ギルバートセル ギルバートセルの概要

ギルバートセル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/07 03:33 UTC 版)

集積回路で実装したギルバートセル型DBM [1]

ギルバートセルは次のような用途で用いられる:

  • (2つの入力がVT(熱電圧)に比べて小さい場合)小振幅信号の正確な四象限乗算器(four-quadrant multiplier)。
  • (2つの入力がVTに比べて大きい場合)大振幅信号の位相比較器
  • (一方の入力がVTに比べて小さく、もう一方は大きい場合)通信分野における変調器
  • フラッシュADコンバータの前処理に使うことで比較器の数を減少させることができる。この方式はFolding ADCと呼ばれる。

参考文献

"A Precise Four-Quadrant Multiplier with Subnanosecond Response", Barrie Gilbert, IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol. 3, No. 4 (1968), pp. 365-373


  1. ^ 黒田忠広監訳「RFマイクロエレクトロニクス」 p.205 丸善 2002 ISBN 4-621-07005-3


「ギルバートセル」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ギルバートセル」の関連用語

ギルバートセルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ギルバートセルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのギルバートセル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS