東亰ザナドゥ 東亰ザナドゥの概要

東亰ザナドゥ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 14:29 UTC 版)

東亰ザナドゥ
東亰ザナドゥ eX+
ジャンル 都市型神話アクションRPG[1][2]
対応機種 PlayStation Vita
[eX+]
PlayStation 4
Nintendo Switch
発売元 日本ファルコム
SIET
SIEH
SIEK
プロデューサー 近藤季洋
人数 1人
メディア [PS Vita]PS Vitaカード
[PS4]BD-ROM
発売日 PS Vita
2015年9月30日
2016年
2017年
PS4
2016年9月8日
2016年冬
2017年
Switch
2023年6月29日
対象年齢 [共通]CEROB(12才以上対象)
コンテンツ
アイコン
セクシャル、暴力、犯罪
売上本数 [PS Vita通常版]15万本[3]
[PS Vita SAKURA まつりパッケージ]2,350本[4]
テンプレートを表示

概要

日本ファルコム初期の代表作『ザナドゥ』の名を冠した新規IPタイトル。

タイトルを「東京」でなく「東亰」としたのは異質感を出すためとしている。

東亰の郊外にある架空の都市・「杜宮市」を舞台に、異界迷宮「ザナドゥ」に関わる高校生の洸と明日香の物語が描かれる。杜宮市は日本ファルコムの本社が所在する立川市を中心とした多摩地区がモデルとなっている。

本作では同社初となる本格アニメーションがオープニングに採用されており、3Hzによって制作された[5]

通常版と初回生産限定BOXの2バージョンとして発売され、初回限定版には、本作のミニオリジナルサウンドトラック、フルカラー設定資料集、及び主人公のコウとアスカの2種セットとなるラバーストラップが同梱される。

