ホースボール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 02:44 UTC 版)
海外のホースボール
世界中に乗馬が普及しているためホースボールも世界中のあらゆる国で紹介され、取り入れられている。
もっとも普及度の高いフランスではリーグもあり、Pro Elite(プロエリート)10チーム、Pro(プロ)8チーム、Amateur Elite(アマチュアエリート)8チーム、Pro Elite Feminine(プロエリートフェミニン)8チームが各カテゴリーで、毎年11月の初めから翌年6月の3週目までリーグ戦を行っている。
国際大会も毎年行われているが、そのほとんどがヨーロッパで行われる大会で、フランス、スペイン、ポルトガルの3ヶ国、次いでベルギー、イタリア、イギリスが主に表彰台を飾る。ヨーロッパ以外では、アルゼンチン、ブラジル、メキシコ、カナダ、アメリカ、キルギス、オーストラリアなどで行われている。アフリカやアジアでの普及が今後の国際ホースボール連盟 (FIHB) の課題である。
また4年に1度、ホースボールのワールドカップも開催され、2016年ポルトガル大会ではプロエリート、レディース、U16の各クラスでフランスが優勝し、上位のスペイン、ポルトガル、ベルギー同様に、下位に終わったイギリス、イタリア、メキシコ、カナダ、アルゼンチンなども大会を盛り上げた。
日本でのホースボール
日本でも2008年前後からホースボールを導入しようとする乗馬クラブや施設がいくつかあったが、馬の技術面や安全面で問題があり継続、発展には至らなかった。
その後も日本の乗馬の環境や乗馬に対する考え方から、「日本ではホースボールの普及は難しい」という乗馬関係者の意見も多いのが事実ではあるが、 2012年には一般社団法人日本ホースボール協会が発足し、現在では日本ホースボール協会を通して、ポルトガル・フランス・スペイン・イギリスにホースボールでの留学が可能になっている。
日本では実質的にまだ普及には至っていないのが現状であるが、ホースボールの体験、練習は日本ホースボール協会を通じて可能になっている。
日本人選手では西島隆史(日本ホースボール協会所属)が2018年7月にポルトガルのリスボンで行われたFIHBの公式戦、HCC SUMMER SESSIONS 2018(各国から招待された計20選手を4チームに分けて行われた)においてキャプテンを務めたチームが優勝し、個人でも大会MVPに相当する最優秀人馬賞を獲得した。
関連項目
- 1 ホースボールとは
- 2 ホースボールの概要
- 3 特徴
- 4 海外のホースボール
- 5 外部リンク
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