コード・カッティング 背景

コード・カッティング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 01:06 UTC 版)

背景

北米地域でのケーブルテレビ(CATV) は、安価な基本料で見られる少数のチャンネルを除けば有料チャンネルが主体であり、また、各番組の放送時間も固定されているため、録画機能付きチューナーを購入して正しく設定しなければ不在時の番組が見られないのに対して、Youtubeに代表されるようなインターネット上での動画[注 1]の多くが無料で提供され、視聴もいつでも行えるなど視聴者にとって利点が多かった。

郵送レンタルDVD事業から出発したNetflixは、2010年11月にDVDを貸し出さない「ネット視聴専用プラン」を発表、ビデオ・オン・デマンド方式によるストリーミング配信サービスに移行した。ケーブルテレビではなくインターネット経由のHuluやNetflixで有料コンテンツを視聴することが人気となるにつれ、高速インターネット回線を導入済みの家庭ではケーブルテレビの解約が進むのではないかという考えが広まりつつある[3]

その一方で、ライターの松村太郎週刊アスキーに連載していたコラムの2018年1月18日の記事の中で、「スポーツ番組など、動画配信サービスでは対応されていない番組を見るにはケーブルテレビの契約を復活させる必要がある」と、ストリーミングサービスの死角を指摘している[1]

新型コロナウイルスのパンデミックは、コードカッティングの動きを推し進めたとされている。eMarketerの調査によると、2020年に米国の600万世帯が従来の有料テレビ放送を解約し、過去最大の減少となった[4]

日本での類例

2021年に大手ディスカウントストアドン・キホーテNHK受信料問題を回避できるチューナーレステレビを発売し、ヒット商品となった[5]。日本でも動画配信サービスが急速に普及したこともあり、ドンキ・ホーテ以外の企業も相次いでチューナーレステレビ市場に参入している[6][7]

脚注


注釈

  1. ^ ケーブルテレビ用のチューナーはリモコン信号の受信部を良好な位置にするためにTVセットの上に置かれることから「セットトップボックス」(Set top box; STB) と呼ばれ、インターネット上での動画はこの「トップ」を飛び越えて映像が再生されることから、米国などでは「"over-the-top" video」という表現が用いられている。

出典



「コード・カッティング」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コード・カッティング」の関連用語

コード・カッティングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コード・カッティングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコード・カッティング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS