シマノ・アルテグラ シマノ・アルテグラの概要

シマノ・アルテグラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 09:42 UTC 版)

ロードバイク用コンポーネント

現在のラインナップでは最高峰のデュラエースに次ぐ2番目のグレードと位置づけられている。登場時はシマノ600という名称で高級機種のデュラエースに対してツーリング向け・廉価機種という位置づけであったが、その後度々改名されるとともに高級機種へと変化していった。

ランニングコストが安く性能が高いとしてデュラエースよりも好んで使用する自転車愛好家も存在する。また選手の練習用にも良く採用され、ヨーロッパのプロ選手にも多く使われている。デュラエースには無いロングケージ・リアディレイラーがラインナップされており、より大きなローギアが使える為、レースでも山岳ステージで使用される事がある。2021年現在、完成車では定価70万円前後のものに採用されることが多い[1][2]

ハンドルから手を放さずに変速できるシステムを、デュアルコントロールレバーにより実現している。

2007年秋に軽量版(上位版)としてアルテグラSLが発売され、完成車だと定価30~35万円前後のものに採用されている。

開発の経緯とシリーズの歴史

  • 1976年 - シマノ600(ランドナー向けのツーリング用パーツ):
  • 1980年 - シマノ600EX(アラベスクパターンを特徴とした、古典的ツーリング&ロード用途):
  • 1985年 - NEW シマノ600EX(ロードバイク入門-中級者向けコンポへとシフト):
  • 1986年 - NEW シマノ600EX-SIS(インデックス機構を初採用):
  • 1992年 - シマノ600アルテグラ6400系(STIの採用、リアの8速化)
  • 1997年 - シマノアルテグラ6500系(リアの9速化)
  • 2004年 - シマノアルテグラ6600系(リアの10速化)
  • 2007年 - シマノアルテグラSL(6600系をベースに軽量化した上位版)
  • 2009年 - シマノアルテグラ6700系《デュラエース7900系に準じたデザインに(カンパニョーロを模したハンドル周りのワイヤリングが特徴)》
  • 2011年 - シマノアルテグラ6770系(Di2システムの採用)
  • 2013年 - シマノアルテグラ6800系(リアの11速化)
  • 2017年 - シマノアルテグラR8000系(油圧ディスクブレーキの採用)
  • 2021年 - R8100系[3] HYPERGLIDE+による12速化、セミワイヤレス化[4] チェーンやディクブレーキローターはDeore XTと共通[5][6]

スピニングリール

アルミ製のスピニングリール[7]

ゴルフクラブ

2001年に参入。6種類のヘッドと35種類のシャフトの組み合わせから、好みのものをインターネット、FAX等で直接シマノへ注文する販売方式を採った。2005年に撤退。


  1. ^ cyclowired (2021年9月2日). “ジャイアント&Liv TCRとDEFY、LANGMAの新型DURA-ACEとULTEGRA仕様” (日本語). cyclowired. 2021年9月2日閲覧。
  2. ^ cyclowired (2021年9月1日). “アンカー RP9 6年ぶりの意欲作の新型DURA-ACEとULTEGRA完成車を発表” (日本語). cyclowired. 2021年9月2日閲覧。
  3. ^ SHIMANO ULTEGRA R8100 SERIES | SHIMANO BIKE COMPONENT”. bike.shimano.com. 2021年9月2日閲覧。
  4. ^ cyclowired (2021年9月1日). “R8100系 ULTEGRA 新世代シマノロードコンポーネントのスタンダードモデル” (日本語). cyclowired. 2021年9月2日閲覧。
  5. ^ CN-M8100”. bike.shimano.com. 2021年9月2日閲覧。
  6. ^ RT-MT800”. bike.shimano.com. 2021年9月2日閲覧。
  7. ^ アルテグラ | スピニング(汎用) | リール | 製品情報 | SHIMANO シマノ”. fish.shimano.com. 2021年9月2日閲覧。


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