元鼎 元鼎の概要

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元鼎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/28 02:14 UTC 版)

武帝の第5元。それまで、元年・2年・3年とだけ年を記録してきたが、各年代に名称を設けるべきだという建議がなされた。そこで、宝鼎が発見されたのを機に、これを「元鼎」とし、それ以前に関しても遡って、初元を「建元」、二元を「元光」、三元を「元朔」、四元を「元狩」と名付けた。これにより、元号制が始まった。

プロジェクト 紀年法

出来事

• 2年：桑弘羊が大農丞となり、均輸法が実施される。
• 3年4月：常山王劉舜薨去。
• 4年2月：中山王劉勝薨去。
• 5年4月：南越国にて呂嘉の乱が発生、漢から離反した。
• 5年秋：路博徳・楊僕を南越征伐に派遣。
• 6年：南越国を滅ぼし、漢の九郡（南海、蒼梧、鬱林、合浦、交阯、九真、日南、珠厓、儋耳）を設置。

西暦との対照表

元鼎	元年	2年	3年	4年	5年	6年
西暦	前116年	前115年	前114年	前113年	前112年	前111年
干支	乙丑	丙寅	丁卯	戊辰	己巳	庚午

前の元号 元狩

中国の元号 前漢

次の元号 元封

表 話 編 歴 漢の元号
前漢の元号	建元 元光 元朔 元狩 元鼎 元封 太初 天漢 太始 征和 後元 始元 元鳳 元平 本始 地節 元康 神爵 五鳳 甘露 黄龍 初元 永光 建昭 竟寧 建始 河平 陽朔 鴻嘉 永始 元延 綏和 建平 太初元将 建平 元寿 元始 居摂 初始
新の元号	始建国 天鳳 地皇
更始朝の元号	更始
後漢の元号	建武 建武中元 永平 建初 元和 章和 永元 元興 延平 永初 元初 永寧 建光 延光 永建 陽嘉 永和 漢安 建康 永憙 本初 建和 和平 元嘉 永興 永寿 延熹 永康 建寧 熹平 光和 中平 光熹 昭寧 永漢 中平 初平 興平 建安 延康
その他の元号	漢復 龍興 建世
中国の元号一覧