2016年9月8日には追加機能を搭載されたPlayStation 4用「東亰ザナドゥeX+」が発売された。

ゲームシステム

本作は杜宮市を舞台とするアドベンチャーパートと、ザナドゥを舞台とするアクションパートに分かれている。

アドベンチャーパート

概要
主に学校の授業が終わった後でアルバイトに行く途中という形で、プレイヤーは杜宮市内を移動することができる。ストーリー進行によって行けるエリアが増えていく。
バイトに行くまでの時間をフリータイムと呼び、クエストや交流などが実行できる。バイトに向かうとストーリーの進行が確定し、これらは実行不可能になるのでやれることは一通りやっておく必要がある。
ストーリーが進むと、□ボタンでエリアジャンプが可能となる。エリアジャンプ画面では主要キャラのアイコンの他、交流イベントやフリーの異界、重要イベントといった各マーカーも表示される。ただし、クエストのマーカーはない。
エリアジャンプ画面ではフリーのものも含めたクリア済みの異界を探索することができる。なお、パーティー編成は自由であり、主人公である洸をパーティーから外すこともできる。
ショップ
各エリアには様々なショップがあり、購入の他にも換金アイテムの現金化やアイテムの交換、ミニゲームなど、大小合わせて2桁にも及ぶショップではそれぞれやれることに差がある。また、自動販売機でジュースを買うことが可能。
ショップで売り出されるアイテムはストーリー進行で増加するが、ショップによっては大して増えないものもある。なお、プレゼントアイテムや書籍類は一度しか購入できない。
品揃えが減るということはないが、「オリオン書房」のフリーペーパーのみ、章の進行ごとに新しいものに差し変わってしまう。買い逃した場合は別の場所で入手可能だが、こちらは交換なので素材を用意する必要がある。
異界サーチ
エリアジャンプ画面上で異界マーカーのあるエリアに入ると、サイフォンに入っているアプリケーション「Echo」が起動して異界の入り口を探す異界サーチが可能となる。
該当エリアに入った時点でアプリが自動的に立ち上がり、画面左上にパーセンテージが表示される。異界の発生地点に近づくほどその数値が上がっていき、100%になる地点を見つけ出すと「ゲート顕現」と表示されるので、Lボタンを押すと異界への入り口が出現させることができる。
このフリーの異界はストーリー進行に一切関与しないが、クリアすると交流イベントの実行回数を現す「縁の欠片」が1つだけ追加される。
交流イベント
黄色の「!」マークで表される、主要キャラとの交流が描かれるイベント。実行にはフリータイム開始時に追加される縁の欠片が必要。縁の欠片は前述のフリーの異界以外にも、サブイベントのクリアによって追加される場合がある。
似たシステムである『ペルソナ4』のコミュイベントなどとは違い、章ごとにイベントの内容が異なる。
実行すると洸及び該当イベントのソウルポイントという値が上昇する他、後述するNiARのフレンドページの項目が埋まったりする。
クエスト
NiARのクエストページで確認できる、クエストイベント。実際に受注するには依頼者に会って出現する選択肢で、受注する選択をする必要がある。
稀に、(依頼者に余裕がないなどの理由で)NiARにアップされてない依頼が発生する場合がある。この場合、話しかけるまでそのキャラが依頼者であると知る術はない。
クリアすると主に換金アイテムであるジェムが入手できる他、特殊パラメータの一つ「仁」が上昇する。基本的にジェムだけだが、アイテムがもらえる場合もある。
合成・交換・強化
特定の店で実行できる、武器強化関連のシステム。基本的にジェムの換金はこれらが実行できる店で行える。
合成はグリードの撃破などで入手できる素材を指定数渡すことで「エレメント」と呼ばれる武器に装備できるアイテムを入手できる。交換も似たようなものであるが、こちらは素材・景品ともにアクセサリなど素材以外も対象としている。
強化は合成同様素材を消費して技やパッシブスキルを強化したりエレメントをセットできるスロットを増加・強化したりできる。
料理
レシピブックを使用することで入手したレシピに従い、料理を作成する。実行時には誰が調理するかを選択する(同行している必要はない)。
作成できるアイテムはレシピごとに独創・成功・失敗・変異の4つがある。独自料理の場合は効果が高い上に経験値が加算される効果があり、変異の場合は異界の素材が出来上がる
レシピとキャラの組み合わせによってどれが出やすいかが変化する。超得意・得意・普通・苦手の4パターンあり、超得意以外はレシピ入手時点で判明する。なお、万遍なく料理が駄目というキャラはいない(超得意の数に偏りはある)。
独自料理が作成できるのは超得意とする1人のみで、一度作成に成功するまで得意のアイコンが表示されている。
フレンドページ
主に学校の生徒・教師・ショップ店員らのパーソナル情報。キャラによって3,4個のページで区切られている。
特定のタイミングで話しかけるもしくはクエストなどのイベントをこなすことでページが追加される。全てのページが埋まるとキャラ名の所にチェックが入る。
会話による取得の場合、特にイベントらしい演出があるとは限らないので、まめな会話が肝である。さらに、当該キャラ以外に話しかけるもしくは2回話しかけるなどの変則パターンもある。
近況報告
洸の祖父に、智・勇・仁についての近況を報告する。
これらのパラメータは5段階存在し、1段階上がるごとに報告することでアイテムやお金がもらえる。これらのパラメータが低いと発生しないイベントなどは多くないが、最重要イベントに関与する。
パラメータが上がる場面はそれぞれ決まっているが、選択肢を選ぶ必要があるクエストなど複数のパラメータが上昇する場合がある。
  • 智:主にレシピ以外の本を読むまたは各イベントで発生する選択肢で正解を選んだりイベント前に別イベントを消化したりなどで上昇する。
  • 勇:主に異界探索で高い評価を得ることで獲得できる。ちなみに、全Sランクで獲得できる勇の値はレベル5に必要な値に対してかなり余裕があるので、無理に高ランクを目指さなくても良かったりする。
  • 仁:クエストをクリアすることで上昇する。
ミニゲーム
各所でプレイできる、ストーリーとは関与しないゲーム要素。クリアすることでアイテムがもらえたりする。
ゲートオブアヴァロン
ゲームセンターのメダルゲームの一つ。閃の軌跡で登場したカードゲーム「ブレード」がプレイできる。レベル1からスタートし、挑戦できるのは自身のレベル以下の相手のみ。レベルは同レベルの相手に2連勝すると上がる。
プレイ時にはまず対戦相手を選び、レベルに応じたエントリー料を支払う必要がある。最大3連戦まで可能で、連勝を重ねると払戻額が増える。対戦相手はストーリー進行で増える。
ルールは、主に数字が描かれたカードを、相手のカードの数字の総和を上回るように交互に出していく。初期手札は10枚で、出せなくなった方が負け。先に手札が切れても中断・勝利とはならない。
最初はお互い山札からカードを1枚引き、数字が小さい方が先攻となる。総和が同じになった場合、場に出ていたカードは全てリセットし、同じようにカードを引き直して再開する。
数字が描かれた通常の「ブレードカード」の他に、4種の特殊効果を持つカードも存在している。勝敗のカギを握るカードだが、この特殊カードを最後に出した場合は反則負けとなる。
  • ミラー:お互いの場のカードを全て交換する。場にカードが残らないため、後述するボルトの効果で無効にできない。基本的に弱点がないカード。
  • ボルト:相手の場に最後に出されたカードを破壊する(裏側表示になる)。ただし、「1」のブレードカードを使用することで破壊されたカードを戻すことができる。
  • フォース:自分の場の数字を倍にする。正確には「場のカードの総和と同じ数字を持つ」という特性のカードで、特殊カードの中では唯一場に残る。そのため、ミラーの他にもボルトにも弱いが、うまく決まれば一気に勝利できる。
  • ブラスト:相手の手札をランダムに1枚破壊する。場の数字に影響がないため、この後さらにカードを出す必要がある。運が悪いと数字の低いカードに当たる場合もあるが、状況次第では手札切れ・反則負けに追い込めるなど博打要素が強いカード。
低レベル戦の場合は相手にはこれら特殊カードは配られないもしくは極端に少ないが、レベルが上昇することでプレイヤーと遜色ない手札でのバトルとなる。プレイヤー側の手札はレベルの影響はない。
余談であるが、似たようなゲームをトランプで再現可能。ただし、1と7は0から1枚など、種類によって手札に来る枚数に偏りがあるため、完全に再現するには工夫が必要である。
爆釣遊戯with魔界皇子リィン
メダルゲームの一つ。釣りゲームに音楽ゲームのようなボタンの押し分け要素を加えたもの。
ロッドを振るごとにメダルを投入する必要があるが、都度ヒットするので釣り上げに失敗しなければ丸ごとロストすることはない。一方で、ボタンの押し間違いは即失敗である。
3つのレベルを選ぶことができ、難易度が上がると投入額が増える。レベルの違いは難易度よりも主を吊るまでに必要となるメダルの程度を指している。
画面下には10種類程度存在する魚がそれぞれ何%でヒットするかの確率と釣り上げた際に貰えるメダルが表示されている。
魚には小・中・大物(各数種)の他に「ぬし」がおり、ぬしを釣り上げることで大幅にメダルを増やすことができる。ぬし以外はそれぞれ赤字・トントン・黒字となっている。
カテゴリごとに押すボタンの種類と釣り上げるまでに必要な成功回数が変化する。ボタンの種類はヒットした時点でランダムに2から4で固定される。なお、対象のボタンは押すごとに常に変化するため、連打すると確実に失敗する。
釣り上げに成功すると、その魚が属するカテゴリのヒット率が下がり、それ以外のカテゴリの確率が上がる。ぬしは最初僅か0.1%しかないため、ぬしを釣り上げるために他の魚を釣り上げ続けるというのが基本的な流れ。
半端な枚数で挑むとぬしが釣れないうちにメダル切れになる可能性が高いが、十分な枚数があればゲームセンターのゲームでは最も高額が稼げるゲームである。
みっしぃパニックwith魔法少女まじかるアリサ
メダルゲームの一つ。所謂もぐら叩きだが、台の上にいるキャラを実際に操作して穴の近くまで移動させて穴の方向を向かせた上でハンマーを振らせる必要がある。
穴からみっしぃ、みーしぇ、ワルみっしぃ、キングワルみっしぃが出てくるので、みっしぃとみーしぇを叩かないようにしつつ他2体を叩いていく。
キングワルみっしぃは一撃では倒れないが、攻撃するたびにポイントが加算される上、撃破できればボーナスポイントを獲得できる。なお、キングが出ている間は他のみっしぃは出てこない。
難易度は3つあり、難易度が上がるとエントリー料が増える上に動きが激しくなる。また、評価のボーダーラインも厳しくなっていく。
獲得ポイントによって5段階の評価が下され、エントリー料に既定の倍率をかけたメダルが払い戻される。
スケートボード
スケート場でプレイできるミニゲーム。スコアアタック型レースゲーム。
操作がやや特殊で、所謂アクセルボタンでは少ししか加速できない上にすぐに減速してしまう。加速及び速度維持するには左右に左スティックを倒してスラロームし続ける必要がある。そのため、コーナリングがやや難しい所がある。
コースには◎マークや旗が配置されており、◎マーク状でジャンプボタンを押してトリックを決めたり旗を回収したりしていく。既定タイム以内に、既定のトリック・旗を達成することができれば装備品が入手できる。
加点要素の他にも、上でジャンプすることで加速する加速台(仮称)や接触すると減速してしまうカラーコーンなどがある。
水泳勝負
ストーリーやクエストなどでプレイすることになるミニゲーム。他と異なり、任意に実行できない。
LとRが割り当てられた円が表示されており、その円に赤い輪が交互に収束してくるので、タイミングを合わせてボタンを押すことで加速する。成功するごとに円の収束速度は少しずつ速くなってくる。
プレイ時には別のコースに他のキャラが泳いでおり、成功を重ねてこのキャラより早くゴールすることで「勇」の値が上昇する。
宝くじ
駅前で買える宝くじ。次の章になると当選しているかどうかが判定され、等賞によってお金がもらえる。
完全に運要素であるが、神社で引けるおみくじで大吉・中吉・小吉を出していると当選確率が上昇する。

アクションパート

概要
ゲートの先にある迷宮に挑む。並み居る敵を蹴散らし、最奥部を目指していく。
突入前にインターミッション画面が表示されるので、そこでパーティメンバーや装備の変更が可能。シナリオイベントの場合、インターミッション画面でセーブが可能。
メンバーは前衛・後衛・サポートでなり、操作できるのは前衛のみで、後衛とは△ボタン、サポートとは右ボタンで瞬時に交代する。
サポートのキャラはXドライブ(後述)に影響しないが、徐々にHPが回復する他、HPが0になったキャラは強制的にサポートになりしばらくすると復活するようになっている。
それ以外のボタンの役割は、左ボタンを押すとアイテム画面、×ボタンを押すとジャンプ、Rボタンで回避行動、Lボタンでロックオンとなっている。
アクションパートをクリアすると、ソウルポイントと呼ばれる点数が入る(交流イベントの方が多くたまるが)。ある程度貯まるとキャラクターに割り振られたソウルレベルが上昇し、ドライブアビリティ(後述)を獲得できる。
敵を倒した際、ジャンプ攻撃で倒す「エアリアルキル」、弱点属性で倒す「エレメントキル」、最大HPの半分以上のダメージで倒す「フェイタルキル」、2体以上の敵をごく短期間で倒す「チェインキル」という4つのキルボーナスによって、アイテムのドロップ率が上昇する。なお、これらのキルボーナスは重複する。
攻撃
○ボタンによる通常攻撃の他、□ボタンで特殊攻撃が行える。
特殊攻撃はSPを消費することで使用でき、キャラの状態によって何が実行されるかが異なる。SPは自動回復するほか、通常攻撃を当てることで回復しやすくなる。
  • 射撃:□ボタン短押し。正面に魔法属性の弾を飛ばす。挙動こそ単純だが、範囲・弾数・速度・貫通性能・連射性能・高度差補正などはキャラによって異なる。射程に差はない模様。特殊攻撃の中では最も威力が低いが隙も小さい。
  • 剛撃:□ボタン長押し。空中でも使用可能。モーションが長めで隙が多いものの、高い攻撃力の近接攻撃を放つ。挙動や射程などにキャラの個性が出る。敵のバリアやヒビの入った壁の破壊にも使用される。
  • 飛翔:ジャンプ中に□ボタン。正面に突進攻撃を行える。また、近距離で使えば多段ヒットする。移動にも使用することができ、ジャンプでは届かない場所に到達するために必要。一瞬溜めが入るので高速移動向きではない。
属性
焔(炎=火)、霊(冷=水)、鋼(土)、風、影の5属性があり、影以外の属性はそれぞれ他の3つに対して得手不得手がある。影は影そのものが弱点で、他に弱点がない代わりにダメージの補正率が低い。
キャラの属性はマスターコアと呼ばれる中核パーツによって決まっている。当初は変更不可能だが途中から変更可能になり、洸のみ全ての属性を、それ以外は決まったもう1属性のいずれかを選択することができるようになる。
なお、装備するマスターコアの属性によってソウルデヴァイスの外見が変化する(特性は変化しない)。
リザルト
迷宮最奥部手前にある、青っぽい光の門をくぐることでリザルト画面に入る。
被ダメージ率・踏破時間・エレメントキル率・オブジェクト破壊率・コンボ数によってSからCの評価が下される。これらが一定の基準を超えている場合、評価にボーナスが加算される。
前述通り評価によって「勇」のパラメータが上昇するが、Sランク以外だった場合は後により高ランクを取ることで残分が加算される。
Xドライブ
敵を攻撃したりオブジェクトを破壊したりすることで黄色く光る「Dオーブ」が出現し、ドライブゲージが上昇する。ちなみに、オーブは自動で回収される。
ドライブゲージが100%の時に下ボタンを押すことでXドライブを発動することができる。
発動すると、HP自動回復・SP無制限・全攻撃が弱点扱い・ドライブアビリティの発動、といった特典が得られる。ただし、一度発動すると基本的に時間切れまで解除できない。
ドライブアビリティはソウルレベルによって2段階まで習得でき、装備中の属性によって必殺率・ストライクポイント獲得量・スキル威力・自動回復量の増加やダメージ減少といった効果を発揮する。
ドライブアビリティが有効なのは前衛と後衛の2名のみで、効果は重複する。
Xストライク
攻撃を当てたりキルボーナスを獲得したり20及び100コンボ達成することで溜まるストライクゲージを消費することで発動できる必殺技。
まずLボタンを長押しすることで複数の敵をロックし、Rボタンを押すことで発動する。この時ロックした相手全員に大ダメージを与える。
ソウルレベルが高いキャラが後衛かサポートにいる場合、追撃を行う「ストライクチェイン」が実行できる。また、ソウルレベルが上がるとSチェインIIとなり、威力が上昇する。
なお、ドライブゲージとストライクゲージは迷宮クリア後でも維持される。
レリック
ダンジョンの要所におかれた石碑。主にスタート地点とゴールゲートの先にある。調べることで装備やパーティの変更、買い物などのショップでのコマンドが実行できる。
レリックには緑と黄があり、最奥部などにある黄のレリックはHP回復効果もある。
ストーリー上で探索することになる迷宮には中間地点にも配置されている場合があるが、クリア後の再探索時には消滅してしまう。
スタート地点のものも含め、セーブは撃破した敵やダメージなども記録される。
スロット
フリーダンジョンや再探索時の最奥部に設置された物体。
攻撃すると回転が始まり、もう一度攻撃することで止めることができる。この時の目によって多くの素材が入手できる。目押しが可能。

あらすじ

「東亰震災」から10年が過ぎた2015年。杜宮学園に通う高校2年生の時坂 洸(ときさか こう)はバイト帰りの深夜に繁華街を歩く同じクラスの転校生でクラス委員長の柊 明日香(ひいらぎ あすか)を見つける。だが、ガード下に差し掛かった明日香は不良たちに絡まれる。洸が不良たちから明日香を助けようとしたところ、突如空間にひび割れが生じ、「真っ赤な門」が出現。不良たちと明日香を呑み込む。洸は柊を助けようと門にとっさに接近すると、門の中には異様な空間が広がっていた。状況を理解できないながらも奥に進むと、呑み込まれた不良たちがおり、そこに突如現れた怪物たちが不良たちに襲いかかる中、明日香は光る剣をとり出し、怪物に立ち向かい鮮やかに切り伏せるのだった。怪物が倒されに異様な空間も消失すると明日香が絡まれていたガード下だった。洸がその日最後に見たのは、サイフォンを手に何かしら光を放つ明日香の姿だった。
翌日、自室で何事もなかったかのように目を覚ました洸は昨晩の出来事がすべて夢だったのではと疑う。実際、不良たち3人はその晩の出来事をなにも覚えていなかった。ただ、洸の脳裏には断片的に赤い門の奥に広がる異質な空間で光剣を手にした明日香が怪物と戦う記憶が残っていた。洸は明日香に説明を求めようとするが、彼女は相手にしない。だが後日、再び発生した「赤い門」が洸の幼馴染み倉敷 栞(くらしき しおり)を呑み込み、栞の救出のため洸は門の中に突入。だが、無力を痛感した洸の前に「宙に浮く謎の少女」(レム)が現れ、彼女との契約で洸は自身も光を発する武器ソウル・デヴァイスを手にして戦うことになる。こうして、洸の平穏な日常は引き裂かれた。洸は知ってしまった以上後戻りの許されない異界と怪物グリードとの戦いに巻き込まれる。そして、彼が見てきた穏やかで普通だと思っていた現実世界も全く様相を変える。ネメシスという組織に身を置く明日香は杜宮市民である支援者たちから武器の強化や治療具の提供を受けていた。洸にはそれまで“見えていなかった”だけで異界グリードとの戦いは以前から続いていたのだった。異界発生地点である特異点は杜宮市内に出現を続け、運悪く巻き込まれてしまった洸の知人たちは呑み込まれて窮地に陥る。そして、洸と同様に自身に宿る力に覚醒した《適格者》の仲間たちと共に洸と明日香の戦いは続くのだった。

  1. ^ 日本ファルコム、新作ゲーム「東京ザナドゥ」をPS Vita向けに発売へ CNET Japan 2015年2月26日
  2. ^ 日本ファルコムの“都市型神話アクションRPG”とは? GAME Watch 2014年12月18日
  3. ^ 「東亰ザナドゥ SAKURA まつりパッケージ」が3月24日に1万本限定で発売。価格は通常版の半額に近い(税込) 4Gamer.net 2016年2月5日
  4. ^ 【週間ソフト販売ランキング TOP50】3DS『DQM ジョーカー3』が38.1万本を売り上げ1位(3月21~27日)”. 電撃オンライン (2016年3月31日). 2016年4月1日閲覧。
  5. ^ 【電撃PS】『東亰ザナドゥ』OPアニメは“STUDIO 3Hz”が担当! 5人目の適格者“北都美月”の情報も公開に 電撃オンライン 2015年5月13日
  6. ^ 『東亰ザナドゥ』メインキャラクターふたりのプロフィールが公開! ファミ通.com 2015年3月5日
  7. ^ 名称はオリジナル『ザナドゥ』においてボスキャラ「ガルシス」戦(このときだけは威力が劣り、シリーズタイトルでもある「ドラゴンスレイヤー」が必要)を除き、最強武器だった「剣」に由来する。
  8. ^ キャストコメント No.17 - 野中藍”. 東亰ザナドゥ 公式サイト. 2015年10月14日閲覧。
  9. ^ ユキノと二役を演じている。
  10. ^ リアル☆SPiKA 日本ファルコム
  11. ^ 「ECO」10周年記念特別企画ECO×東亰ザナドゥコラボ開催! ガンホーゲームズ


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