梅田芸術劇場
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施設
メインホール(旧・梅田コマ劇場)
前身となる「梅田コマ劇場」は1956年11月16日、株式会社梅田コマ・スタジアムによって開場した。現在の「HEP FIVE」の西半分の位置にあり、「梅田コマ・ゴールド」「梅田コマ・シルバー」の2つの映画館も併設していた。長らく「ウメコマ」の愛称で親しまれたが、建物の老朽化などもあり、1992年9月28日の『夫婦善哉』公演を最後に閉場した(劇場跡地には、東接していた「阪急ファイブ」が拡張される形で1998年11月28日、HEP FIVEが開業)。
1992年11月2日、現在地に移転し「劇場・飛天」として再開場した。「梅田コマ劇場」の飛躍発展的移転という位置づけであることや、「コマ」の名称が示す円形舞台を採用しなかったため、敢えて劇場名から「コマ」の名称を外した。だが、移転前の「梅田コマ劇場」と比べ、駅からの移動距離が長くなったことで思うように集客が伸びず、加えて、改称後も「コマ」のイメージが強く「飛天」の名称が浸透しなかったことから、2000年4月に劇場名を再び「梅田コマ劇場」に戻した。2005年4月1日に阪急電鉄がシアター・ドラマシティと併せて買収し、「梅田芸術劇場」(梅芸)としてリニューアルオープン。旧梅田コマ劇場はそのメインホールとなり、現在に至る。
客席の天井中央には、大きなシャンデリアがある。開演前には、低く下ろし、開演と同時に天井に引き上げる仕掛け(現在は常時引き上げた状態)である。客席数:1905席、高さ:11m、間口:21m、奥行:19m。
シアター・ドラマシティ
ミュージカル公演のほか、落語会「朝日東西名人会」「上方落語をきく会」の会場としても使用される。不定期で、宝塚歌劇団、Youth Theatre Japan (YTJ) の公演にも使用される。主として宝塚バウホールと同じように、若手主体の実験的公演が中心である。
客席数:898席、高さ:6.7m、間口:16m、奥行:14.5m。
- ^ a b “2022年度新卒採用サイト|梅田芸術劇場”. 梅田芸術劇場. 2021年4月5日閲覧。
- ^ a b 株式会社梅田芸術劇場 第28期決算公告
- ^ “2024年度新卒採用サイト|梅田芸術劇場”. www.umegei.com. 2023年3月11日閲覧。
- ^ 梅田芸術劇場 - 日本のロゴII(2008年成美堂出版)102頁
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