ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! (映画) エピソード

ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/26 16:47 UTC 版)

エピソード

作成された楽曲のほとんどは作品中で演奏された。また、公開放送の本番という設定で演奏されたシーンの観客の中には、エキストラとして若き日のフィル・コリンズがいた[13][14]。これがきっかけになり、後に発表されたメイキング映像(現在は廃盤)ではホスト役をフィル・コリンズ自身が勤めている。

ビートルズがファンの女の子に追いかけられるというオープニングでは、撮影時に走っているジョージが転んでしまい、ジョージにつまづいたリンゴも転んでしまう。映画ではそのカットが使われている。

「恋におちたら」の演奏シーンで、ジョージがもたれ掛かったアンプが落ちそうになる。

劇中で乗り込んだ列車の中でビートルズがナンパする女学生の一員に、後にジョージの最初の妻となるパティ・ボイド(クレジット未表記)が出演している。撮影中にジョージとパティが恋仲になり交際がスタートした。当時の宣伝資料として撮影された写真に(映画内で登場した)女学生役の女優達4人が(メンバーそれぞれの名前が書かれたディレクターズ・チェアーに座った)ビートルズのメンバーの髪を櫛でとかしている写真があるが、ジョージの髪はパティ・ボイドがとかしている。

本作品とアルバムの成功で始まった初のアメリカツアーのために、ケネディ空港に降り立った彼らをひと目見ようと押しかけたファンの数は、現在でも同空港に押し寄せた見物客の最高記録を誇っているという。

ポールの祖父が何かというと「こぎれいな老紳士」と評されるが、これは演じているウィルフレッド・ブランビルが1962年からBBCで放映されていたコメディドラマ『Steptoe and Son』で、「汚いじいさん」といつも言われている主役の老人を演じていたことに由来する[15]


注釈

  1. ^ ただし、劇中内ではジョージ・ハリスン作の「ドント・バザー・ミー」も使用されている。

出典

  1. ^ a b c A Hard Day's Night - IMDb(英語)
  2. ^ ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!”. 株式会社ナターシャ. 2020年6月13日閲覧。
  3. ^ A Hard Day's Night Film Summary and comments from The Beatles”. 2008年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月20日閲覧。
  4. ^ ノンクレジット
  5. ^ Badman, Keith. The Beatles Off The Record. Music Sales Corporation. p. 93. ISBN 978-0-7119-7985-7 
  6. ^ de:Yeah Yeah Yeah
  7. ^ es:A Hard Day's Night (álbum)#Historial de lanzamiento a nivel mundial
  8. ^ 東京スポーツ・2010年12月17日付 連載『高嶋弘之 ビートルズとカレッジポップス』
  9. ^ Miles, Barry (2001). The Beatles Diary. London: Omnibus Press. ISBN 0-7119-8308-9 
  10. ^ Rybaczewski, Dave. “"A Hard Day's Night" Soundtrack History”. Beatles Music History. DKR Products. 2019年10月20日閲覧。
  11. ^ Winn, John C. (2008). Way Beyond Compare: The Beatles' Recorded Legacy, Volume One, 1957–1965. New York: Three Rivers Press. pp. 166. https://books.google.com/books?id=UwvYhxcBr5oC&printsec=frontcover 
  12. ^ Morton, Ray (2011). A Hard Day's Night. Milwaukee WI: Limelight Editions. p. 55. ISBN 978-0-87910-388-0. https://books.google.com/books?id=58-V1IvsX8UC&printsec=frontcover 
  13. ^ Walsh, John (2014年6月20日). “Phil Collins: The King Lear of pop music”. The Independent (London). https://www.independent.co.uk/news/people/profiles/phil-collins-the-king-lear-of-pop-music-9553182.html 2019年10月20日閲覧。 
  14. ^ Lumenick, Lou (2014年6月11日). “10 things you didn't know about 'A Hard Day's Night'”. New York Post. https://nypost.com/2014/06/11/10-things-you-didnt-know-about-a-hard-days-night/ 2019年10月20日閲覧。 
  15. ^ Television Heaven : Steptoe and Son”. 2008年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月20日閲覧。
  16. ^ “unoの人気 CMにも影響?ザ・ビートルズの初主演映画が再リリース”. 映画 Movie Walker (株式会社ムービーウォーカー). (2010年2月10日). https://moviewalker.jp/news/article/12601/ 2019年10月20日閲覧。 





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