キノクニスゲ 保護の状況

キノクニスゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 06:23 UTC 版)

保護の状況

環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧に指定され、分布地の各県でもそれぞれに何らかの指定を受けている[13]。生育域がきわめて狭く、個体数が少ないことからの指定であるが、生育地は小さな島嶼や社寺林など、元々保護されていたり開発の見込みの少ない地域であり、その点では絶滅の危険性は高くないとの声[14]もある。

参考文献

  • 星野卓二他、『日本カヤツリグサ科植物図譜』、(2011)、平凡社
  • 牧野富太郎原著、『新分類 牧野日本植物図鑑』、(2017)、北隆館
  • 勝山輝男、『日本のスゲ 増補改訂版』、(2015)、文一総合出版
  • 勝山輝男、『日本のスゲ』、 (2005)、文一総合出版
  • 宇井縫蔵、『紀州植物誌』、(1929)、淀屋書店
  • 坂口総一郎、『紀州植物之栞』、(1937)、自費出版
  • 和歌山県環境生活部環境政策課編、『保全上重要なわかやまの自然 ―和歌山県レッドデータブック―』[2012年改定版]、(2012)、和歌山県
  • 中西弘樹、「長崎県植物誌ノート(30)」、(2007)、長崎県生物学会誌、 63: p.3-6.
  • 中西弘樹、「九州北部における島嶼偏在植物の分布と生態」、(2010)、植生学会誌 27: p.1-9.
  • 中西弘樹、「キノクニスゲ Carex Matsumurae Franch. (Cyperaceae) (カヤツリグサ科)の分布と生態」、(2011)、植生学雑誌 28: p.113-122.

  1. ^ 以下、主として勝山(2015),p.178
  2. ^ 牧野原著(2017),p.357
  3. ^ a b c d e f 星野他(2011),p.248
  4. ^ 宇井(1929),p.254
  5. ^ a b 勝山(2015),p.178
  6. ^ a b 中西(2011)
  7. ^ 坂口(1937),p.209
  8. ^ 和歌山県(2012),p.318
  9. ^ 中西(2010)
  10. ^ a b c 以下、主として中西(2011)
  11. ^ 勝山(2015),p.14
  12. ^ 勝山(2015),p.160
  13. ^ 日本のレッドデータ検索システム[1]2019/01/26閲覧
  14. ^ 三重県レッドデータブック2005,p.278


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