スクリプトエディタ 所在

スクリプトエディタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 15:09 UTC 版)

所在

OS X 10.6までは「アプリケーション」フォルダに入っていたが、OS X 10.7からは「ユーティリティ」フォルダに入っている。

ファイル保存形式

スクリプトエディタが保存可能なファイル形式は、プレーンテキスト形式 (.applescript)、コンパイル(構文確認)ずみスクリプト (.scpt)、スクリプトバンドル (.scptd)、アプレット (.app)。OS X 10.8でAuto Saveに対応したため、構文未確認状態(=中間コードへの変換前)のスクリプトでも保存できるようになった。

バンドル形式のスクリプト (.scptd) を保存すると、バンドル内を直接操作するための編集ペインが表示できるようになり、バンドル内にスクリプトライブラリや各種Cocoa Frameworkの追加/削除/移動が可能になる。また、バンドルIDやバージョン番号などもバンドル形式時にのみ編集可能となる。

記述OSA言語の切り替え

macOSのOSA機構は登場当初の1993年から、アプリケーション操作自動化のためのOSA言語に複数言語をインストールして切り替え運用するスタイルを許容するようになっており、現在ではAppleScriptにくわえてJavaScriptベースのJXA (JavaScript for Automation) が標準搭載されている。これらのOSA言語の切り替えはOSA言語ポップアップメニューで行う。

現行のAppleScriptおよびJXA間、あるいはかつて存在していたShell OSA、Tcl OSA、Ruby OSA、PythonOSA、Perl OSAJavaScript OSAなども実際にインストールして当時のスクリプトエディタ上で切り替えが可能なことを確認している(これらのOSA言語はOS X 10.7の64ビット化に対応できずに開発が打ち切られた)。

ただし、OSA言語ポップアップで記述言語を切り替えたとしても、記述中のScriptの内容が他のOSA言語に自動で翻訳されることはない。

コード署名

スクリプトエディタでは、スクリプトのアプリケーション書き出し時にコードサインを行うことができる。そのためにはmacOS開発者プログラムに登録して(有償)、証明書をダウンロードし、開発環境にインストールしておく必要がある。ただし、Xcode上でコードサインするのとは異なり、プロダクトごとに個別の証明書をダウンロードする必要はない。アプリケーション開発者ID (Developer ID) を指定すれば、コード署名が行える。




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