ジョージ高野 得意技

ジョージ高野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 09:56 UTC 版)

得意技

持ち上げてすぐに落とすのが特徴。
No.1使い手の呼び声も高い。その場跳びでもダッシュ式でも、どちらも190センチの相手の頭上を行くほどの打点の高さで有名。
  • フライング・ニールキック
ほとんど全ての選手が、“フライング”とは言い難い“ジャンピング”・ニールキックである中、ジョージ高野(特にコブラ時代)のそれは、正真正銘の“フライング”・ニールキックだった。
ロープに振って返ってきた相手に向かって、ダッシュして繰り出す。相手の喉元に自分の腕をヒットさせると同時に、勢いで自らが斜め後方に回転する、シンプルな技を華やかに昇華させたダイナミックなオリジナル・フィニッシャー。
ザ・コブラのオリジナル技。コーナー跳ね返り式のニーアタックまたはレッグラリアットである。コーナーに振られた際、そのままセカンドロープに跳び乗り、そこからやや体を丸めて身を翻し、(このとき自身の体は木村健悟の稲妻レッグラリアットのような角度となり、その体勢のまま)空中で相手の首や顔または胸に、自身のニーまたはスネをショットする。双方タイミングや距離感が難しく、当たり具合が不安定なため、ほとんど使われなかった。
相手の背後から両肩に飛び乗り、前方に回転して相手を丸め込む=ウラカン・ラナである(相手の正面から両肩に飛び乗り、後方回転して相手を丸め込む技は、ウラカン・ラナ・インベルティダ)。スモールパッケージ・ホールドや逆さ押さえ込み、越中式のジャパニーズ・レッグロール・クラッチなども用いたが、数多くある丸め込み技の中で、特にこの技を好んで多用していた。
  • スペース・フライング・タイガー・ドロップ
初代タイガーの技として有名であるが、開発したのはジョージ高野であると言われている。コブラは慌てて技を出す癖があるため、距離感がつかめず相手への当たりが弱くなってしまうことが多かった。
  • ノータッチ・プランチャ
場外の相手へ、リング端からダッシュし、ムササビ・プレスのようなフォームでノータッチでトップロープを超えてボディアタックを決める。
開発者はジョージ高野であると言われる。頻度は多くないものの、試合終盤~フィニッシュとして使用していた。
ザ・コブラ時代にコーナー跳ね返り技として多用した。コーナーに振られた際、そのままセカンドロープに跳び乗り、そこから斜め後方に大きくジャンプして身を翻し、相手に体を浴びせてそのままフォールする。同じくコーナーに振られた際、トップロープから大きくバック転の要領で相手のさらに背後に着地するという派手なスカし技(サルト・モルタル)も得意だった。
  • 高速ストンピング
ダウンした相手に、15~20発連続でストンピングを浴びせる。後の小橋建太逆水平チョップ連打(マシンガンチョップ)等にも通ずるものがある。
藤波辰爾武藤敬司の間の時期に使用していた。ドラゴン・スクリューからの足4の字固めという流れも既に見せていた。

  1. ^ 『Gスピリッツ Vol.38』P20(2015年、辰巳出版ISBN 4777816249
  2. ^ 『Gスピリッツ Vol.28』P22(2013年、辰巳出版、ISBN 4777811743
  3. ^ 東邦出版『KAMINOGE』vol.64 p100
  4. ^ The Stampede matches fought by George Takano in 1983”. Wrestlingdata.com. 2017年12月11日閲覧。
  5. ^ a b British Commonwealth Mid-Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2017年12月11日閲覧。
  6. ^ Professional Wrestler Profiles: Cobra”. Online World of Wrestling. 2017年12月11日閲覧。
  7. ^ a b NWA World Junior Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2017年12月11日閲覧。
  8. ^ a b c IWGP Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2017年12月11日閲覧。
  9. ^ 『プロレススキャンダル事件史3』所収
  10. ^ アーカイブされたコピー”. 2009年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年11月9日閲覧。
  11. ^ 『別冊宝島1678 プロレス真実一路』、宝島社、2009、45頁。
  12. ^ 三田佐代子 (2012年8月2日). “三田佐代子の猫耳アワー 第203回 飯伏幸太選手写真集のお知らせ〜森谷さんありがとう”. サムライTV. 2013年6月28日閲覧。
  13. ^ ナムカブアン (2012年7月27日). “2012年7月27日 森谷俊之さんを送る会 観戦記 : ナムのジャンク領域ブログ”. 2013年6月28日閲覧。
  14. ^ ジョージ高野が復活、往年の動き。「絶対!絶対!諦めるな!」戸井克成が閉め〜BattleAid新木場大会 (ファイト!ミルホンネット お知らせ)”. ファイト!ミルホンネット (2013年7月27日). 2013年7月31日閲覧。
  15. ^ ザ・コブラ。中身がジョージ高野さんということなんですけど(船木誠勝)5:49付近、船木誠勝が、ザ・コブラの初登場について語る。Masakatsu FunakiのYouTubeチャンネル
  16. ^ WWF Junior Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2017年12月11日閲覧。
  17. ^ SWS Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2017年12月11日閲覧。
  18. ^ 猪木は金銭面の良さだけでSWSへ離脱した選手を痛烈に批判していたが、ジョージの場合は金銭面よりもプロレスラーとしての自身の可能性を求めての移籍であった。
  19. ^ https://store.tkj.jp/shopdetail/000000011005/ シュートマッチ プロレス「因縁」対談 10番勝負]
  20. ^ IGFオフィシャルサイト(2002年2月28日)





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