解像度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 22:48 UTC 版)
色解像度
また、1点ごとに何種類の色を持つことができるかを色深度、色解像度または色分解能と呼ぶ。色解像度は多くの場合、光の三原色である「赤・緑・青」のそれぞれの基本色の強さを何段階で表現できるかによって示される。また、この段階数の2の対数を用いてビット数として表現することが多い。例えば、色解像度の高いデータとして現在広く用いられている24ビットトゥルーカラーと呼ばれるビットマップ画像の場合、各色256段階の色解像度を持つ。これは各色8ビット、合計24ビットの色解像度であると表現される。
人間の目
人間の目は光の三原色のうち青に対する感度が弱いことが知られている。このため、赤・緑に較べて青の色分解能は低くても画質に与える影響が少ない。このことより、赤・緑に6ビットずつと青に4ビットの計16ビットで色を表現したり、赤・緑に3ビットずつと青に2ビットの計8ビットで色を表現するという事もしばしば行なわれる。これらの色表現は16ビットトゥルーカラー、8ビットトゥルーカラーと呼ばれる事がある。また、赤と青に5ビットずつ、緑に6ビットを割り当てたものや赤・緑・青に5ビットずつ割り当てたものはハイカラー (high color) と呼ばれる。
一般には、人間の目はおよそ1,000万色を見分ける能力があると言われている。色解像度が24ビットあると、224=16,777,216色を表現できることになり、これは人間の目の特性を超える。しかし、上記のように色によって人間の目の色分解能は異なり、赤は10ビット程度無いと足りないとする研究結果もある。このため、映画用の画像作成などの色再現性を重視する場合には、赤・緑・青それぞれに10ビットずつを割り当てた30ビットの色解像度をもつデータを用いることもある。
- ^ BITMAPINFOHEADER (wingdi.h) - Win32 apps | Microsoft Learn
- ^ “Digital Imaging Tutorial - Basic Terminology”. preservationtutorial.library.cornell.edu. 2023年11月20日閲覧。
- ^ 画素数とは - 意味をわかりやすく - IT用語辞典 e-Words
- ^ DPI and device-independent pixels - Win32 apps | Microsoft Learn
- ^ Support different pixel densities | Android Developers
解像度と同じ種類の言葉
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