第2次スーパーロボット大戦Z システム

第2次スーパーロボット大戦Z

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/11 09:11 UTC 版)

システム

ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦シリーズのシステムを参照。前作から引き続き参戦している作品の特殊能力はスーパーロボット大戦Z#原作設定を再現したシステムも参照。

エースボーナス
撃墜数が70に達すると、各キャラクターに設定されたエースボーナスが解禁される。能力の上昇や命中率・回避率に関わったり、特定の精神コマンドの使用ポイント軽減、またはより上位の精神コマンドに変更されたり、特定の武装がパワーアップするなど、バラエティ豊かなボーナスが用意されている。
サブオーダー
シナリオで出撃していなかったメンバーを5人1組のチームで編成し、以下のオーダーを選択するとそのチームに特典が追加される。使用できるようになるのは、メンバーがある程度増えた頃から。
トレーニング
パイロットポイントが各員20ポイント追加。
パトロール
撃墜数が各員2機追加。
シミュレーター
経験値が500ポイント追加。
資金調達
レベルに応じて資金が追加。レートは500*現在のレベル。
連続行動
このスキルを所持したパイロットは気力が120に達すると、敵機を撃墜した場合、その後にもう一回行動できるようになる。ただし、1ターンに1回しか発動ができない。なお、再行動系精神コマンドと重なった場合、連続行動が先に発動される。
エンブレムシステム
再世篇で特定の条件を満たすと強化パーツ「エンブレム」が入手できる。エンブレムはアイアン、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの5種類。

原作設定を再現したシステム

破界篇・再世篇共通

螺旋力発動(天元突破グレンラガン)
カミナ/ロシウもしくはシモンの気力が130以上で発動。HP回復(小)の効果と螺旋力のレベルによって最終攻撃力が決定する。
再世篇では下記の操縦者交代システムがなくなったので、発動するのはシモンのみ。
シモンのエースボーナスである出撃時に気力+30などが付加されると、出撃時からこのシステムが作動する。
螺旋力発動のエフェクトはイベント以外では表示されない。
六神合体(六神合体ゴッドマーズ)
明神タケルの気力が130以上で使用可能になり、ガイヤーからゴッドマーズへと合体できる。合体後はHP・ENが全回復し分離できないが、強制的に分離されるなどのデメリットもない。ただしガイヤーの武器「六神アタック」が使用不可能になる。また、ガイヤーの固有改造ボーナスの一つに気力制限の撤廃があり、フル改造後は気力制限なしでの合体が可能となる。
超A級超能力(六神合体ゴッドマーズ)
明神タケルがエースボーナスを得ることで、デフォルトで所持している特殊スキル「超能力[† 7]」がこれに変化する。タケルのレベルに関係なく、常時超能力のレベルが9状態に固定され[† 8]さらに毎ターンSPが10回復する。
野性化(獣装機攻ダンクーガノヴァ、超獣機神ダンクーガ)
これまでのシリーズの獣戦機隊と同様に、パイロットの気力が130以上で発動。最終ダメージが1.1倍に上昇する。
破界篇でチームDはゴッドビーストの追加以降、超獣合神の制限解除と共に併せて追加される。獣戦機隊は最初から所持。再世篇では両者とも最初から所持。
戦術指揮(コードギアス 反逆のルルーシュ、コードギアス 反逆のルルーシュR2)
ゼロの特殊スキル。一定範囲内のユニットに対して攻撃・防御・特攻の3種類の指揮から1つだけ指定、そのターンのみ効果を受ける。ただし、ゼロ自身には効果がなく、また使用後は行動終了扱いとなる。
異能生存体(装甲騎兵ボトムズ)
生まれながらにしてワイズマンの後継者として選ばれ、ヨラン・ペールゼンから「遺伝確率250億分の1」の異能生存体と評されたキリコ・キュービィーの能力。キリコが搭乗する機体のHPが10%以下になると発動。命中・回避が+30、格闘・射撃・防御・技量が+20される。
キリコは同時に初期状態で底力L9を所持しているため、この能力が発動すると自動的に底力L9の効果も重複する。
なお、破界篇全シナリオと再世篇のイベントまでは「?????」と表記されるが、未修得技能の「???」とは異なりと能力が発動する。
社長(無敵ロボ トライダーG7)
過去シリーズの能力と異なり、今作ではMAPクリア時に出撃している際、出撃メンバー全員にPP+5を与える。
ワッ太のエースボーナスにより、加算値が倍になりPP+10を与えるようになる。
サラリーマン(無敵ロボ トライダーG7、地球防衛企業ダイ・ガード)
会社員として仕事をして給料をもらっていることの再現。
レベルアップ、10機毎の撃墜、MAPクリア時に出撃している際にそれぞれPPが+3される。

