二十二史考異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 05:16 UTC 版)
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対象とする二十二史とは正史二十四史のうち『旧五代史』『明史』を除いたものであるが、『後漢書』に含められた司馬彪『続漢書』の部分を独立して『続漢書』二巻として収録したため、総目においては二十三史となっている。
記述の体裁は『資治通鑑』に倣っており、正史の文字の異同を指摘するだけではなく、遼・金・元の言葉についての校訂を重視しており、語句の解釈や年代・地理的変遷などへも言及している。疑問とする箇所の指摘も行なっており、その綿密な考証の姿勢により、同時代の『十七史商榷』『二十二史箚記』と比べても高い評価を得ている。
テキスト
- 『廿二史攷異』(16冊、上海商務印書館、1937年)
- 『廿二史考異』(2冊、方詩銘・周殿傑校点、上海古籍出版社、2003年、ISBN 7532535355)
関連項目
参考文献
- 孟慶遠主編 『中国歴史文化事典』 小島晋二・立間祥介・円山松幸訳、新潮社、1998年、ISBN 4-10-730213-X(原書『新編中国文史詞典』中国青年出版社、1989年)
- 1 二十二史考異とは
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