心はロンリー気持ちは「…」 エピソード

心はロンリー気持ちは「…」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/01 14:04 UTC 版)

エピソード

  • 『I』の明石家さんまの相手役となる子役のオーディションにまだモデル活動のみだった頃の後藤久美子(当時10歳)が参加していた。その時、明石家さんまも立ち会っており、抜きんでた美貌をその場で讃えたり、彼女の所属事務所からも熱烈な推薦が出されていたものの、年齢の割にあまりにも大人びていた顔立ちのため、設定していた役柄と合わずに落選させた。もし、受かっていたら彼女の女優デビュー作品となっていたことから、さんまとスタッフはひどく後悔したという。
  • 必ず、歌とダンスが交じる「ミュージカルシーン」があるが、これは三宅がミュージカル好きで、何らかの形で番組に入れたいと思ったからであったという。
  • 『IV』でさんまの妹役を演じた今井美樹の彼氏役を演じた柳葉敏郎は、この番組の大ファンであったらしく、さんまに強く出演を熱望していた。その後、『男女7人秋物語』やヤクザ映画で共演する事になる。
  • 『VII』の時、山口美江と芳本美代子がマドンナとして一緒に出演した。このとき、番組のプロデューサーである三宅恵介が当時有名だった「しば漬け」のCMに出演していた山口にオファーを出し続けたことで出演したのだが、演技については全くの素人だった山口はNGを出してしまう。特に問題が起きたのが、2人がマラソンコースを歩くシーンだった。このシーンは動きながらの長ゼリフで、途中いろいろなエキストラがギャグに徹しているという、通常のドラマより難しい状態だったために、山口は段取りを完全に覚え切れなかった。これが原因で長時間掛かってしまったあげく、オファーした本人である三宅が、「なんで、あんなのを(山口)キャスティングしたんだ!」とスタッフに怒りまくったという。その際、さんまから、「あんたがオファーしたんやろ」と無意識につっこんでしまったという。その後、『VIII』では「7代目マドンナ」としてカメオ出演している。
  • 『IX』にはまたまた山口美江と浩野はるいがカメオ出演を果たしている。
  • 『VII』はアイスホッケーがドラマの主軸となったが、午前中はフィギュアスケートの練習で使うために、スケート場を借りる事ができず、ほとんどが深夜に撮影されていた。また、出演者であった地井武男は年長だったせいか、練習量が少なく、終盤の引退シーンではおぼつかない状態だった。この経験からか、フジテレビドラマ『プライド』でアイスホッケーの選手を演じる事になった木村拓哉に、「アイスホッケーのドラマするんやろ。めっちゃ大変やぞ」とアドバイスしている。
  • 過去に、『ひょうきん族』レギュラーのそのまんま東が『明石家さんま殺人事件』という推理小説を書き、その内容は『ひょうきん族』の裏側をベースに作られたのだが、作中に、何度か警察犬ロンリー号と心はロンリーの『VIII』の内容も書かれている。
  • 『VIII』の撮影時、子役の子供がスタッフが用意したメニューに注文をつけていたところ、撮影が押していたせいもあるのかさんまが珍しく、「黙って、それ(を)食え!」と激怒し、双子が同時に泣いてしまった。その際、放送作家の藤沢めぐみとADの栗原美和子が2人を連れてトイレに行き、泣き止むまであやすこととなった。その後、撮影がストップし、間が持たなくなったさんまが男子トイレに行くと、隣の女子トイレにいた2人の声が聞こえ、「あんな奴(さんま)には負けてたまるか!」と固く誓っていたという。そのかいあってか、藤沢はさんま関連番組のレギュラー放送作家に、栗原は数々のドラマを演出した後、現:共同テレビエグゼクティブ・プロデューサー兼企画担当部長に至る。
  • 『VIII』はシリーズ通して唯一、ヒロインである浩野はるいをオーディションで決めたのだが、当時跡見学園女子大学の4年生だった22歳の浩野は女優になる気にならず、その後、深夜番組などに出演したのを最後に芸能界からフェードアウトしてしまい、三宅曰く「今は何をしているか分からない」とのこと。
  • 『X』は、海の近くに実際に石で作った家を建て、そこで撮影を行なったのだが、精魂込めて作ったセットを撮影後に壊すのはもったいないと思ったのか、そのまま残していた。ところが、撮影終了後1週間後に台風が直撃してしまい、セットが崩壊してしまった。『X』から『XI』までの間が6年開いたのは、このドラマで大赤字を出してしまったかららしい。







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