オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 06:45 UTC 版)
ショッカー
ショッカー首領を頂点に全世界の征服を企む悪の組織。仮面ライダーたち(主に1号からZXまで)が戦ってきた悪の根源でもある。
本来の歴史においては1号と2号の活躍によって壊滅した[注釈 6]はずだったが、歴史の改変でショッカーグリードを完成。ダブルライダーを敗北に追い込み、洗脳する。その後、歴代の仮面ライダーたちが戦うことになる様々な大組織と結託し、国連など世界の主要機関をほぼ制圧。遂に完全な世界征服に向けて動き出す。2011年時点ではダブルライダーとショッカーグリードの存在によって歴代組織で最も強大な存在となっている[注釈 7]。
組織はショッカーからドーパントまでの様々な怪人の軍団で構成され、ショッカー首領と国連大使の地位に立った11人の歴代最高幹部の下に統率されている。このため、アンクからは人間たちの欲望を抑える得体の知れない欲望の出所と称された。
- 国連事務総長
|
ショッカーグリード | |
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身長 | 215 cm |
体重 | 125 kg |
- ショッカーグリード
- ショッカーの創り出したグリード[出典 1]。本作品ではショッカーも予てからコアメダルの研究を進めており、後述のショッカーメダルを核とし、1971年11月11日にアンクが落としたセルメダルを吸収したことによって、本来の歴史には存在しないショッカー最強の怪人として生み出されたため、厳密にはグリードではない[21]。
- 核として体内に取り込んでいるコアメダルが1枚のため、複数の生物の特徴を併せ持つ他のグリードたちとは異なり、ショッカーの紋章にも用いられている鷲の特徴が色濃く表れた外見となっている。一方で鷲の顔の下にヤミーと思われるガスマスクのような顔面も備えている他、眼窩になっている右眼や右肩部からは金色のヘビが突き出ており、脚は蛇腹状のブーツになっているなど、姿形はゲルショッカーの紋章である「蛇が絡み付いた鷲」にも見えるようになっている。また腰に巻いている金色のベルトはテレビシリーズのグリードと異なり、ショッカー怪人と同一の物を着用している。
- 人格は正にショッカーの行動理念を反映したものとなっており、自身の実力・悪の力に絶対的な自信を持ち、幼い子供が相手でも敵であれば完膚なきまでに叩き潰す意を示す、冷酷無慈悲な徹底主義者である。行動面においても、時折「ショッカー!」の雄叫びを上げるなど、徹底してショッカーの怪人であることが強調されている。
- メダル状の複数の火炎弾[20]をマシンガンのような勢いで連続して放ち、圧倒的なパワーで一度は1号・2号を敗北に追い込み、NEW電王、モモタロス、オーズを圧倒した。だが2011年の再戦の際には正義の味方に戻った1号と2号によるライダーダブルキックで倒され、遺されたショッカーメダルはアンクが回収した。
- デザインモチーフはゲルショッカーのヘビがワシに絡まったマーク[21]。前述のようにちゃんとしたグリードではないため、グリードのデザイン法則には全く則っておらず、ゲルショッカーの首領怪人としてデザインしている[21]。そのため、ワシの怪人におまけでヘビを付けたようなバランスとなっている[21]。ショッカーの要素として顔のガスマスクでナチスのような匂いを入れている[21]。
- 映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
- 地下帝国バダンの怪人として登場。
- WEB配信『仮面戦隊ゴライダー』
- トーテマが作り出した怪人として登場。
- ジオラマ小説『KAMEN RIDER OOO EDITION -OOZ-』
- 本作品の後日譚。かつてゲルショッカーが生み出したショッカーライダー(マフラーなどの色は原典の1号と同様に黄色)に化け、映司に自分を1号と思わせて、その隙にオーズドライバーを取り出すことに成功する。
- 同作品では新たにゲルショッカーグリードが登場している都合上、眼と肩部より突き出した蛇の意匠が無くなっているなど、元のデザインから一部変更された箇所も見られる。こちらはショッカーマークの鷲をモチーフに、アンクと似たデザインとなっている。
- 関連キャラクター
注釈
- ^ ただし、一部のライダーや劇場版限定のライダーの大半が登場していない。
- ^ 宮内の場合、自身が主役として出演したズバットの声も担当している。
- ^ 当時の本郷猛と一文字隼人であるという設定上から敢えて声のみでの出演となった[6]。
- ^ パンフレットのキャラクター紹介ではトッコと誤表記されている[9]。
- ^ 同作品では峰信太郎という人物で、本作品とは異なり1971年時点で既に成人である。
- ^ テレビシリーズでは後続組織のゲルショッカーにより制裁・始末されているが、本作品においてはゲルショッカーの存在や、ショッカーとの関連性については全く言及されておらず、また本来ゲルショッカーの幹部であるブラック将軍が、歴史改変が起こる前からショッカーに在籍しているといった差異も存在する。
