ヘイホー 概要

ヘイホー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/02 16:10 UTC 版)

概要

元々は任天堂がフジテレビとタイアップしたゲームソフト『夢工場ドキドキパニック』で初登場したザコ敵だったが、同作が欧米で『SUPER MARIO BROS. 2』(日本における『スーパーマリオUSA』)としてリメイクされたのをきっかけに、マリオシリーズの登場キャラクターの一員に加わったという経緯をもつ。『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』においてザコ敵の代表格として多数の亜種と共に登場を果たし、以降もヨッシーが主役のアクションゲームにおいては主なザコ敵として登場する。主な攻撃方法は両手を使っての連続パンチ。

身長はマリオの半分ほどと小さい。恥ずかしがり屋[2]なので顔は目と口の部分を繰りぬいた簡素なお面を付けており、その他の部分は服で覆っているため、素顔は分からない(しかし服とはいえ横から触れるとダメージを受けてしまう)。『マリオテニスGC』のヘイホー表彰式で仮面が外れたことがあるが、画面の反対の方を向いていたので素顔は分からず[3]。また『マリオストライカーズ チャージド』でもシュートを決めるなどのことをすると仮面が外れるが、こちらも視点の関係上素顔を見ることはできない。服の色は様々だが、基本は赤である。同ゲームの出身であるキャサリンとは今も繋がりが深い。また、シュールな役回りを演じることが多い。

『スーパーマリオUSA』では、後ろから触れるとプレイヤーの方を向く。

スーパーマリオアドバンス』では、彼の2倍の大きさである「ビッグヘイホー」が登場する。通常のヘイホーよりも持ち上げるのに手間がかかる。

ヨッシーストーリー』では、近くでヒップドロップをする度に服の色が変わるという不思議な習性を持っていた。また、同作品より「ヘイホー」「ヘイ」「ホー」と喋るようになった。

スーパーマリオRPG』ではパチンコで攻撃してくる。

ペーパーマリオ カラースプラッシュ』ではペンキを奪い取るため大量のヘイホーが派遣され、ありとあらゆる場所でストローを使いイロドリアイランドに色ヌケを大量発生させるなどの悪事を働いていた。ごくわずかだが、マリオに対して敵意を持たないヘイホーも存在する。

マリオパーティシリーズ』にもよく登場する。非情、金に汚いといったキャラクター設定がなされていることが多い。『マリオパーティ3』になるとギャンブルミニゲームという博打そのものをするようになる。なお、このシリーズではセリフにほぼ「…」がつく[4]。『マリオパーティ9』では、今までの作品とは違い、純粋なクッパの部下として登場。シングルモードでは、リトルスターの奪還を阻止するため、カメックと共にマリオたちを倒す強敵として参加するが、リトルスターの奪還を阻止できなかった。なお、条件を満たせばプレイヤーキャラクターとして使用できるようになる。

マリオ関連の作品は台詞数が少ないためにヘイホーの口調は不明だったが、『マリオストーリー』では、しょうぐんヘイホー・通常のヘイホーもかなり子供っぽい口調だった。走るときも「わ〜〜!」とこれまた子供っぽい[5]。『ゼルダの伝説 夢をみる島』にゲストとして出演したこともある[6]。攻撃方法はマリオシリーズとは違い、リンクの動きのマネをするというものだった。

星のカービィ』でもサブゲームのメガトンパンチで観客の中にまぎれている。

マリオテニス』シリーズ(据置型ハード版のみ)ではプレーヤーキャラクターとして使うことができる[7]ゲームボーイ版は連動の後64データ画面で見られる。『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』では主に忙しい性格になった。『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』と『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』では審判として登場し、アドベンチャーツアーズでは様々な色のヘイホーが登場し、クッパの手下として登場する者や一般人として登場するものがいる。黄色ヘイホーには嘘つきが多く、ある黄色ヘイホーがそのことに怒った。白ヘイホーはミッションを進めるとたまにチケットをくれ、難しいミッションを無条件でクリアしてくれる。

マリオカートシリーズでは『マリオカートDS』でダウンロードプレイのみのキャラクターとして参戦(軽量級)。カートはスタンダードHHのみだが、性能はスタンダードYS(ヨッシーのもの)と同様で初心者でも使いやすい設定になっている。色のバリエーションは赤、青、黄色、緑、ピンク、水色、白、黒で、DS本体に設定した色を使用する。『マリオカート7』では隠しキャラクターとして参戦し、グランプリでも操作可能となる(色は赤)。ダウンロードプレイでも登場する。『マリオカート8』では、シリーズでは初めて最初から使えるキャラクターとして参戦している。また、有料コンテンツを購入すると『マリオカートDS』と同様に8色のバリエーションが追加される。他にもヨッシーとキノピオ達と一緒に殆どのコースで観客として出ていることが多い。


  1. ^ 英語版名称。「シャイガイ」と読む。
  2. ^ この設定が英語名"Shy Guy"の所以である。
  3. ^ そのとき同席していたルイージがその素顔に驚愕していた。
  4. ^ 「…マリオさん、こんにちは。」など。
  5. ^ 将軍ヘイホーの場合、一人称は「ぼく」であり「ムキーッ!」「オーッホッホッ!」などと言う。
  6. ^ 沢田ユキオの漫画『スーパーマリオくん』で、このことを利用したジョークがある。
  7. ^ ニンテンドーゲームキューブ版では「プロペラヘイホー」も使える。





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