超時空要塞マクロス THE FIRST 超時空要塞マクロス THE FIRSTの概要

超時空要塞マクロス THE FIRST

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 08:14 UTC 版)

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超時空要塞マクロス THE FIRST
漫画
原作・原案など スタジオぬえ超時空要塞マクロス』より
作画 美樹本晴彦
出版社 角川書店
Cygames
掲載誌 マクロスエース
ニュータイプエース
コミックNewtype
サイコミ
レーベル カドカワコミックス・エース
発表期間 2009年2月 -
巻数 既刊6巻
テンプレート - ノート

2009年、本作品と同時に創刊された『マクロスエース』(角川書店 現・KADOKAWA刊)での連載開始後、連載媒体を何度か変え、現在はウェブコミックとして配信されている(詳細は#連載媒体の変遷を参照)。

概要

1982年にテレビアニメとして放送された『超時空要塞マクロス』は可変戦闘機をはじめとするメカニック、三角関係を描いた恋愛ドラマ、そして「歌」をフィーチャーした展開によりヒットする。1984年には劇場用映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』が公開され、1980年代を代表するアニメの地位を獲得する。その後も『マクロス7』や『マクロスプラス』など数々の作品が制作され、シリーズ化されてきた。

2008年には「マクロスシリーズ」25年記念作品『マクロスF』がヒットし、シリーズの再評価が進む。そこで、劇中にてマクロスが発進したとされる2009年を記念し、後のシリーズ作品を踏まえつつシリーズの原点を再構築した本作が連載開始された。

ストーリーはテレビアニメをベースにしつつ、OVA『マクロス ゼロ』の完結後から連なる前日譚など、放送後に設定された要素も加えられている。また、キャラクターやメカニックのデザインは『愛・おぼえていますか』の要素を織り交ぜつつ、リニューアルや新設定も盛り込まれている。そのほか、折りたたみ式携帯電話デジタルフォトフレームといった現実の2009年の風俗も取り入れられており、携帯電話でのメールの送受信や写メールの撮影シーンなども描かれている。

作者の美樹本は本作以前の作品まではペンと原稿用紙を用いるアナログ方式で漫画を描いていたが、本作で初めてパソコンの漫画製作ソフトを導入している。このため、ドスパラの協力で新たにパソコンを購入している。

アニメシリーズ第1作を当時のキャラクターデザイナー自身の手でリメイクするという手法や新創刊の専門誌への掲載といった点に、アニメ『機動戦士ガンダム』の元キャラクターデザイナーである安彦良和の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』からの影響が見られる。

連載媒体の変遷

2009年創刊の『マクロスエース』Vol.001にて連載を開始。同誌は『マクロスF』中心の誌面構成だったが、本作は毎号表紙と巻頭を飾るなど主力的な位置づけにあった。『マクロスエース』が2011年Vol.008を最後に事実上の休刊を迎えると、同年9月より雑誌『月刊ガンダムエース増刊 ニュータイプエース』(角川書店)へ移籍し、連載を継続した。

2013年に『ニュータイプエース』が休刊した後はウェブコミックでの連載体制へ移行し、2014年より『コミックNewtype』で本編のストーリーから遡る「南アタリア島」編を連載していた[1]が、2016年秋以降はおよそ2年間休載状態が続いた。

2018年2月からはKADOKAWA系列を離れ、Cygamesが運営するWebコミック配信サイト『サイコミ』に移籍し、第1話から加筆改訂された「再起動(リブート)版」を毎週日曜に連載(配信)している[2]

2019年10月、サイコミでの連載休止が発表された[3]。作者公式サイトでは、再掲載をしつつ「ミス・マクロス編」の開始準備を進めていたが、諸般の事情により一旦休止になったことと、今後はサイコミと版権元のビックウエストと相談の上、再開の機会を待つことになる、と報告している[4]


  1. ^ “Webコミック誌「コミックNewtype」本日7/1よりスタート!鈴木小波「黄昏の買い食い部」連載開始!「超時空要塞マクロスTHE FIRST」最新話7/4配信!” (プレスリリース), PR TIMES, (2016年7月1日), https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002480.000007006.html 2021年3月19日閲覧。 
  2. ^ “美樹本晴彦「超時空要塞マクロス THE FIRST」がサイコミで再始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年2月26日). https://natalie.mu/comic/news/271026 2018年2月26日閲覧。 
  3. ^ サイコミ [@cycomi] (2019年10月27日). "『超時空要塞マクロス THE FIRST』は、諸般の事情により連載休止とさせていただきます。" (ツイート). Twitterより2019年10月28日閲覧
  4. ^ 「マクロスTHE FIRST」につきまして”. Information. 美樹本晴彦 公式サイト -Interlude- (2019年10月). 2019年10月28日閲覧。
  5. ^ 『マクロス ゼロ』に登場した「アスカII」の同型艦。


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