ドント方式 同一の結果を与える計算方法

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ドント方式の解説 > 同一の結果を与える計算方法 

ドント方式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/15 02:27 UTC 版)

同一の結果を与える計算方法

ジェファーソン方式

ドント方式は、ジェファーソン方式(合州国の政治家トーマス・ジェファーソンに因んで名づけられた)とは、計算方法が異なるが常に同じ結果を与える。 ジェファーソン方式は、1792年にアメリカ合衆国議会で選挙よりむしろ各州へのアメリカ合衆国下院議員の割当てのために発明された。ジェファーソン方式は、一議席あたりに必要な得票数(基数)を、大きな値からはじめて、獲得議席が全議席に一致するまで繰り返し調整していく方法である。ジェファーソン方式では、基数で割った剰余は無視され議席につながらない[4]

ハーゲンバッハ=ビショフ方式

ドント方式は、ヘア基数またはドループ基数での議席を配分したあとの、残余議席の配分方法に用いられることがある。この方法は、ハーゲンバッハ=ビショフ制(Hagenbach-Bischoff System)として知られ、結果ははじめからドント式ですべての議席を配分するのと同一なる[5]

外部リンク


  1. ^ Aurel Croissant and Daniel J. Pojar, Jr., Quo Vadis Thailand? Thai Politics after the 2005 Parliamentary Election Archived 2009年4月19日, at the Wayback Machine., Strategic Insights, Volume IV, Issue 6 (June 2005)
  2. ^ Gary Cox (1991) "SNTV and d’Hondt are ‘Equivalent’ " EIecltoral Studies p118-132
  3. ^ 哲男, 一森「議員定数配分問題の離散最適化による解法について(応用)」『日本応用数理学会論文誌』第23巻第1号、2013年3月25日、doi:10.11540/jsiamt.23.1_15ISSN 2424-0982 
  4. ^ 大和毅彦 (2003)「議員定数配分方式について : 定数削減, 人口変動と整合性の観点から」オペレーションズ・リサーチ 48巻第1号, 23-29頁
  5. ^ 西平重喜 (2001)「比例代表制の計算方法とその意味」選挙研究 16 巻 p. 114-124,183


「ドント方式」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ドント方式」の関連用語











ドント方式のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ドント方式のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのドント方式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS