キノクニスゲ
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保護の状況
環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧に指定され、分布地の各県でもそれぞれに何らかの指定を受けている[13]。生育域がきわめて狭く、個体数が少ないことからの指定であるが、生育地は小さな島嶼や社寺林など、元々保護されていたり開発の見込みの少ない地域であり、その点では絶滅の危険性は高くないとの声[14]もある。
参考文献
- 星野卓二他、『日本カヤツリグサ科植物図譜』、(2011)、平凡社
- 牧野富太郎原著、『新分類 牧野日本植物図鑑』、(2017)、北隆館
- 勝山輝男、『日本のスゲ 増補改訂版』、(2015)、文一総合出版
- 勝山輝男、『日本のスゲ』、 (2005)、文一総合出版
- 宇井縫蔵、『紀州植物誌』、(1929)、淀屋書店
- 坂口総一郎、『紀州植物之栞』、(1937)、自費出版
- 和歌山県環境生活部環境政策課編、『保全上重要なわかやまの自然 ―和歌山県レッドデータブック―』[2012年改定版]、(2012)、和歌山県
- 中西弘樹、「長崎県植物誌ノート(30)」、(2007)、長崎県生物学会誌、 63: p.3-6.
- 中西弘樹、「九州北部における島嶼偏在植物の分布と生態」、(2010)、植生学会誌 27: p.1-9.
- 中西弘樹、「キノクニスゲ Carex Matsumurae Franch. (Cyperaceae) (カヤツリグサ科)の分布と生態」、(2011)、植生学雑誌 28: p.113-122.
- 1 キノクニスゲとは
- 2 キノクニスゲの概要
- 3 生育環境
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