県病院前停留場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/20 17:25 UTC 版)
周辺
周辺は古くからの住宅街である。県立広島病院は停留場の南東方向にあり[7]、付近には県立広島大学や宇品郵便局が立地している。かつての停留場名にもなっていた旧制広陵中学校の校地はみゆきプラザ(みゆきパーク・マンション、イオンみゆき店)として利用されており、その北には千田廟公園がある[3]。
県病院方向に伸びる県道86号はかつての海岸線・堤防に相当する。それ以南はかつて海であり、明治時代以降に宇品港築港により造成された埋立地である[3]。堤防があった名残として、当停留場から宇品方面に向けては路面が下っている[3]。堤防の土手には桜の木が植えられていたことから「桜の土手」と称され、戦時中の1945年(昭和20年)6月には県道86号の方向に「桜土手引込線」と呼ばれる留置線が敷かれ、車両の疎開が行われた[3]。
隣の停留場
- 広島電鉄
- ■宇品線
- 広大附属学校前停留場 (U10) - 県病院前停留場 (U11) - 宇品二丁目停留場 (U12)
脚注
参考文献
- 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05986-4。
関連項目
外部リンク
- 県病院前 | 電車情報:電停ガイド - 広島電鉄
- ^ “広島県 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
- ^ 当時の終点であった宇品停留場は現在の広島港(宇品)停留場の位置とは異なり、広島市営桟橋付近に存在した。海岸通停留場も参照。
- ^ a b c d e f g 『広電が走る街 今昔』90-91頁
- ^ a b c 『広電が走る街 今昔』150-157頁
- ^ 焼失前は水主町(現在の加古町)に存在した[3]。
- ^ a b “広電サービス向上計画”. 広島電鉄. 2016年10月9日閲覧。
- ^ a b c 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、15・80頁頁。ISBN 978-4-06-295157-9。
- ^ a b 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、103・109頁頁。ISBN 978-4-7942-1711-0。
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