流産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/25 19:50 UTC 版)
臨床像
- 習慣流産(反復流産):連続3回以上流産を経験した場合。偶発的でない場合は不育症といい何らかの原因があると考えられる。特に絨毛膜下血腫が原因である場合は全身性エリテマトーデス (SLE) や抗リン脂質抗体症候群を疑うべきである。
- 化学的流産は、妊娠を意識して早い時期に尿検査などを試していなければ、同様の状態が本人も普通の月経としか認識していないうちに日常で起こっている場合もしばしばあり、通常は流産の回数に含めない。
転用
一度妊娠したものが出産に至らずに終わる、ということから転じて、物事や企画が中止になることを流産と呼ぶ用法が生まれたが、近年では余り用いられない。戦前の日本では、一度大命降下しながら諸般の事情で組閣できなかった場合に流産内閣と呼ぶ用法があった(清浦奎吾の「鰻香内閣」など)。
脚注
関連項目
外部リンク
注釈
出典
- ^ 流産 - eヘルスネット 厚生労働省。人工妊娠中絶と対になる用語であり、胎児が子宮外で生存不可能な状態で意図せずに娩出されることを指す。
- ^ a b 日経DUAL. “流産率は35歳で20%、40歳で40%へ高まる | 高齢出産 30代後半から妊娠・出産を考える人へ” (日本語). 日経DUAL. 2019年6月12日閲覧。
- ^ a b “5人に1人は流産する恐れが。妊娠は「当たり前」ではなく「奇跡」。男女で知る妊娠のしくみ(たまひよONLINE)” (日本語). Yahoo!ニュース. 2019年6月12日閲覧。
- ^ “流産を知ろう:流産について | あしたのママへ”. www.mochida.co.jp. 2019年6月12日閲覧。
流産と同じ種類の言葉
品詞の分類
- >> 「流産」を含む用語の索引
- 流産のページへのリンク