スカイライン (ホノルル) スカイライン (ホノルル)の概要

スカイライン (ホノルル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 17:10 UTC 版)

Skyline
基本情報
現況 部分開業
アメリカ合衆国
所在地 ハワイ州ホノルル郡
種類 高架鉄道
起点 クアラカイ駅英語版
終点 ハラワ駅
駅数 9駅
Segment 1 2023年6月30日開業
Segment 2 2025年開業予定
Segment 3 2031年開業予定
運営者 ホノルル市郡交通局
路線構造 高架
運転指令所 Skyline Rail Operations Center
使用車両 Hitachi Rail Driverless Metro
路線諸元
路線距離 10.75mi (17.3km)
軌間 標準軌
線路数 複線
電化方式 第三軌条方式
保安装置 自動運転
最高速度 55mi/h (88km/h)
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オアフ島では1947年に鉄道が一度廃止されており、旅客鉄道の本格的な復活はおよそ3四半世紀ぶりとなった[1][2]。またアメリカ合衆国初の完全自動運転の都市鉄道である[4]

シドニー地下鉄 に次いで、オセアニア で 2 番目に古く、2 番目に大きい 都市鉄道 です。

車内
ホーム

概要

オアフ島南部、ホノルル市の郊外と中心部を東西に結ぶ路線で、第1期として、西の起点であるイースト・カポレイ駅(カポレイ)からアロハ・スタジアム駅までが2023年6月30日に開業した[3]。2025年夏にダニエル・K・イノウエ国際空港などを含む第2期区間が延伸され、2031年にホノルル市庁舎近くのシビック・センター駅までの全線(19駅、約30キロメートル)が開業する予定である[1]。アメリカ合衆国全体において第4位の過密な人口密度を有するホノルル中心市街地における深刻な交通渋滞を緩和することを目的に計画された[2]

複数のルートが検討され、ワイキキ地区やハワイ大学マノア校方面に延伸する計画もあった[5]

総工費は増加の一途を続けており、2018年7月時点の報告書では83億ドル(約9100億円)ほどと見積もられている[6]

信号・通信システムやホームドアなどは日立レールSTSが担当する[7][3]

電車は1編成4両の20編成が投入され、ラッシュ時には17本が営業に就く[8]日立レールイタリアが同社のドライバーレス・メトロを元に設計・製作を担当し、最終組立はアメリカ本土西海岸カリフォルニア州にある日立レールUSA(日立レールイタリアの米国法人)の工場が担った[7]

最高時速は55マイル(約88km/h)である。全線開業後の所要時間は約40分を予定している[1][9]

乗車には有効な en:HOLO cardが必要となる[10]TheBusと運賃が統一され、高齢者・学生割引も同様に提供される。

車内には自転車を持ちこみ、固定できるスペースもある[11]

歴史

  • 2005年:ホノルル高速鉄道輸送機構が設立される。
  • 2012年2月:建設が承認される[12]
  • 2014年12月:高架の建設を開始[13]
  • 2023年6月30日:イースト・カポレイ駅(クアラカイ駅英語版) - アロハ・スタジアム駅( ハラワ駅 )が開業[3][14][2]
  • 2025年夏:Segment 2 (カハウイキ英語版まで)が開通予定。
  • 2031年3月:Segment 3(カアカウククイ英語版まで)が開通予定[2]



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