ジオ・ウルシェラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 23:52 UTC 版)
経歴
プロ入りとインディアンス時代
2008年7月にクリーブランド・インディアンスと契約を結んでプロ入り[2]。
2009年は、まず傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・インディアンスでプレーした。ここでは、27試合に出場して打率.269、1本塁打、24打点、29安打を記録した[3]。その後、渡米してルーキー級アリゾナリーグ・インディアンスでプレーした。ここでは、32試合に出場して打率.257、11打点、27安打を記録した[3]。
2010年は、年間を通じてA-級マホーニングバレー・スクラッパーズでプレーした。この年は、58試合に出場して打率.290、3本塁打、35打点、64安打を記録した[3]。
2011年は、年間を通じてA級レイクカウンティ・キャプテンズでプレーした。この年は、126試合に出場して打率.238、9本塁打、46打点、120安打を記録した[3]。
2012年は、年間を通じてA+級カロライナ・マドキャッツでプレーした。この年は、114試合に出場して打率.278、14本塁打、59打点、122安打を記録した[3]。
オフの11月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選のコロンビア代表に選出された[4]。
2013年は、年間を通じてAA級アクロン・エアロズでプレーした。この年は、116試合に出場して打率.270、8本塁打、43打点、120安打を記録した[3]。
2014年は、まずAA級アクロン・ラバーダックス[5]でプレーした。ここでは、24試合に出場して打率.300、5本塁打、19打点、27安打を記録した[3]。その後、AAA級コロンバス・クリッパーズへ昇格した[6]。ここでは、104試合に出場して打率.276、13本塁打、65打点、109安打を記録した[3]。
オフの11月21日にルール・ファイブ・ドラフトで指名される事を回避するために40人枠に登録された[7]。
2015年6月8日にメジャー初昇格を果たし[8]、翌9日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー。11日の同カードではメジャー初安打と初本塁打を放った[9]。以後、三塁手のレギュラーに定着して81試合に出場。しかし打率.225、6本塁打、21打点に終わった。
2016年はメジャーでの出場機会はなかった。マイナーのAAA級コロンバスでは117試合に出場して打率.274、8本塁打、57打点、OPS.674という成績を記録。守備面では104試合で守った三塁で9失策、守備率.970を記録したほか、5試合で遊撃守備にも就いた。
2017年はシーズン開幕前の2月8日に第4回WBC本戦のコロンビア代表に選出された[10]。シーズンでは2年ぶりにメジャーに昇格したがショーン・アームストロングの昇格に伴い、オプションでマイナーに降格した[11]。しかし、ライアン・メリットと入れ替わる形でメジャーに再昇格した[12]。その後、降格したが、7月9日にジェイソン・キプニスの離脱に伴い、再度メジャーに昇格した[13]。この年は67試合に出場して打率.224、1本塁打、15打点を記録した。
ブルージェイズ時代
2018年5月9日に後日発表選手とのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[15]。移籍後は19試合に出場して打率.233、1本塁打、3打点を記録した。6月26日にDFAとなり[16]、7月3日にマイナー契約で傘下のAAA級バッファロー・バイソンズへ配属された[17]。
ヤンキース時代
2018年8月4日に金銭トレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍し[18]、傘下のAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースへ配属された[17]。この年、AAA級では3球団合計で62試合に出場し、打率.286、2本塁打、24打点などを記録した。
2019年の開幕はAAA級スクラントン・ウィルクスバリで迎えた。4月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[19]。ミゲル・アンドゥハーの故障離脱に伴い三塁手のレギュラーに定着し、132試合に出場し、規定打席には届かなかったものの打率.314、21本塁打、74打点の好成績を記録し、飛躍の1年となった。
2020年は60試合制で43試合に出場し、打撃では規定打席には届かなかったものの打率.298、6本塁打、30打点などの好成績を記録した。守備では三塁手のみに専念し1失策で、守備率.992は三塁手としてのシーズン歴代最高記録を更新した[20]。クリーブランド・インディアンスとのワイルドカードシリーズ第2戦で満塁本塁打を記録するなど、ディビジョンシリーズ進出に貢献した[21]。9月4日には右肘の骨棘で故障者リストに登録されていたが、オフの12月に右肘の骨片の除去手術を受け、全治3ヶ月と見込まれている[22]。
ツインズ時代
2022年3月13日にジョシュ・ドナルドソン、アイザイア・カイナー=ファレファ、ベン・ロートベットとのトレードで、ゲイリー・サンチェスと共にミネソタ・ツインズへ移籍した[23]。
エンゼルス時代
2022年11月18日にアレハンドロ・ヒダルゴとのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[24]。
2023年はシーズン開幕前の3月に開催された第5回WBCのコロンビア代表に選出され、3大会連続3度目の選出を果たした。しかし、同大会でコロンビアはグループ最下位となったため次大会は予選降格となった。 6月23日に60日間の故障者リストに登録された[25]。オフの11月3日にFAとなった[26]。
タイガース時代
2024年2月23日にデトロイト・タイガースと1年150万ドルの単年契約を結んだ[27]。
- ^ Explaining Indians Players Weekend names MLB.com (英語) (2017年8月26日) 2017年9月15日閲覧
- ^ Know your prospects: Giovanny Urshela Foxsports Tony Lastoria (2013年5月24日) 2015年2月17日閲覧
- ^ a b c d e f g h Baseball Reference
- ^ 2012 Qualifier Roster[リンク切れ] WBC公式サイト (英語) 2015年2月24日閲覧
- ^ 2014年より球団名変更
- ^ Giovanny Urshela impresses with Columbus Clippers -- Cleveland Indians AAA Insider Cleveland.com (2014年7月18日) 2015年2月17日閲覧
- ^ Urshela among five protected from Rule 5 Draft MLB.com Anthony Castrovince (2014年11月21日) 2015年2月17日閲覧
- ^ “Indians send struggling Chisenhall, Ramirez to minors”. ESPN. Associated Press. (2015年6月8日) 2015年6月16日閲覧。
- ^ Associated Press (2015年6月11日). “Urshela hits 1st big league homer, Indians top Mariners 6-0”. ESPN. 2015年6月16日閲覧。
- ^ Colombia's star duo set to lead Classic squad MLB.com (英語) (2017年2月8日) 2017年8月3日閲覧
- ^ Indians recall Armstrong from Triple-A MLB.com (英語) (2017年6月18日) 2017年8月3日閲覧
- ^ Tribe utilize twin-bill rules to bolster roster MLB.com (英語) (2017年6月17日) 2017年8月3日閲覧
- ^ Kipnis lands on DL with hamstring strai MLB.com (英語) (2017年7月9日) 2017年8月3日閲覧
- ^ Jordan Bastian (2018年5月4日). “Indians DFA Urshela, keep Gonzalez on bench” (英語). MLB.com. 2018年5月5日閲覧。
- ^ Gregor Chisholm (2018年5月9日). “Blue Jays acquire versatile Urshela from Tribe” (英語). MLB.com. 2017年5月10日閲覧。
- ^ Alyson Footer (2018年6月26日). “Donaldson endures setback with calf injury” (英語). MLB.com. 2018年6月27日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2018年8月19日閲覧。
- ^ “Blue Jays trade Gio Urshela to Yankees for cash considerations” (英語). Sportsnet (2018年8月4日). 2018年8月19日閲覧。
- ^ Chad Thornburg (2019年4月6日). “Yankees make roster moves, call up Urshela” (英語). MLB.com. 2019年4月8日閲覧。
- ^ a b “Single-Season Leaders & Records for Fielding % as 3B”. Baseball-Reference.com. 2021年1月2日閲覧。
- ^ “「ただただワオ!」ヤンキース救った"尻もち送球"からの併殺にメジャー選手も絶賛”. Full-Count (2020年10月1日). 2021年1月2日閲覧。
- ^ “ヤンキース・ウルシェラが右肘の骨片除去手術”. 日刊スポーツ (2020年12月5日). 2021年1月2日閲覧。
- ^ “Yankees get Donaldson, send Sánchez, Urshela to Twins” (英語). MLB.com. 2022年3月14日閲覧。
- ^ “Press release: Angels acquire INF Gio Urshela from Minnesota”. www.mlb.com. 2022年11月19日閲覧。
- ^ “ANGELS ACQUIRE INF EDUARDO ESCOBAR AND CASH CONSIDERATIONS FROM NEW YORK METS” (英語). MLB.com (2023年6月23日). 2023年6月24日閲覧。
- ^ “130 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (2023年11月3日). 2023年11月8日閲覧。
- ^ Steve Adams (2024年2月23日). “Tigers Sign Gio Urshela” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年2月23日閲覧。
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