破界篇のみ

グレンラガンの合体・分離(天元突破グレンラガン)
出撃の際はグレンラガンでの出撃となるが、シナリオ途中でグレンラガンの合体・分離は任意で行える。
合体・分離機能はシモンとカミナが搭乗の場合のみ限定、シモンとロシウが搭乗時合体・分離することはできない。
操縦者交代(天元突破グレンラガン)
グレンラガンへの合体後は、メインパイロットをカミナ/ロシウもしくはシモンに任意で交代できる。
反陽子爆弾(六神合体ゴッドマーズ)
これまでのシリーズと同様にガイヤーまたはゴッドマーズが撃墜されると、内蔵している反陽子爆弾が起動し、強制的にゲームオーバーとなる。その際の演出は専用のものが用意されている。
なお、破界篇のストーリーが進むとガイヤーから反陽子爆弾が取り除かれるイベントが起こる。それ以降は特殊能力欄から「反陽子爆弾」がなくなり、ガイヤー(ゴッドマーズ)が撃墜されてもゲームオーバーにはならない。
超獣合神(獣装機攻ダンクーガノヴァ)
前作のグラヴィオンのシステム「合神/重力子臨界」を踏襲しているもの。飛鷹葵の気力が130以上でノヴァイーグルからダンクーガノヴァへと合神可能。合神するとチームDのパイロットたちの精神コマンドが使用できる。合神は5ターンまで維持されるが、それ以降は強制分離され、シナリオ終了まで再合身することはできない。
なお、破界篇のストーリーの進行に伴ってゴッドビーストの追加以降、最初からダンクーガノヴァでの出撃となる。

再世篇のみ

歌システム(マクロス7、マクロス ダイナマイト7)
従来の作品同様、熱気バサラの歌で味方のサポートができる他、バジュラにあてた場合は気力が減り(気力が一定以下で撃墜扱いの撤退)、次元獣に当てた場合は気力が減る他にダメージも与えられる。
次元獣へのダメージを与える度合いは、専用ステータス「歌魂」の数値が影響する。
Vコンシステム(太陽の使者 鉄人28号)
有人操縦ではなく、リモコンで遠隔操縦されている鉄人28号の設定を再現した能力。
「能力半減、行動不能、気力低下、SP低下」「連続ターゲット補正」「プレースメント」「気力100以下の時、精神コマンド脱力」を無効化する。
イカルガの乗り換え(コードギアス 反逆のルルーシュR2)
イカルガは通常はゼロがメインパイロットだが、ゼロが蜃気楼で出撃した場合はサブパイロットの扇要がメインパイロットに変更される。
ギアスの呪縛(コードギアス 反逆のルルーシュR2)
破界篇でルルーシュから「生きろ」のギアスをかけられた柩木スザクの気力が130以上で発動。常時底力L9の効果と最終ダメージ1.1倍に上昇。なお、エースボーナスを習得すると気力制限が撤廃され常時発動状態になる。
イノベイター(機動戦士ガンダム00)
イオリア・シュヘンベルグが出現を予見していた進化した人類。ダブルオーガンダムのツインドライヴが放つGN粒子によって純粋種のイノベイターとして進化した、刹那・F・セイエイの能力。気力140以上で発動して、命中・回避・技能がそれぞれ+20され、毎ターン開始時にSPが10回復する。
融合(機動戦士ガンダム00)
超兵を生み出すための人体実験によって生み出されたアレルヤ・ハプティズムのもう1つの人格であるハレルヤとの感応によって、反射と思考が融合した真の超兵としての姿。気力130以上で個別コマンドとして追加され、選択すると各能力の上昇および精神コマンドの変化(通常時の愛が魂へと変更される)、武装(GNビームシールドとトランザム発動)の攻撃力がアップし、戦闘アニメーションが変化する。
トランザム(機動戦士ガンダム00)
ソレスタルビーイングの母艦であるプトレマイオス2の能力。改修を経て、艦のコンデンサーに蓄積されたGN粒子でトランザムが可能になったことの再現。個別コマンドを実行すると2ターンの間のみ各能力が強化され、マップ上のアイコンと戦闘アニメーションが変化する。

注釈

  1. ^ 公式HP等では、「再」と「世」の文字が強調されている。
  2. ^ 初の作品である『スーパーロボット大戦MX ポータブル』はPS2の移植+α、2作目の『スーパーロボット大戦A PORTABLE』はゲームボーイアドバンスの移植リメイクで、いずれも完全新作ではなかった。
  3. ^ a b c 2部構成となっている『機動戦士ガンダム00』は、破界篇では『機動戦士ガンダム00 1st Season』名義で登場する。再世篇ではシーズン表記がなくなり、「2nd Seasonが新規参戦です」と別途記されている。
  4. ^ 機体のみの登場となる『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を含む。
  5. ^ 戦闘に参加しない一部のキャラクターやロボットは、攻撃の演出として登場している。
  6. ^ 前作にて『ゲッターロボG』のゲッターチームが、「並行世界の同一人物が同じ世界に同時には存在できず、同一の存在として融合してしまうか、両方とも消滅する」と発言している。
  7. ^ なお、この能力自体はアクエリオンのエレメントやゴッドマーズのキャラクターおよび超能力者、ダンクーガのムゲなど所持者は複数いる。
  8. ^ 超能力レベルを9にするには、タケルをレベル53にしなければいけない。

出典

  1. ^ a b c d ラインナップ|スーパーロボット大戦 公式サイト[SRW]”. 2012年1月9日閲覧。
  2. ^ a b 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇 SPECIAL ZII-BOX|ソフトウェアカタログ|プレイステーション® オフィシャルサイト”. 2012年1月9日閲覧。
  3. ^ 『破界篇』DL版、本日配信開始!|スーパーロボット大戦公式BLOG「熱血!必中!スパログ!」” (2012年3月8日). 2018年5月19日閲覧。
  4. ^ バンダイナムコホールディングス 2012年(平成24年)3月期 第1四半期 決算短信 補足資料”. 株式会社バンダイナムコゲームス (2011年8月2日). 2011年9月21日閲覧。
  5. ^ 電撃 - 【週間ソフト販売ランキング TOP50】PS3/Vita『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』がワンツーフィニッシュ!(4月7日~13日)”. 電撃オンライン (2014年4月17日). 2014年4月18日閲覧。
  6. ^ 2012年のゲーム売り上げランキング&ハードの販売数推移,さらにタイトル別の傾向が分かるマトリックス表(4Gamer調べ)をまとめて大公開!”. 4Gamer.net (2013年1月25日). 2013年1月28日閲覧。
  7. ^ 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇”. 2011年9月15日閲覧。
  8. ^ 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇”. 2012年1月25日閲覧。
  9. ^ a b c 4Gamer.net ― PSP「第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇」,シリーズ20周年を記念し4月14日発売。ボトムズ,コードギアス,グレンラガンなど,全34作品が参戦(第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇)” (2011年1月31日). 2011年8月28日閲覧。
  10. ^ スーパーロボット超合金 アンチ・グレンラガン | 趣味・コレクション | プレミアムバンダイ公式通販
  11. ^ a b 『第2次スパロボZ』街頭上映&テレビCM放送決定だゼーット! - ファミ通.com” (2011年2月2日). 2011年8月28日閲覧。
  12. ^ a b 『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』PV第3弾が屋外ビジョンで先行上映 - ファミ通.com” (2011年3月9日). 2011年8月28日閲覧。
  13. ^ バンダイナムコ、PSP「スーパーロボット大戦Z 破界篇」第3弾PVの5都市での上映中止。第2弾CMも公開延期 - GAME Watch” (2011年3月15日). 2011年10月5日閲覧。
  14. ^ 4Gamer.net ― スーパーロボット大戦20周年記念イベント「鋼の魂祭」昼の部をレポート。「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」新PVも公開” (2012年3月19日). 2012年3月21日閲覧。
  15. ^ 『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』第2弾PV公開 ― バンダイチャンネルで参戦作品無料キャンペーンも|インサイド (ソニー、PSPのニュース)” (2012年3月19日). 2012年3月21日閲覧。
  16. ^ 『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』バンダイナムコライブTVで“発売直前特集”実施決定 - ファミ通.com” (2012年3月30日). 2012年4月12日閲覧。
  17. ^ a b c 『第2次スパロボZ 再世篇』水木一郎氏起用のTVCM「精神コマンド篇」公開!/ゲーム情報ポータル:ジーパラドットコム” (2012年2月19日). 2012年2月29日閲覧。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第2次スーパーロボット大戦Z」の関連用語

第2次スーパーロボット大戦Zのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第2次スーパーロボット大戦Zのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第2次スーパーロボット大戦Z (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS