パーヤーシ経 パーヤーシ経の概要

パーヤーシ経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 21:49 UTC 版)

類似の伝統漢訳経典としては、『長阿含経』(大正蔵1)の第7経「弊宿経」、『中阿含経』(大正蔵26)の第71経「蜱肆経」、『大正句王経』(大正蔵45)等がある。

経名は、経中に登場するパーヤーシ(弊宿)王に因む。

構成

登場人物

  • クマーラ・カッサパ --- 仏弟子の一人
  • パーヤーシ --- コーサラ国の王族の一人

場面設定

クマーラ・カッサパと500人の比丘が、コーサラ国のセータヴィヤーのシンサパー林に滞在していた際、「来世も、善悪の果報も無い」という考えを持った地主の王族パーヤーシが、比丘たちを言い負かそうとバラモン達と共にやって来た。

クマーラ・カッサパは様々なたとえ話を出しつつ、輪廻思想の重要性を説き、パーヤーシは最終的に改心する。

内容

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典2』(第7巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ)大篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典2』 中村元監修 春秋社

  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村


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