アーンショーの定理 アーンショーの定理の概要

アーンショーの定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/30 06:08 UTC 版)

これは電位 φ(スカラー量)が、先の任意の領域で、ラプラス方程式

を満たす調和関数であるとき、その領域内で電位 φ は極大、極小を持たないということ(ただし、領域の境界は除く。また鞍点の存在は可能)を意味する。右辺が値を持つ場合はポアソン方程式と呼ばれ、この場合は領域内で φ の極大値が許される。

この定理は、静電場だけでなく磁石と磁性体のみからなる静磁場でも成り立つ。すなわち、アンペールの法則では磁場 の周回積分が積分路を貫く電流 に等しくなるが、巨視的電流が存在しない系では磁場

はスカラポテンシャルを持ち、ラプラス方程式を満足する。




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