ユダの窓 作品の評価

ユダの窓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 23:52 UTC 版)

作品の評価

  • 江戸川乱歩は「カー問答」(『別冊宝石』、カア傑作集、1950年[3]の中で、カーの作品を第1位のグループから最もつまらない第4位のグループまで評価分けし、本作を第1位のグループ6作品の5番目に挙げている[4]
  • 1981年に欧米の作家・評論家17人に対して実施した密室長編ものの人気投票ベスト10[5]で、本作は5位となった[6]
  • 東西ミステリーベスト100」(『週刊文春』)では、1985年版で35位[7]2012年版で44位[8]に挙げられている。

他作品との関連

ケン・ブレークはヘンリ・メリヴェール卿登場第1作の『プレーグ・コートの殺人』で初登場し、イヴリンと揃って『一角獣の殺人』と『パンチとジュディ』以来の登場である。




  1. ^ 戸川安宣「本座談会と『ユダの窓』について」(創元推理文庫『ユダの窓』巻末に収載)参照。
  2. ^ 「ユダの窓」とは、独房のドアに付いている四角い覗き窓のこと(創元推理文庫『ユダの窓』332頁参照)。
  3. ^ カー短編全集5『黒い塔の恐怖』(創元推理文庫)所収。
  4. ^ 本作より上位に『帽子収集狂事件』を筆頭に『プレーグ・コートの殺人』『皇帝のかぎ煙草入れ』『死者はよみがえる』が挙げられている。
  5. ^ 『密室大集合 アメリカ探偵作家クラブ傑作選 (7)』(エドワード・D・ホック編、ハヤカワミステリ文庫1984年)所収。
  6. ^ カーの作品(カーター・ディクスン名義含む)では他に、『三つの棺』(1位)、『曲った蝶番』(4位)、『孔雀の羽根』(10位)が挙げられ、さらに次点の4作品中の1つに『爬虫類館の殺人』も挙げられている。
  7. ^ カーの作品(カーター・ディクスン名義含む)では他に、『火刑法廷』(14位)、『三つの棺』(26位)、『皇帝のかぎ煙草入れ』(69位)が挙げられている。
  8. ^ 他に、『火刑法廷』(10位)、『三つの棺』(16位)、『皇帝のかぎ煙草入れ』(37位)が挙げられている。


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