リリコン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 10:24 UTC 版)
有名な演奏者
リリコンを多用していた当時のミュージシャンは、ジャズ・フュージョン系のサックス奏者であるトム・スコット、ウィンダム・ヒル・レコードに所属していたシャドウファックスのチャック・グリーンバーグが挙げられる。トム・スコットは、スティーリー・ダンの「麗しのペグ」でリリコンを演奏している。
日本ではTHE SQUARE(現T-SQUARE)のサックス奏者、伊東たけしが使用したことで一躍有名になった。伊東たけしはリリコンやウインド・シンセサイザー・ドライバーの他、リリコンの代替品となるTAKECON-1(EIZUKA ENGINEERING WORKSHOPの永塚策英が製作)という独自のシステムも導入していた。リリコンを使用したTHE SQUAREのナンバーに、
- 「LITTLE MERMAID」(リリコンI使用、アルバム『MAGIC』収録)
- サントリーホワイトのCM曲として使われた「ALL ABOUT YOU」及び「TRAVELERS」(ウインド・シンセサイザー・ドライバー+Oberheim Two Voice使用、アルバム『ADVENTURES』収録)
- 「OMENS OF LOVE」(TAKECON-1+TAKECON-1音源使用(ただし『THE SQUARE LIVE』ではウインド・シンセサイザー・ドライバー+Oberheim Two Voice使用)、アルバム『R・E・S・O・R・T』収録)
- F1グランプリのテーマ曲に採用され有名となった「TRUTH」(ウインド・シンセサイザー・ドライバー+Minimoog使用、アルバム『TRUTH』収録)
などがある。
伊東の後任であるT-SQUARE3代目フロントマンの宮崎隆睦も2022年頃に入手しライブによってAKAI EWIやNuRADなどと一緒に使い分けるようになった[4]
- ^ a b c d e f g “Lyricon Museum”. lyriconmuseum.yu-yake.com. 2020年1月22日閲覧。
- ^ “MASA's Lyricon Analysis”. lyriconmuseum.yu-yake.com. 2020年1月22日閲覧。
- ^ a b c “MASA's Lyricon Library”. lyriconmuseum.yu-yake.com. 2020年1月22日閲覧。
- ^ 宮崎隆睦 [@takahiro_miya] (2022年4月7日). "宮崎本人のポスト". 2022年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2024年1月2日閲覧。
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