多福寺 (埼玉県三芳町)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/27 13:34 UTC 版)
歴史
1696年(元禄9年)、柳沢吉保の開基である。吉保は当時川越藩の藩主であり、三富新田の開拓を進めていた。そして入植者の一体感醸成と精神的支柱を持たせるため、入植者の菩提寺として創建されたのが当寺の起源である[1][2]。
そのような経緯もあり、当寺には吉保に係わる寺宝が多い。埼玉県の文化財に指定されている銅鐘には、吉保の功績などが刻まれている。他にも1945年(昭和20年)に開拓250周年記念として、吉保を顕彰する「保山侯頌徳碑」が建てられている[2]。
文化財
- 銅鐘(埼玉県指定有形文化財 昭和39年3月27日指定)[3]
交通アクセス
- 路線バス西原住宅入口停留所より徒歩22分。
脚注
参考文献
- 花井泰子、花井敬、青木忠雄 著『さいたま寺社めぐり 夫婦で訪ねた四季の寺社76選』幹書房、1999年
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