トレイルランニング 著名な選手

トレイルランニング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 07:17 UTC 版)

著名な選手

安全対策

一般登山道で楽しむことが多く、最終的な安全の確保はランナーの自己責任に任されることとなる。山に入る際は、登山届けを提出したり友人や知人に行き先を告げておき、十分な装備と飲食物を用意することが重要である。

激しい運動は、マラソン同様に心臓発作のリスクがあります。また、登山道からの滑落[9]や落石などの危険もある。クマに襲われる例[10]も稀にあるため、注意が必要である。

大会に出場する際は、健康診断を受けておき、体調管理に十分気を配り、無理をせずに参加することが大切である。大会によっては体調チェックシートなどの提出が求められる場合もある。

日本における普及状況と課題

大会を開催するにあたっては、登山者やトレッキング愛好者から拒絶反応を受けることも過去にはあったが、近年ではトレランと登山の両方を楽しむ愛好家が増加しており、地域振興にも利用されるなど、良質のアウトドアスポーツとして認知されている。過去に箱根で実施されたレースは、登山者からのクレームもなく、コースもほとんど荒れなかったのにも関わらず、環境省箱根自然環境事務所が「箱根の歩道(登山道)利用に関するガイドライン」を元に大会開催の自粛を要請したため、2007年に第1回開催を果たしたのみでその後は開催不可能になるなど、世間の理解を得られない時代もあった[11]

大会がおこなわれることで、周辺の植生に悪影響を及ぼすはずだと考える地元関係者も存在するが、近年では主催者により登山道が保全され、安全かつ安心して通行が出来るようになるなど、大会主催者や愛好者の努力が行われている。

重大な事故が発生した場合、後援団体やスポンサーによっては、これをマイナス要素と受け止め、次年度以降の支援を停止することもある[12]。大会主催者は国際トレイルランニング協会(ITRA)が示すガイドラインに準じて運営をすることに努める必要がある。

トレイルランニングの普及には、安全面でのルール作り、施設整備、組織体制の構築などの課題に取り組む必要があります。自然環境との共生を図りつつ、次世代にも継承できる持続可能な活動として定着させることが重要です[13]

テレビ番組

  • 「〜グレートレース〜」(NHK BS1、2015年放送開始)

  1. ^ 競技規則・第8部 クロスカントリーとマウンテンレース、トレイルレース 日本陸上競技連盟、2023年9月1日閲覧。
  2. ^ 【初心者向け】トレイルランニング(トレラン)の始め方 R×L、2022年9月9日
  3. ^ a b 平野悠一郎. “日本におけるトレイルランニングの林地利用の現状と動向 ―コンフリクトの表面化とランナーの対応―”. 2023年12月16日閲覧。
  4. ^ 【JMAR】トレイルランニングに関する実態調査 - トレイルランニング総合情報サイト トレイルランナー.JP Trail Runner.JP” (2014年9月8日). 2023年12月15日閲覧。
  5. ^ Kyung, Baek Hye (2019-12-30). “A Study on the Development Direction of the Jeju Trail Running Competition through the World Trail Running Competition”. Asia-pacific Journal of Multicultural Society 3 (1): 7–12. doi:10.21742/apjms.2019.3.1.02. ISSN 2207-9068. http://dx.doi.org/10.21742/apjms.2019.3.1.02. 
  6. ^ 日本放送協会 (2023年10月6日). “クマによる被害相次ぐ 秋田で80代男性 青森で60代女性がけが | NHK”. NHKニュース. 2024年3月28日閲覧。
  7. ^ 熊鈴って効果あるの?と専門家に聞いてわかった登山者がすべき本当のクマ対策 | YAMA HACK[ヤマハック]” (2020年2月7日). 2024年3月28日閲覧。
  8. ^ 石川 弘樹 hiroki ishikawa オフィシャルサイト -STORY-
  9. ^ トレイルランで男性死亡、滑落か 埼玉・秩父 日本経済新聞(2017年11月18日)2018年1月1日閲覧
  10. ^ トレイルランの大会中に少年がクマに襲われ死亡 米アラスカ州 AFP(2017年6月20日)2018年1月1日閲覧
  11. ^ 「OSJハコネ50K」 2008年度中止のお知らせ POWER SPORTS
  12. ^ トレイルラン後援せず 秩父市、死亡事故受け方針 東京新聞(2017年11月23日)2018年1月1日閲覧
  13. ^ Microsoft OneDrive”. onedrive.live.com. 2024年3月28日閲覧。






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