アンドレ・シュールレ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/21 04:10 UTC 版)
経歴
クラブ
マインツ
地元のルートヴィヒスハーフェナーSCでサッカーを始め、2006年に1.FSVマインツ05のユースチームに移籍。2009年8月7日のバイエル・レバークーゼン戦でプロデビューを果たし、9月11日のVfLボーフム戦で初ゴールを記録。一年目の2009-10シーズンから33試合に出場し5ゴールを挙げた。
2010年9月、翌シーズンからレバークーゼンでプレーすることが発表される。マインツでの2年目にして最後のシーズンとなった2010-11シーズンは34試合に出場し、クラブ記録となる15ゴールを決めた。
レバークーゼン
2011年夏にレバークーゼンに移り5年契約を結んだ。
チェルシー
2013年6月13日にチェルシーFCに移籍が決定した[2]。厳しいレギュラー争いの中なかなかレギュラー定着とまではいかないがコンスタントに出場を果たし、2014年3月1日のプレミアリーグ第28節フラムFC戦ではハットトリックを達成、勝利に貢献している。2015年2月に出場機会を求めてヴォルフスブルクに移籍したシュールレだが、チェルシーで過ごした日々について「僕のチェルシー行きは間違いなく失敗ではないよ。最初のシーズンはチャンスを生かして、貴重なゴールを決めたからね」とコメントした[3]。また2014-15シーズンにチェルシーはプレミアリーグを優勝した事にモウリーニョ監督からシュールレにも優勝メダルをと、お祝いのメールを送っていたという[4]。
ヴォルフスブルク
2015年2月2日、 VfLヴォルフスブルクに完全移籍することを発表し、約1年半ぶりのブンデスリーガ復帰となった[5]。契約期間は2019年までとなる。イギリス紙『デイリーメール』は推定移籍金2400万ポンド(約42億3000万円)が支払われたと報道している。
ボルシア・ドルトムント
2016年7月22日、 ボルシア・ドルトムントに完全移籍することを発表した[6]。2021年6月までの5年契約を締結した。
2018年7月25日、プレミアリーグ・フラムFCへ2シーズンのレンタル移籍が発表された[7]。久々のプレミアリーグで24試合6ゴールを決めたものの、チームは19位に終わり、1年でEFLチャンピオンシップ (2部リーグ) に降格。
2019年7月31日、FCスパルタク・モスクワと1年間のローン移籍に合意した[8]。このシーズンには13試合出場し1得点を挙げたが、買取オプションは行使されずドルトムントに返却された。2020年7月15日にドルトムントとの2021年までの契約を両者合意の上で解消した[9]。 2日後の7月17日、自身のSNS上にて現役引退を表明した[10]。
代表
2010年11月のスウェーデンとの親善試合でドイツ代表として初出場を果たした[1]。2011年5月29日のウルグアイ戦で代表初得点を挙げると[1]、続く6月7日のUEFA EURO 2012予選のアゼルバイジャン戦、8月10日のブラジル戦、9月2日のオーストリア戦でも得点を挙げ、4試合連続ゴールを記録した。
2012年6月にはUEFA EURO 2012のメンバーに選ばれ、準々決勝のギリシャ戦を含む2試合に出場した[11]。
2013年10月15日のワールドカップ予選、スウェーデン戦でハットトリックを達成した。
2014 FIFAワールドカップではグループリーグのガーナ戦を除く6試合に途中出場。決勝トーナメント1回戦のアルジェリア戦では延長前半に先制点を挙げ、準決勝のブラジル戦では後半に2得点を挙げた。7-1という歴史的大勝を収めた一戦について、「僕がピッチに入った時、すでに5-0だった。ブラジルの選手は疲れて、『もうプレーしたくない』という状態になっていたよ」と振り返った。ブラジルにはオスカルとウィリアン、ラミレスとチームメートが多数在籍していることもあり、「僕は仲間を抱きしめる必要があった」とコメント。「彼らは非常に悲しみ泣いていたよ。彼らには、新シーズンにチェルシーで僕達が何か大きなことをやると伝えたんだ。それでも、ああいった時は彼らは何も聞きたくなかった」と、仲間の心情を慮った[12]。決勝戦では延長後半にマリオ・ゲッツェのゴールをアシストするなど、大会中には3つのアシストを決め[13]、ドイツの東西統一後初となる優勝に貢献した。
- ^ a b c d “André Schürrle - Die Mannschaft”. Deutscher Fußball-Bund. 2016年10月27日閲覧。
- ^ “チェルシー、シュールレの獲得を発表”. Goal.com (2013年6月13日). 2014年11月19日閲覧。
- ^ シュールレがチェルシー退団の理由を語る 「完璧なサポートとは思えなかった」Goal.com 2015年6月8日
- ^ シュールレにも優勝メダルを…モウリーニョ監督からのメッセージsoccerking 2015年5月15日
- ^ ヴォルフス、チェルシーから独代表シュールレ獲得…移籍金40億円超かsoccerking 2015年2月3日
- ^ ドルトムント、ゲッツェに続いて連日のドイツ代表補強…シュールレを5年契約で獲得soccerking 2016年7月22日
- ^ Schürrle SignsFulham Football Club Official Website 2018年7月26日
- ^ “アンドレ・シュールレ、スパクタク・モスクワ移籍が発表”. キッカー日本語版 (2019年8月1日). 2019年8月1日閲覧。
- ^ “ドルトムント、アンドレ・シュールレとの契約解消を発表”. キッカー日本語版 (2020年7月15日). 2020年7月15日閲覧。
- ^ “アンドレ・シュールレ、29才で現役生活にピリオド”. キッカー日本語版= (2020年7月18日). 2020年7月18日閲覧。
- ^ “ドイツの若手はチームの団結力を強調”. UEFA.com (2012年6月23日). 2014年11月19日閲覧。
- ^ 独代表シュールレがブラジル戦振り返る「彼らは悲しみ泣いていた」soccerking 2014年8月7日
- ^ “Top assisters at Qatar 2022”. FIFA. 2023年3月16日閲覧。
- ^ シュールレ、チェルシーでの経験で「鶏肉が食えなくなった…」その理由は?qoly.jp 2018年12月2日
- ^ “Andre Schurrle: Jose Mourinho texted me to say I'd won the title”. BBC Sport. (2015年5月14日) 2015年5月14日閲覧。
固有名詞の分類
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