オフ・ザ・グラウンド (曲)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > オフ・ザ・グラウンド (曲)の意味・解説 

オフ・ザ・グラウンド (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/24 08:51 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
オフ・ザ・グラウンド
ポール・マッカートニーシングル
初出アルバム『オフ・ザ・グラウンド
B面

コスミカリー・コンシャス(7インチ、CD) Style Style(CD)

Sweet Sweet Memories + Soggy Noodle(CD)
リリース
規格 7インチ・シングル、CDシングル
録音 1991年12月1992年7月 Hog Hill Studio UK
ジャンル ロック
時間
レーベル パーロフォン/キャピトル
作詞・作曲 ポール・マッカートニー
プロデュース ポール・マッカートニー、 ジュリアン・メンデルスゾーン
ポール・マッカートニー シングル 年表
カモン・ピープル
1993年
オフ・ザ・グラウンド
(1993年)
ヤング・ボーイ
1997年
テンプレートを表示

オフ・ザ・グラウンド(原題:Off The Ground)は、1993年ポール・マッカートニーが発表した楽曲およびシングルであるほか、アルバム「オフ・ザ・グラウンド」の表題曲である。

概要

マッカートニーは1993年の会報のインタビューで「アルバム制作の最後の方に、ウィックス[1]が「このアルバムではとても自然に作業できたが、一つだけ試していないことがある、それはコンピュータのことだ」と言ったんだ。でも、「もうアルバムの大部分はできているんだから、ちょっと変わったことをするために、1日くらい時間をかけてもいいんじゃないか」と言われたから、ああ、これは面白いかもしれないと思ったんだ。それで、他のメンバーには1日休みを与えて、僕とウィックスと制作チームだけで1日コントロール・ルームに入ったんだよ」と語っている[2]

元々はアルバムに収録する予定はなく、フォークソング風の楽曲だったとのこと[3]。マッカートニーは「この曲は好きだったんだけど、アルバムには入れられなかった。だから、どうせ遊びながら実験して、1曲無駄にするなら、この曲でやった方がいいんじゃないかと思ったんだ。それで、この曲を持ち込んで,色々と試してみたんだ。すぐにコンピューターにリズムトラックが入り始め、曲の方向性が少し変わり、よりエキサイティングになった。そして、「よし、ちょっとヘビーなギターを入れてみよう」と。そして、マシンベースを少し入れて、よりファンキーにし、パーカッションを入れて、僕が歌って、トラックとしてまとまり始めたんだ。その日の終わりには、いくつかのハーモニーとロビーのソロを残して、ほぼ完成していたよ」と述べた[4]。 ヨーロッパ盤、日本盤のシングルには、リミックスされたバージョンが収録され、アメリカではアダルト・コンテンポラリー・チャートで27位を記録した[5]

ミュージックビデオ

この曲のPVでは、タイトルの「Off The Ground[6]」の通り、マッカートニーが空を飛んでいるように映像処理されている。なお、PVの冒頭で聴かれる短いギターソロは、「Soggy Noodle」というタイトルでアルバム「ザ・コンプリート・ワークス[7]」に収録されている。

タイトルトラックとなった経緯

この曲がタイトルトラックとなった経緯について、マッカートニーは「娘とたまたま話していてね、彼女が「今日は何をしたの?パパ」と聞いてきた。それで僕は「僕らはこの曲をやったんだ。「オフ・ザ・グラウンド」っていう曲なんだけど。」と返した。そしたら彼女が「あら、いいアルバムタイトルだわ」と言ったんだ。」と語っている[8]

クレジット

脚注

  1. ^ 本作のレコーディングに参加し、現在もマッカートニーのサポートメンバーを務めているキーボーディストのポール'ウィックス'ウィッケンズ
  2. ^ Off The Ground”. The Paul Mccartney project. 2022年5月21日閲覧。
  3. ^ Off The Ground”. The Paul Mccartney project. 2022年5月21日閲覧。
  4. ^ Off The Ground”. The Paul Mccartney project. 2022年5月21日閲覧。
  5. ^ Paul McCartney Charts and Awards”. allmusic. 2022年5月21日閲覧。
  6. ^ 「離陸する、遂行する」という意味。歌詞中ではおそらく後者の意味で使われている。
  7. ^ ディスク2にこの時期のシングルB面収録曲を網羅したもの。1994年発売。
  8. ^ Off The Ground”. The Paul Mccartney project. 2022年5月21日閲覧。

「オフ・ザ・グラウンド (曲)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オフ・ザ・グラウンド (曲)」の関連用語

オフ・ザ・グラウンド (曲)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オフ・ザ・グラウンド (曲)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオフ・ザ・グラウンド (曲) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS