クリスティーナ (スウェーデン女王)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 17:50 UTC 版)
称号について
クリスティーナ女王は、父グスタフ・アドルフの「古ゴート主義」(ゴート起源説)に則り、称号を「スヴェーア人、ゴート人、ヴァンダル人の王」(Suecorum, Gothorum, Vandalomque reginam)としていたが、三十年戦争終結時にこれを自ら放棄した。なお「フィンランド大公」の方は「スウェーデン王」と一体不可分の称号なため、退位するまでこれを兼ねていたと考えられる。
系図
(ヴァーサ朝) グスタフ1世 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エリク14世 | ヨハン3世 | カール9世 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
シギスムンド | カタリーナ | グスタフ2世アドルフ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
(プファルツ朝) カール10世 | クリスティーナ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カール11世 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カール12世 | ウルリカ・エレオノーラ | (ヘッセン朝) フレドリク1世 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
クリスティーナを取り上げた作品
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クリスティーナの複雑な性格は、数多くの演劇やオペラ、文芸作品に表現された。一部を紹介する。 オペラ
- 「en:Cristina, regina di Svezia」ヤコポ・フォローニ作、1849年。退位をめぐる物語。
- 「Cristina di Svezia」アレッサンドロ・ニーニ作(英語)、1840年。
- 「Cristina di Svezia」ジュゼッペ・リーロ作(英語)、1841年。
- 「en:Cristina, regina di Svezia」ヤコポ・フォローニ作、1849年。
- 「Cristina di Svezia」ジギスモント・タールベルク作、1855年。
戯曲・映画
- 「Stjärnornas Kungabarn」ザクリス・トペリウス作、1899–1900年。歴史上の寓話。
- 『クリスティーナ』1901年
- スウェーデン人の作家ストリンドベリの作品で、クリスティーナ女王を題材とした戯曲。
- 『クリスチナ女王』
- ロイス・マクスウェル主演「Love and Poison」(1950年/52年)イタリア映画。
- リヴ・ウルマン主演、「退位」(英語)(1974年)台本は、ルース・ウルフ。バチカンに到着したクリスティーナは、枢機卿アッゼリーノと恋に落ちる。
- 『王となった少女』
漫画
- 『燃える愛の物語 その2 クリスチナ女王』
- しのざき薫の作品。若き女王クリスチナ女王と軍の司令官カール=グスタフの愛の物語。1981年に講談社より刊行されたコミックス「星と月の恋歌(マドリガル)」に収録されている。
ゲーム
- 拡張パックのキャラクターとしてクリスティーナ女王(をモデルにしたキャラクター)が導入されている[3]。
- ^ 菊池 1995, p. 193.
- ^ Sarah Waters (1994). “A Girton Girl on a Throne: Queen Christina and Versions of Lesbianism, 1906–1933 [玉座に座るガートンの少女:クリスティーナ女王とレズビアン主義のバージョン、1906–1933年]”. Feminist Review (46): 41–60 .
- ^ “『シヴィライゼーション VI 嵐の訪れ』 - スウェーデンを導くクリスティーナ”. civilization.com. Take-Two Interactive Software, Inc.. 2021年2月17日閲覧。
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