金利スワップ 金利スワップの種類

金利スワップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/11 14:01 UTC 版)

金利スワップの種類

プレイン・スワップ(Plain Swap)
最も基本的な金利スワップ(固定対変動で変動と固定の支払日が同じ、想定元本が一定、など)を プレインスワップと呼ぶことがある。
ベーシス・スワップ(Basis Swap)
変動金利同士の金利スワップ。6ヶ月物LIBOR対3ヶ月物LIBOR、LIBOR対TIBOR、米ドルSOFR対日本円TONAなど。同一通貨の場合も異なる通貨の場合もある。[3]
通貨スワップ(Cross Currency Swap)
異なる通貨間のスワップを通貨スワップ(クロスカレンシースワップ)と呼ぶ。元本の交換があるもの、さらに元本部分を為替レートにより定期的にリバランスするものがある。[4]
クーポン・スワップ(Coupon Swap)
通貨スワップのうち、元本の交換がないものをクーポン・スワップと呼ぶ。[5]
シングル・ペイメント・スワップ(Single-Payment Swap, SPS)
キャッシュフローが一回だけのものをシングル・ペイメント・スワップと呼ぶことがある。
オーバーナイト・インデックス・スワップ(Overnight Indexed Swap, OIS)
一方、または両方のキャッシュフローが翌日物コールレートや、FF金利、EONIAなどの翌日物の金利と連動するものをオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)と呼ぶ。通常、OISレッグのキャッシュフローは1日毎の複利で計算される。
アモータイジング・スワップ(Amortizing Swap)
想定元本を定期的に減少させていくスワップ。
インデックス・アモータイジング・スワップ(Index Amortizing Swap)
指標とする短期レートやインデックス(例えばLIBOR)の変動幅により想定元本の減少量を決定するスワップをインデックスアモータイジングスワップと呼ぶ。これは通常の金利スワップとスワップションを組み合わせたものである。
アクリーティング・スワップ(Accreting Swap)
想定元本を定期的に増加させていくスワップ。
インデックス・アクリーティング・スワップ(Index Accreting Swap)
指標とする短期レートやインデックス(例えばLIBOR)の変動幅により想定元本の増加量を決定するスワップをインデックスアクリーティングスワップと呼ぶ。これは通常の金利スワップとスワップションを組み合わせたものである。
ローラーコースター・スワップ(Rollercoaster Swap)
想定元本を減少させたり増加させるスワップ。
インフレーション・スワップ(Inflation Swap)
固定金利と消費者物価指数などの物価指数と連動する変動金利のスワップ。[6]



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