ラー・カイラム ラー・カイラムの概要

ラー・カイラム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 15:47 UTC 版)

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艦艇解説

諸元
ラー・カイラム
Ra Cailum
分類 機動戦艦、(大型)巡洋艦[2]
艦級 ラー・カイラム級 または カイラム級
所属 地球連邦軍外郭部隊ロンド・ベル隊(旗艦)
全長 487m[1]
全幅 165m[3]
武装 連装メガ粒子砲×4(前方3基、後方1基 宇宙世紀0093年時点)[4] ×5(前方3基、後方2基 宇宙世紀0096年時点)[5][6]
艦首ミサイル発射管×6
艦尾ミサイルランチャー×1[7]
連装対空機銃×22[8]
乗員 390名(最大640名)
艦長 ブライト・ノア大佐

十分なモビルスーツ運用能力と高い砲戦能力(連装メガ粒子砲4基搭載)を両立させた高性能艦。

地球連邦軍外郭部隊ロンド・ベル隊の旗艦であり、砲撃戦能力とモビルスーツ運用能力[9]を重視した、新たな連邦軍の主力艦艇である。対モビルスーツ戦闘における対空戦闘能力も高く、劇中ではネオ・ジオン軍のモビルスーツの接近をほとんど許さなかった。そのため、前線においても単艦で充分に戦線を構築することができる。通常ブリッジと戦闘ブリッジ[10]の2つの艦橋を持っており、戦闘ブリッジは脱出ポッドとしても機能する。艦の両舷に1基ずつ発進用カタパルトを持ち、後部には着艦専用甲板を持つ。また、船体左右のエンジンブロック下部に艦の全長の半分ほどの長さを持つ大型放熱板を1基ずつ、計2基装備している。

その設計や武装・エンジン配置などの随所には、サラミス級マゼラン級アレキサンドリア級など歴代の連邦軍宇宙艦艇の面影が見られ、それらの集大成ともいうべき艦となっている。

また、同時期に就役したクラップ級とは、艦橋構造物、エンジンおよびその配置、二枚の放熱板や各種武装などの基本設計が共通しており、連携した運用が行われていた。

なお、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と『機動戦士ガンダムUC』ではデザインに若干の差異があり、各種砲塔が近代化改修後のネェル・アーガマと同型のものに換装されていること、後部着艦専用甲板裏面に連装メガ粒子砲が増設されていることに加え、各所のカラーリングが変更されている。[11]

後述のように、開発から50年以上が経過しても同型艦が運用され続けている。

劇中での活躍

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
宇宙世紀0093年を舞台とする本作では、ロンド・ベル旗艦として登場し、本艦艦長を兼任する同隊司令ブライト・ノア大佐による指揮のもと、新生ネオ・ジオンによる小惑星アクシズの地球への落下作戦を阻止すべく行動する。物語冒頭、本艦とロンド・ベル隊所属のクラップ級五隻からなる艦隊によって新生ネオ・ジオン艦隊による5thルナ落としの阻止に当たるがこれは失敗、5thルナはラサに落下した。それを受けスペースコロニーの一つロンデニオンで地球連邦政府と新生ネオ・ジオン間の極秘の和平交渉が行われた際、その陽動として襲撃してきた新生ネオ・ジオンの部隊とロンド・ベル隊は交戦、ラー・カイラムは艦首を破損している。その後ロンデニオンにて修理、補給、及びアクシズに関する情報の入手と極秘での核弾頭の受け取りを行いアクシズ追撃作戦を開始。アクシズを艦首ミサイルに搭載した核弾頭で破壊しようとするも新生ネオ・ジオンのモビルスーツ隊に阻まれる。ブライト以下数名がアクシズを爆破すべく内部に侵入している間は副長メランが本艦に残って戦闘指揮を執り、ブライトの帰艦まで艦を守り切った。爆破後もなお落下軌道にあるアクシズの破片に対し、ブライトは本艦を接触させて押し返そうとするもクルーに制止され、最終的にサイコフレームの共鳴による破片の落下軌道離脱を見守ることとなった。
機動戦士ガンダムUC
宇宙世紀0096年を舞台とする本作でも引き続きロンド・ベル隊旗艦であり、『逆襲のシャア』と同じく本艦艦長と同隊司令を兼任するブライトが指揮する。小説版ではミノフスキー・クラフト・エンジン搭載実験艦として登場し、同エンジンおよび新型MSの重力下試験のために地球へ降下している[12]が、トリントン基地へ寄航した際にはジオン公国残党のMSに奇襲され、上部砲塔3基と右舷機関部に甚大な被害を受けた[13]
OVA版ではエピソード4冒頭の連邦政府首都ダカール襲撃事件から登場し、リディ・マーセナスが駆るデルタプラス、そしてトライスタージェスタ隊らの母艦として、「ラプラス事変」に参加している。小説版と異なり、直接戦闘には巻き込まれなかったために艦の破損を免れたほか、大気圏突入能力を持つことが劇中にて明示された。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
宇宙世紀0105年を舞台とする本作では、ロンド・ベル隊を再編した第13独立艦隊に編入されている。反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」掃討作戦を行うキルケー部隊を支援するため、ビーム・バリアーを展開して大気圏内へ降下する。ミノフスキー・クラフトを使用し、重力下でも運用されている。

  1. ^ a b 『週刊 ガンダムファクトファイル』艦艇:ラー・カイラム/クラップの項目。
  2. ^ 講談社Official Magazine 機動戦士Ζガンダムヒストリカ第7巻(2005年10月7日)他。 
  3. ^ ラー・カイラム”. 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト. 創通サンライズ. 2021年9月18日閲覧。
  4. ^ カットによっては後部着艦専用甲板の裏面にもこの砲らしきものが描かれていることがある。
  5. ^ 小説『機動戦士ガンダムUC』第6巻の挿絵では、前部のメガ粒子砲が2基しか描かれていない。ミノフスキー・クラフト搭載時の改修で撤去されたのかは不明。
  6. ^ OVA『機動戦士ガンダムUC』では改修後のネェル・アーガマと同じ新型のものに換装されており、さらに着艦専用甲板裏面にも一基増設されている。EP7終盤、ミネバの演説中にシャイアン基地上空に滞空しているシーンなどで確認できる。
  7. ^ 艦下方、両舷エンジンブロックに挟まれるように後方を向いて設置されている。
  8. ^ OVA『機動戦士ガンダムUC』では改修後のネェル・アーガマと同型のものに換装されている。
  9. ^ 搭載数はCCA時点では12機、UC時点では16機であるとされる。
  10. ^ 戦闘ブリッジは通常ブリッジの下部に存在する。
  11. ^ それぞれ前方主砲3基の周辺、左右カタパルトの裏面の一部及び後方上部主砲両脇の機銃周辺が赤色から白色、カタパルトデッキ先端の傾斜部が黄色から白色、艦橋左右のアンテナが黄色から灰色、二枚の放熱板、格納庫・カタパルトデッキ間の機密扉及び艦体下部のシャッター状の構造が白色から灰色に変更されている。
  12. ^ 小説『機動戦士ガンダムUC』第6巻[要ページ番号]
  13. ^ 小説『機動戦士ガンダムUC』第7巻で、ザクI・スナイパータイプガルスKなどから攻撃を受けている[要ページ番号]
  14. ^ OVA版『機動戦士ガンダムUC』のepisode4にジェスタと並んで艦載されている。ただし0093時の機体とは若干カラーリングが異なる。


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