求めている。
DC版/PS2版ストーリーモードのクルエルティアトゥルーエンド、およびPS2版ストーリーモードのフェインティア(オリジナル)トゥルーエンドでは、ヴァーミスによる精神支配を脱したことでトリガーハートとしての誇りに目覚め、冷静沈着な性格も取り戻す。
PS2版のアーケードモードおよびXBLA版では、ヴァーミスの支配を脱した際の性格がDC版/PS2版のストーリーモードと異なり、怒りに任せてヴァーミス・エンダを叩きのめすなど、コントロール下状態よりも豪快な性格に描写されている。
iアプリ版のオマケゲーム『KUMASH!』では、エグゼクマと共にプレイヤーキャラとして使用できるようになっている。
エグゼクマ
声 - 渡辺久美子
ドラマCD、およびアルカディアの専門コーナーに登場した、フェインティア・イミテイトのお付きのクマ型。
カレーライスを作るように言われても「かたくなに」ハヤシライスを作る(その真意は不明)ため、イミテイトはハヤシライスをカレーライスと勘違いしている。
エグゼクマの顔は左右の目が「E」、口が「x」になっており、組み合わせると「Ǝ x E」……つまり「エグゼ」と読める、という「お遊び」になっている。なお、向かって左の「E」は裏焼きであるが、これはタイトルロゴの「ƎXELICA」にも見られるとおり、デザイン上の処理である。
なお、ドラマCDでは毒な言葉を結構吐いたり、ボケ突っ込みの両方をこなしたりと、ゲーム本編には登場しないキャラならではの自由な行動を見せる。
iアプリ版のオマケゲーム『KUMASH!』では、イミテイトと共にプレイヤーキャラとして使用できるようになっており、ゲームのほうでは初登場である。
オムレット
エグゼリカが地球で飼っている猫。エグゼリカエンディングに登場する。
当初はストーリー原案で名前のみ設定されていたが、DC版には出てこない。PS2版ではストーリーモードの複数の場面に登場し、スキルトールの勧めでエグゼリカが名前を命名したことなどが回想されている。
カルナ(C'r_na
声 - 福圓美里
トリガーハートを回収・保護・修復する支援艦(バックアッパー)「カルナダイン」の搭載AI。緑色の髪をした少女の姿が与えられているが、これはインターフェースの役割を果たす立体映像であり、物理的に“歩く”必要もないためその脛の先端は足首がなくノズル状になっている。当初、カルナダインはストーリーの原案のみの存在であったがPS2版にて初めて登場し、そのAIであるカルナの容姿も設定された[8]。トリガーハートたちの戦闘中は後方で待機しているという設定だが、オープニングアニメや、ストーリーモードのプロローグ、エンディング、フェインティア(オリジナル)のアーケードモードのみプレイできるステージ0に登場している。
スキルトール
声 - 上田燿司
地球でエグゼリカたちと出会い、保護した地球の老人。
エグゼリカとクルエルティアを娘として扱い、エグゼリカにはおとうさんと呼ばれる。これは、「おじいちゃん」と呼ばれるのを嫌がっているため。
ストーリー原案のみの存在だったが、PS2版のストーリーモードにおいて、プロローグや回想などに登場している。
ワット
スキルトールが飼っている犬で、クルエルティアに懐いている。PS2版のストーリーモードに登場する。
プレータ
声 - Kohichi Kazumura
フェインティア(オリジナル)が搭乗している支援艇の搭載AI。カルナとは異なりイメージデータがなく、ゲーム本編では無機的なコンソール画面として描かれている。PS2版のストーリーモードに登場する。

注釈

  1. ^ キャラクターデザインを担当したGRAのこだわりで、「トリガーハート」と「エグゼリカ」の間は全角スペースで区切るのが正式な表記とされている[1]

出典

  1. ^ a b c d e f 設定資料 第七回『エグゼリカ・ユニット装備状態そのニ』”. トリガーハート エグゼリカ 童公式サイト. . 2011年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月17日閲覧。
  2. ^ a b c コネタ”. トリガーハート エグゼリカ セガ公式サイト. セガ. 2013年2月25日閲覧。
  3. ^ 画面説明とV.B.A.S.”. トリガーハート エグゼリカ セガ公式サイト. セガ. 2013年2月25日閲覧。
  4. ^ トリガーハートエクゼリカ 用語集”. トリガーハート エグゼリカ セガ公式サイト. セガ. 2012年12月30日閲覧。
  5. ^ a b c d e キャラクター紹介”. トリガーハート エグゼリカ セガ公式サイト. セガ. 2013年2月25日閲覧。
  6. ^ character_01”. トリガーハート エグゼリカ エンハンスド アルケミスト公式サイト. アルケミスト. 2012年12月26日閲覧。
  7. ^ DC版/PS2版ストーリーモード、クルエルティアでラストボスを撃破した際のイベントによる。
  8. ^ character_02”. トリガーハート エグゼリカ エンハンスド アルケミスト公式サイト. アルケミスト. 2012年12月26日閲覧。
  9. ^ 店舗特典イラスト公開!”. トリガーハート エグゼリカ エンハンスド アルケミスト公式サイト. アルケミスト. 2013年2月25日閲覧。
  10. ^ 滝沢修 (2008年7月25日). “アルケミスト、PS2「トリガーハート エグゼリカ エンハンスド」アーケードで人気のSTGが新キャラを加えてPS2に登場”. GAME Watch. Impress Watch. 2013年2月25日閲覧。
  11. ^ a b iモードでもアンカーショット! 『エグゼリカ』ケータイアプリに”. 電撃オンライン. アスキー・メディアワークス (2008年12月1日). 2012年11月20日閲覧。
  12. ^ a b iモード『エグゼリカ』サイトで期間限定の無料キャンペーン実施”. 電撃オンライン. アスキー・メディアワークス (2009年9月1日). 2013年6月23日閲覧。
  13. ^ ねんどろいど エグゼリカ&ユニットセット”. ねんどろいど. グッドスマイルカンパニー. 2013年2月14日閲覧。
  14. ^ トリガーハート エグゼリカ お知らせ”. コスモマキアー公式(Cosmomachia_official). コスモマキアー. 2023年5月15日閲覧。
  15. ^ 17年以上の時を経て始動!「トリガーハート エグゼリカ」復活応援プロジェクト!”. Makuake. Makuake. 2023年8月7日閲覧。
  16. ^ 17年以上の時を経て始動!「トリガーハート エグゼリカ」復活応援プロジェクト! パッケージ版発売決定のお知らせ”. Makuake. Makuake. 2023年8月10日閲覧。
  17. ^ 17年以上の時を経て始動!「トリガーハート エグゼリカ」復活応援プロジェクト! 【ご報告】サントラCD鋭意制作中”. Makuake. Makuake. 2023年9月6日閲覧。


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