白黒リバーサルフィルム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 02:20 UTC 版)
おもな製品
コダック
米国のコダックは、スーパー8と16mmフィルム(コア巻き・両目はダブル8用)の2つの映画用フィルムを白黒リバーサルとして製造販売している[17]。
- コダック トライX 白黒リバーサルフィルム 7266
ORWO
フィルモテックが、ドイツのORWOブランドを継承している。
- ORWO UN54 - 映画用フィルム、ネガフィルムもある
スヴェーマ
ウクライナのスヴェーマは、写真用および映画用フィルムで白黒リバーサルを製造販売している[18][19]。
フォマ・ボヘミア
チェコのフォマ・ボヘミアは写真用および映画用フィルムで白黒リバーサルを製造販売している[20]。
- フォマパンR100
- 写真用135フィルム
- 16mmフィルム (片側パーフォレーション)
- ダブル8(スタンダード8mmフィルム )
- ダブルランスーパー8
ギガビットフィルム
ドイツのギガビットフィルムは写真用の白黒リバーサルフィルムを製造販売している[21]。
- ギガビットフィルム135/36 DIA
ローライ
ドイツのマコがローライブランドを継承している[22]。「RSD」は「ローライ・スライド・ダイレクト」の略である[22]。
カール
ドイツのカール・フィルム&TVは、映画用の白黒リバーサルを製造販売している[23]。
- カールUP24
- スーパー8
- スタンダード8
- ダブルランスーパー8
- 16mmフィルム
- カールドクメント12
- スーパー8
ヴィットナー
ドイツのヴィットナー・シネテックは、映画用の白黒リバーサルを製造販売している。
- ヴィットナーB&W 54 - スーパー8用・ダブル8用2種、ISO 200(原反ORWO UN54)
- ヴィットナーTXR 200 - ダブル8用、ISO 200(原反コダックトライX)
レトロエンタープライズ
日本のレトロエンタープライズは、ドイツのORWOブランドを継承しているフィルモテックと提携し、「ORWO UN54」を原反に「レトロX」を製造販売している。
- レトロX - シングル8用
イルフォード
2011年現在、イギリスのイルフォードブランドを継承するハーマンテクノロジーは、白黒リバーサルフィルムを製造販売していないが、下記のネガフィルムを反転現像することで、現像済みポジ画像を得られる(リバーサルフィルムに転用できる)として、現像工程の処方を公表している[24]。
- PAN F Plus
- FP4 Plus
- DELTA 100 PROFESSIONAL
アドックス
ドイツのアドックスは、新たに白黒リバーサルフィルムアドックススカラ160の製造販売を始めた。なお、白黒ネガフィルムではあるが、反転現像により現像済みポジ画像を得られる(リバーサルフィルムに転用できる)としていたアドックスオルト25は製造中止となっている。
- アドックススカラ160 - 写真用135フィルム
生産終了
- Agfa Scala 200X - ドイツのアグフア・ゲバルトが製造販売していたが、2005年に生産終了した[9]。
- Fortepan 100 - ハンガリーのフォルテの白黒リバーサルフィルム、1990年生産終了[25]。
- Bergger - フランスのベルゲールは現在では白黒シートフィルムのみを扱っている[26] 。
- コダック プラスX 白黒リバーサルフィルム 7265 - 2010年5月、16mmフィルム全面生産終了[17]。
- ORWO UP15 - 1990年ころ生産終了
- ADOX ORTHO25 - 写真用135フィルム
- ^ デジタル大辞泉『反転フィルム』 - コトバンク、2011年12月12日閲覧。
- ^ a b 16mmフィルムの歴史、『小型映画技術史』、飯田定信、2011年12月13日閲覧。
- ^ a b コダック映画用フィルムの変遷 1889-1939、コダック、2011年12月13日閲覧。
- ^ 9.5mmフィルム、『小型映画技術史』、飯田定信、2011年12月13日閲覧。
- ^ 富士フイルムのあゆみ1950年、富士フイルム、2011年12月13日閲覧。
- ^ コダック映画用フィルムの変遷 1940-1959、コダック、2011年12月13日閲覧。
- ^ 富士フイルムのあゆみ1960年、富士フイルム、2011年12月13日閲覧。
- ^ コダック映画用フィルムの変遷 1960-1979、コダック、2011年12月13日閲覧。
- ^ a b AGFA SCALA200X 製造・販売中止のお知らせ、ナショナル・フォート、2011年12月12日閲覧。
- ^ 藤田、p.77.
- ^ Processing KODAK Motion Picture Films, Module 15 / Processing Black-and-White Films, コダック、2011年12月14日閲覧。
- ^ a b c Processing set for FOMAPAN R100 (英語), フォマ・ボヘミア、2011年12月14日閲覧。
- ^ a b KODAK PROFESSIONAL T-MAX 100 Direct Positive Film Developing Outfit (英語), コダック、2011年12月14日閲覧。
- ^ APPLICATION SHEET REVERSAL PROCESSING (英語), イルフォード、2011年12月14日閲覧。
- ^ a b c d Laboratories Directory (英語), コダック、2011年12月13日閲覧。
- ^ 自社現像、レトロエンタープライズ、2013年6月11日閲覧。
- ^ a b c d e f 16mm『コダック プラスX 白黒リバーサルフィルム 7265』の製造中止、コダック、2011年12月13日閲覧。
- ^ a b スーパー8フィルム、レトロエンタープライズ公式ウェブサイト、2011年12月18日閲覧。
- ^ a b svema and orwo s8/d8 films, スーパー8・リヴァーサル・ラボ公式ウェブサイト (英語)、2011年12月18日閲覧。
- ^ Produkt (チェコ語), Foma Bohemia spol. s r.o.(公式ウェブサイト)、2011年12月12日閲覧。
- ^ Gigabitfilm Prodacts (英語), 2011年12月12日閲覧。
- ^ a b ROLLEI RSD (英語)、2011年12月13日閲覧。
- ^ Filmmaterial (ドイツ語), カール・フィルム&TV, 2011年12月13日閲覧。
- ^ APPLICATION SHEET REVERSAL PROCESSING (英語), イルフォード (公式ウェブサイト)、2011年12月12日閲覧。
- ^ fortepan (ハンガリー語), 2011年12月12日閲覧。
- ^ Bergger/Film (英語), ベルゲール, 2011年12月12日閲覧。
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