パイナップルボーイズ パイナップルボーイズの概要

パイナップルボーイズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/29 02:09 UTC 版)

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THE PINEAPPLE BOYS
パイナップルボーイズ
基本情報
出身地 日本
ジャンル ロックバンド
サーフ&ホットロッドミュージック
活動期間 1982年 - 1984年
2012年 -
レーベル MOON RECORDS
事務所 エプスタインミュージック - ADO
共同作業者 中村俊夫 萩原健太
メンバー 冨澤麻琴/キーボード(バンマス)
恩田正晴/ベース
青柳伸一/ドラム
旧メンバー 杉田和弘/ドラム

概要

日本初のミニFM局「KIDS RADIO STATION(以下KIDS)」から最初にデビューしたアーティスト。以後、オレンジシスターズココナッツボーイズC-C-B)、ユミ・飛鳥らがKIDS専属ミュージシャンとしてデビューしている。

来歴

デビュー前

  • 1979年、キーボード冨澤が結成したバンド『WINNER』が前身。都内の実力派バンドから巧いプレイヤーをピックアップして結成した彼らの演奏力は高かった。結成当初からオリジナル楽曲のみで活動しており、アレンジTOTOの影響を強く受けていた。『WINNER』初期メンバーのギタリスト・金子文夫は、その後『ZEUS』のギターとして浜田麻里のバックで活動している。
  • 1980年、ベースの恩田が加入。ヤマハポピュラーソングコンテスト東京都大会で演奏賞を受賞。直前にボーカリストが脱退し、急遽 冨澤が唄った。
  • 1981年、音楽プロデューサー・上野義美がKIDSを立ち上げ、タイアップ先となる楽器メーカー『グヤトーン東京サウンド)』とパイプのあったベースの恩田経由で参加のオファーがある。

デビュー後

  • 1982年、KIDSミュージシャンによるオムニバス・アルバム『RASPBERRY AVENUE』発売。収録曲とジングルのほぼ全て(ココナッツボーイズのスーパーボード以外)の演奏とコーラスを担当。
  • 1983年、ムーンレコードから『FABULOUS! THE PINEAPPLE BOYS』をリリース、メジャーデビューを果たす。サウンドプロデュースは萩原健太。同じ事務所に所属していた陣内孝則(元ロッカーズ)のサポートバンドも半年ほど担当。陣内孝則&T-KIDSとして、ニューイヤーロックフェスティバル(内田裕也主催、後のNew Years World Rock Festival」)に出演した。
  • 1984年、事務所を移籍。ドラマーも変わる。事務所移籍後、『BIG WAVE』をリリース。同名タイトルのアメリカヘラルド映画『BIG WAVE』のインストルメント・サウンド・トラックも担当。ボーカルトラックは山下達郎が担当。BIG WAVEのプロモーションツアー中、セカンドギターの浜本が内臓疾患で緊急入院。キャンセル不可だった文化放送の生放送ライブだけギター1本で行い、残りは全てキャンセルした。浜本の入院が長期に及ぶことが解り、事務所・レコード会社からメンバー差し替えで活動続行案も出たが、バンマスの冨澤が活動停止を決断し、冨澤と恩田以外は事務所から契約を解除された。
  • バンマス・冨澤、ベース恩田、ボーカル・タイロン橋本で「Half Moon Bay」のレコーディングを行ったが、諸事情によりリリースに至ってはいない。

再結成・活動再開

  • 2012年11月、再結成。事務所等には所属していない。
  • 2014年、11月9日、渋谷ルイードK2において30年ぶりのワンマンライブ開催し盛況のうちに終了。
  • 2015年5月23日、都内レコーディングスタジオに於いてボーカル入り楽曲「Half moon bay」のレコーディングを行った。
  • 「Half moon bay」のボーカルにはTransient、oil78proofの 吉田光明氏が参加。
  • 2015年9月、現メンバーでの活動をすべて終了。
  • 2016年2月8日、「Half moon bay」のミュージックビデオが公開。
  • MVはアートディレクター・Keef on Rolling KAZUが製作にあたる。
  • 2018年4月20日、バンマス・冨澤の一人ユニット「Electronica Pineapple Boys」(エレクトロニカ パイナップル ボーイズ)が、1stアルバム「Hello! EPB」を配信開始。
  • 2018年4月5日、「Electronica Pineapple Boys」(以下EPB)1stアルバム「Hello! EPB」のトレーラーをYouTubeにアップロード。製作はクリエイティブチーム「Mckazyum」(マカジューム)のアートディレクター・Keef on Rolling KAZUが製作担当。
  • 2019年6月、「Hello! EPB」収録楽曲全てをYouTubeにアップロード。
  • 2019年7月2日、EPBの「Ninja Clan」(名探偵の日常)のMV・「Ninja Clan」-(Early Edition)-01 HDをYouTubeにアップロード。製作はクリエイティブチーム「Mckazyum」のアートディレクター・Keef on Rolling KAZUが製作担当。日本語テキストはMac Tomizawa、英語翻訳はYumiko Deuxが担当。「Ninja Clan」のMV フルバージョンの製作も進行中。メンバー

解散前の最終メンバー

  • 冨澤麻琴 - キーボード、作曲、編曲(バンドマスター)
  • 恩田正晴 - ベース
  • 青柳伸一 - ドラム

元メンバー

  • 杉田和弘 - ドラム

活動再開後のサポートメンバー

  • 篠原祥紀 - 2ndギター
  • 冨澤佑璃 - ドラム

活動再開後の最終メンバー

  • 冨澤麻琴 - キーボード、作曲、編曲(バンドマスター)
  • 恩田正晴 - ベース
  • 篠原祥紀 - 2ndギター
  • 冨澤佑璃 - ドラム

音楽性

パイナップルボーイズのサウンドは、ベンチャーズに代表されるサーフインストがベースになっている。しかしメンバー全員が生まれる前のサウンドであり、誰もサーフインストを聴いたことがなかったため、習得には相当の労力を要している。活動開始当初は、ギターの歪み禁止令、シンセ使用禁止令が出た。作曲に関しても、単純なコード4つ以内で楽曲を作れなど、かなり無茶な制約もあった。活動初期はグヤトーンが全面的に機材のサポートを行い、ギター、アンプ、各種エフェクターを提供した。キーボードはハモンド社からB-250が提供された。移籍した事務所(ADO・カシオペア等所属)では、比較的自由な音作りを許され、シンセやギターの歪みも解禁された。コードや編曲もモダンに変化し、フュージョン風の楽曲もあった。




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