イープラス チケット購入

イープラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/12 06:46 UTC 版)

チケット購入

チケットを購入するには、事前にウェブサイトから無料の会員登録を行う必要がある。

2006年3月よりセブン-イレブンがe+と提携し、e+サイト等で購入・予約したチケットの発券・支払がセブン-イレブン店頭にて行えるようになった。それまでは、クレジットカードなどで決済し、当日会場引き替えを除き宅配便で自宅へ配送する事しか出来ず、一件あたり送料手数料600円(税込み)が発生していた。なお、2016年3月現在でも公演によっては1件あたり3枚以上の購入であれば配送の方が割安となる場合がある。[注釈 1][注釈 2]

これらによって、チケットを購入するために、プレイガイド店頭に発売待ちで並ぶ煩わしさが無くなると同時に、e+側は店舗を設けない低コスト運営のメリットが生まれた。

ただし、人気アーティストや演劇・ミュージカルのチケット販売初日は、アクセス集中でインターネットサイトや電話がつながりづらくなる場合もある[8]。特にネットでの購入はは転売目当てのダフ屋botによる大量アクセスを行うことから、アクセス集中により購入が難しくなっていた[9]。2018年頃からサイトのbot対策を徹底した結果、業者による大量購入がほぼ不可能になった[9]。また不正アクセスのデータを捜査機関に提出することで業者の摘発にも繋がっている[9]

特色あるサービス

e+チェック

パソコンの会員ページから好みのアーティスト俳優劇団などの名前や、ホール劇場ライブハウスなどの会場名、J-POPオーケストラミュージカル狂言などのジャンルを指定しておくと、適合した公演が見つかった場合、「e+★チェック」というアラートメールを配信するサービス。メール本文中に詳細ページへのリンクがある。

プレオーダー

抽選先行販売制度。チケットの一般発売日の2週間~3ヶ月程度前に、プレオーダーの申し込みを行い、当選すれば、一般発売日以降にチケットを発送もしくはセブン-イレブンで発券し受け取れる。興行によっては日程・席種などを第2・3希望まで申し込み可能。

人気チケットで事前のプレオーダーと一般発売で2回購入のチャンスが得られる。プレオーダーに当選した場合は購入となり、代金・発券手数料とは別にプレオーダー手数料がチケット1枚毎に250~500円(税込み)程度発生する。

得チケ・すぐチケ

空席がかなりある、千秋楽が近い、などの特定の興行で、正規チケットを定価の1~5割引きのバーゲン価格で販売する「得チケ」というサービスがある。

2006年からは、公演日10日以内の指定興行のチケット購入で、セブン-イレブンもしくはファミリーマートの店舗で発券する場合は手数料無料となる「すぐチケ」サービスも開始している。

セゾンカード会員優待

セゾンカードのWebサービス「Netアンサー」に会員登録の上ログインし、バナーをクリックすると、セゾンカード会員向けのe+サイトにリンクして、貸切公演や割引チケットを販売している事がある。この優待を受けるにはe+の決済登録をセゾンカードでのクレジット決済に指定する必要がある。

スマチケ

スマートフォンでチケットを受け取るサービス[10]

WEBオープンシステム

学園祭などの小規模のイベントのチケットの取り扱いも、安価で委託販売できるサービス。 主催者は、公演の告知も委託できるため、販売促進になるとしている[11]


注釈

  1. ^ セブン-イレブンもしくはファミリーマートの店頭で発券する場合:(システム利用料 1枚あたり216円+店頭発券手数料 1枚あたり108円)×3枚=972円[7]
  2. ^ 配送する場合:配送+システム利用料 1件あたり648円[7]

出典

  1. ^ a b c d e 株式会社イープラス 第24期決算公告
  2. ^ チケット販売システム変更に伴う、ご利用方法の変更および会員様データの移行について”. イープラス. 2016年3月11日閲覧。
  3. ^ 業界最大級のチケット販売サイト「イープラス」、基幹システム刷新プロジェクトにDelphixを採用』(プレスリリース)株式会社アシスト、2019年7月10日。 オリジナルの2019年7月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190713165407/https://www.ashisuto.co.jp/news/release/1208443_1675.html2019年7月14日閲覧 
  4. ^ 日川佳三「イープラスが基幹システム刷新に着手、開発用データ基盤Delphixを採用しデータベース関連費を削減」『IT Leaders』株式会社インプレス、2019年7月11日。2019年7月14日閲覧。オリジナルの2019年7月12日時点におけるアーカイブ。
  5. ^ “イープラス、中止・延期イベントの払戻し費用を全額負担 主催者の経済的損失を軽減”. オリコン. (2020年3月5日). オリジナルの2020年4月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200403075733/https://www.oricon.co.jp/news/2156862/full/ 2020年5月6日閲覧。 
  6. ^ a b 有料視聴チケット制のライブ・ストリーミング・サービス「Streaming+」を5月15日より提供開始』(プレスリリース)イープラス、2020年5月1日。 オリジナルの2020年6月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200601062234/https://corp.eplus.jp/press-release/detail/20200501.html2020年8月23日閲覧 
  7. ^ a b 手数料一覧│e+(イープラス)チケット”. 2016年3月11日閲覧。
  8. ^ “「ラブライブ!」一般発売で「e+」サーバーダウン ファン悲鳴”. スポーツニッポン. (2016年2月11日). オリジナルの2016年3月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160311193157/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/02/11/kiji/K20160211012022060.html 2016年3月11日閲覧。 
  9. ^ a b c イープラスに聞く、悪徳転売業者を駆逐するまで チケット購入アクセスの「9割占めた」botを徹底排除 (4/4) - ITmedia
  10. ^ スマチケ|チケットの面倒ごとを全て解消する使い方ラクラク、手数料もおトクな新サービスが登場!”. イープラス. 2016年3月11日閲覧。
  11. ^ チケット委託販売サービス|イープラスでチケットを売る・告知・集客”. イープラス. 2016年3月11日閲覧。


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