フランス国立高等演劇学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/22 15:29 UTC 版)
教育
フランス国立高等演劇学校は、演劇、舞台芸術に特化した教育を行っている。俳優の訓練として必要な実践経験と理論的知識を主眼としている。 伝統と現代性を結びつける上で、教育はクラスとアトリエの2種類から成っている。伝統ある演技クラスでは、教授の演技指導により、一対一の直接訓練が受けられる。演技アトリエでは、選択制により、様々な表現の実践に触れる機会が与えられる。
科目一覧
- 演技
- 仮面
- 即興
- ダンス
- 太極拳
- 歌唱
- フェンシング
- 発声法
- 劇作法
- 演劇史
- 芸術文化
- 舞台装置
スタージュ制度
- フランス国立映像音響芸術学校 (映像、音響学生との共同制作)
- ラジオ・フランス (ラジオ放送録音)
国立新進演劇協会
1971年以降、国立新進演劇協会 (JTN: Jeune théâtre national)によって、フランス国立高等演劇学校およびストラスブール国立劇場高等演劇学校出身の学生は、プロフェッショナルとなる上での支援を与えられている。演出家との出会い、および演出家に対するプレゼンテーションの場の提供、舞台作品への助成金支出などを通じて、若い俳優達の駆け出しが手助けされている。1901年の協会法により、国立新進演劇協会は文化・コミュニケーション省の保護下にある。 フランス国立高等演劇学校およびストラスブール国立劇場高等演劇学校を卒業した学生は、3年間の間国費によって生活費がまかなわれる。したがって、演出家、映画監督はその間、給与を節約して俳優を雇うことができ、若手俳優の出演機会を促進している。コメディ・フランセーズ、国立ナンテール・アマンディエ劇場、国立コリーヌ劇場といった国立歌劇場でそうした若い卒業生の姿が見られる。
演劇学校関係者一覧
固有名詞の分類
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