ネットボール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/04 19:53 UTC 版)
ルールと試合の流れ
チーム構成と審判
1チーム12人編成。コート内で試合に出場できる選手は7人。試合時間内の選手交代に制限はない。選手交代は休憩時間、ハーフタイム、負傷による試合中断時に行われる。公式試合では審判は2名配置されコートを2分割し右半分、左半分をそれぞれの審判が担当する。
試合の流れ
センターサークルよりセンター(C)の選手がセンターパスを行い試合が開始される。
すべての選手はボールを保持してからパスまたはシュートを3秒以内に行う(3秒以上のボール保持は反則)。ゴールサークル内からシュートが打てるのはGSとGAの選手のみ。シュートしたボールがゴールリングを通過すると得点となる(1得点)。GS、GA以外の選手、ゴールサークル外からのシュートは無得点となる。ボールがゴールポストにあたりコートに戻った場合は試合続行される。ボールがコート外に出た場合はスローインによる再開される。得点後は得点チームに関わらず、交代制のセンターパスにより試合再開となる。
1クォーター15分を4クォーター、計60分で勝敗を決める。第1クォーター終了後に3分間のクォータータイムをとり、第2クォーター終了後に5分間のハーフタイムをとる。ハーフタイム終了後に第3クォーター、3分間のクォータータイムをとり、第4クォーターを経て総得点数を競う(試合時間は成人向けルールの事例)。なお、ハーフタイムは5分または10分に設定することができるため試合開始前に決定する。
主な反則
- オフサイド:ポジション外の選手が他の選手領域へ進入した場合。
- オブスタラクション:ボールをもつ選手の足元90センチ以内に近づき守備をしてはいけない。90センチの間隔は、選手間の足の間をコートで測定し測る(体と体の間隔ではない)。その他、腕を突き出し攻撃を防ぐ行為、ボールを押さえ動かさない行為なども含まれる。
- コンタクト:故意的または偶発的を問わず、相手選手の動きを抑える接触をした行為。
- トスアップ:反則が同時に起きた場合やボールの権利がどちらに移るのか際どい判定の場合、その事態が起きた地点にて審判によりトスアップされたボールを2人の選手が奪い合う。
- ヘルドボール:パスまたはシュートするまでにボールを3秒以上保持した場合。
- ショートパス:第三者が入れない距離での2者間同士のパス。
- オーバー・ア・サード:どの選手にも触れることなく、コートの1/3以上を超えてボールを投げる行為。
- ステッピング:ボールを保持した状態で片方の足がコートに着地した場合、そこからの足の踏み出し、ジャンプ、足を引きずる行為。
- 1 ネットボールとは
- 2 ネットボールの概要
- 3 ルールと試合の流れ
- 4 世界大会
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