- ^ 作中、ショッカーに支配された日本は貧富階層の差が激しい優者必勝の社会となっており、廃墟とスラムが蔓延していた。
- ^ 太字はメインで登場するゲストの仮面ライダー。
- ^ こちらの作品は過去の時代に行ってショッカー首領と対面したことになっているなどの違いがある。
出典
- ^ 2011年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ 公式サイトより[要文献特定詳細情報]。
- ^ “仮面ライダー1号 39年ぶり“主演映画””. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2010年12月28日). オリジナルの2011年9月17日時点におけるアーカイブ。 2013年8月4日閲覧。
- ^ 『東映ヒーローMAX』 Vol.36、辰巳出版、2011年、16-17頁。
- ^ a b “ライダー映画にキカイダーら70年代特撮ヒーロー参戦 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能”. (2011年2月26日) 2011年4月1日閲覧。
- ^ a b パンフレット 2011, 「STAFF SPECIAL INTERVIEW 白倉伸一郎」
- ^ a b c d “初代・藤岡弘、も出演!仮面ライダーそろい踏み ― スポニチ Sponichi Annex 芸能”. (2011年1月29日) 2011年4月1日閲覧。
- ^ 『宇宙船』Vol.132、ホビージャパン、2011年4月、89頁、ISBN 978-4-7986-0213-4。
- ^ a b c d e パンフレット 2011
- ^ a b c d e 超全集 2019, p. 31.
- ^ オーズ読本 2011, p. 116.
- ^ OOO 2012, p. 87.
- ^ a b c 特写R 2020, p. 55.
- ^ 特写R 2020, p. 87.
- ^ オーズ読本 2011, p. 125.
- ^ 平成完全超百科 2018, p. 59.
- ^ 超百科 2011, pp. 32–33.
- ^ 怪人伝 2011, p. 297.
- ^ スーパー大図鑑平成 2018, p. 239.
- ^ a b 超全集 2019, p. 96.
- ^ a b c d e 完全超悪 2020, p. 304, 「DESIGNER INTERVIEW 出渕裕・篠原保[仮面ライダーオーズ/OOO]」
- ^ “Twitter / @五島純 悪の組織グリード5”. 2021年3月4日閲覧。
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- ^ a b c “Twitter / @五島純 ゲルショッカーメダル”. 2021年3月6日閲覧。
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- ^ “Twitter / @五島純 ガランダーグリード”. 2021年3月4日閲覧。
- ^ a b “Twitter / @関智一: @nosakana アマゾンライダーとストロンガーと ...”. 2011年4月3日閲覧。
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- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf “出演情報|株式会社ジャパンアクションエンタープライズ”. 2011年4月2日閲覧。
- ^ キャラクターブック 2011, p. 17, 「渡部秀×高岩成二 対談」.
- ^ a b c クレジットより
- ^ a b c オーズ読本 2011, p. 95, 「『オーズ/OOO』を支えた、仮面の下の勇者たち OOO SUIT ACTOR INTERVIEW 渡辺淳」
- ^ “映画館が身近なレジャーとして盛況に! 前年比2倍の映画興収も”. シネマトゥデイ. 2011年4月5日閲覧。
- ^ “震災の影響映画館にも…前年比割れの興収自粛ムードも影響 そんな中強いのは『仮面ライダー』2週連続1位に”. シネマトゥデイ. 2011年4月13日閲覧。
- ^ “GW前に強力作が続々公開の中『コナン』が首位獲得!『クレヨンしんちゃん』も初登場2位に!”. シネマトゥデイ. 2015年9月22日閲覧。
- ^ 高岩成二 2021, p. 221.
- ^ “東映特撮YouTube Officialからのお年玉!「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦 CORE」他劇場版作品をドドンと3連発!!”. 東映 (2019年12月27日). 2019年12月28日閲覧。
出典(リンク)
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