終焉ノ栞プロジェクト 終焉ノ栞プロジェクトの概要

終焉ノ栞プロジェクト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 14:25 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

概要

プロジェクトの主となるのは上記の通り150P制作によるVOCALOID楽曲である。『孤独ノ隠レンボ』『ニセモノ注意報』『完全犯罪ラブレター』『猿マネ椅子盗りゲーム』『在来ヒーローズ』『終焉ノ栞』『負け犬至上主義』などがYouTubeニコニコ動画で発表されている[2][3][4]

これら楽曲を制作する150Pを「主犯」と呼称しており、ほかに参加しているクリエイターとして、スズム(ストーリーテラーと呼称。楽曲の作詞を担当するほか、作家として小説の執筆をおこなっている)、さいね(デザインを担当)、こみね(イラスト、動画を担当)、(イラストを担当)、ぎぶそん(ギタリスト)の5名がいる(計6名)。いずれもニコニコ動画を中心に人気を博すクリエイターである[5][6]

2012年4月におこなわれた「ニコニコ超会議」での顔合わせをきっかけとして、楽曲制作がおこなわれた[3]。これら楽曲は、作中「終焉ゲーム」と呼ばれる「謎のゲームに巻き込まれた登場人物たちを中心とした学園ミステリー」を模しており[5][7]、その謎に満ち難解なストーリーや世界観がファンに支持されている[2][7]

メディアミックスとして、150PによるCDアルバム「終焉 -Re:write-」をはじめとし、 前述した楽曲の作詞を務めるスズムによるノベライズ、および結城あみのによるコミカライズが2013年1月号より月刊コミックジーンで連載されている[2]。そのほかにはカラオケの鉄人とのコラボレーションイベント[8]がおこなわれるなどしている。2013年12月13日からKONAMIの音楽シミュレーションゲームアプリでコラボパックを配信すると発表され『jubeat plus』では「完全犯罪ラブレター」、「孤独ノ隠レンボ」、「ニセモノ注意報」、「猿マネ椅子盗りゲーム」を、『REFLEC BEAT plus』では「完全犯罪ラブレター」、「孤独ノ隠レンボ」、「在来ヒーローズ」、「負け犬至上主義」を収録[9]。 12月24日現在、小説は過去編に話が移っている。

作風・世界観

楽曲、およびメディアミックス作品の中心となるのは、「ひとりかくれんぼ」や「ドッペルゲンガー」、「メリーさんの電話」、「猿の手」などをはじめとする都市伝説をモチーフとした設定群である[2][3]。これらを模した学園ミステリー物語となっている[7]

また、楽曲制作にはVOCALOID「IA」が用いられている[4]

あらすじ

オカルト研究会編
オカルトが大好きな高校生4人組が集うオカルト同好会。彼らは放課後になると旧校舎に集まって、怪談、都市伝説などの噂話をしていた。 ある日、いつも集まる旧校舎の音楽室で1冊の古びた日記を見つける。中に書いてあったのは、10年前に起きた禁忌「終焉ノ栞」に関するものだった。 興味本位でメンバーはこの本に書かれた禁忌を犯すが、「裏切り者のキツネ」が現れた為に失敗。彼らは“終焉ゲーム”に巻き込まれてしまう。
映画研究会編
オカルト研究会編より10年前。映画同好会のメンバーは、学園祭の出し物に『終焉ノ栞』という映画を製作する事を始めるが、これがきっかけである惨劇が起きる。

  1. ^ VOCALOIDを使用した楽曲製作を主とするミュージシャンのこと。
  2. ^ a b c d 【速報】『終焉ノ栞』プロジェクト始動、ニコニコ動画の人気クリエイター陣による小説が2月25日に発売予定![リンク切れ] - MF文庫J編集部ブログ、2012年12月15日更新分。
  3. ^ a b c d 動画、音楽、小説で仕掛けるホラーミステリープロジェクト「終焉ノ栞」とは - ダ・ヴィンチ電子ナビ、2013年3月28日更新分。
  4. ^ a b ビクターエンタテインメント公式・MOVIEページ[リンク切れ]。2013年4月2日閲覧。
  5. ^ a b 終焉ノ栞プロジェクト、アルバム『終焉-Re:write-』&小説『終焉ノ栞』発売決定 - BARKS、2013年1月16日更新分。
  6. ^ 「終焉ノ栞プロジェクト」の主犯・150Pがメジャーデビュー - ナタリー、2013年1月11日更新分
  7. ^ a b c ニコ動で話題 「終焉ノ栞プロジェクト」CDアルバムとライトノベルのリリースが決定 - アニメ!アニメ!、2013年1月12日更新分。
  8. ^ 終焉ノ栞×カラオケの鉄人 - 2013年4月2日閲覧。
  9. ^ KONAMI、『jubeat plus』と『REFLEC BEAT plus』で「終焉の栞プロジェクト」とのコラボパックを配信 - Social Game Info、2013年12月13日閲覧。
  10. ^ ビクターエンタテインメント公式・DISCOGRAPHYページ[リンク切れ]。2013年4月2日閲覧。
  11. ^ ビクターエンタテインメント公式・INFOMATIONページ[リンク切れ]。2013年2月28日更新分。
  12. ^ アルバム内リーフレット。収録楽曲リスト中の冒頭および終端に収録されたナレーションを神谷が、曲間に収録されたナレーションを相沢が担当した。
  13. ^ 2013年03月11日〜2013年03月17日のCDアルバム週間ランキング(2013年03月25日付)。2013年4月2日閲覧
  14. ^ 【2/25(月)発売】小説『終焉ノ栞』入荷!池袋潜入レポ&特典紹介![リンク切れ] - MF文庫J編集部ブログ、2013年2月24日更新分。


「終焉ノ栞プロジェクト」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「終焉ノ栞プロジェクト」の関連用語

終焉ノ栞プロジェクトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



終焉ノ栞プロジェクトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの終焉ノ栞プロジェクト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS