山原 定義及び範囲

山原

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/20 01:09 UTC 版)

定義及び範囲

歴史的経緯のある国頭国頭郡)・中頭中頭郡)・島尻島尻郡)とは異なり、行政上の明確な定義は存在しない。ただし、沖縄県は「やんばる観光ガイドマップ」などで、「広義の山原」全域を紹介している[3]

また、やんばる国立公園が主に沖縄本島の名護市以北の山地部(国頭郡大宜味村、東村、国頭村)に集中していることから、この周辺を特に「やんばる(山原)」と指す場合もある。

地理

市町村

おおむね広義の「山原(やんばる)」と呼ばれる地域に相当する。市町村は以下となる(市町村コード順)。町村はすべて国頭郡に属する。

統計

面積は約764㎢、人口は約12万人である。

地形

本島中南部地域(概ね中頭島尻)が隆起珊瑚礁からなる低い丘陵地で、明確な山は存在せず、川がほとんどないのに比べ、この地域は低いながらも山並みが続き、多くの河川がある。

  • 沖縄本島最高峰の与那覇岳(標高503m)が国頭村にある。その他に嘉津宇岳・多野岳・名護岳恩納岳などがある。
  • 貴重な動植物の宝庫。奄美大島徳之島に共通するものも多い。照葉樹林が続く地域にはそれらの動植物が生き残っている。
  • 奥間ビーチ、部瀬名ビーチなどの保養施設などの整った観光地としても人気を集める。
  • かつて現在の国道58号などの整備以前、国頭村奥集落は、陸路がなく、そこに行くためには船が必要とされていたため、陸の孤島と呼ばれていた。

自然

山原の名を持つ生物に、以下のようなものがある。

この他にもノグチゲラハナサキガエルなど、山原固有種も多く存在する。そのため、山原は「東洋のガラパゴス」と称されている。

やんばる野生生物保護センター「ウフギー自然館」
ヤンバルクイナ生態展示学習施設 クイナの 森入り口

自然保護施設

  • やんばる野生生物保護センター「ウフギー自然館」
  • ヤンバルクイナ生態展示学習施設 クイナの森



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