アラジン ジャファーの逆襲 登場キャラクター

アラジン ジャファーの逆襲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 20:03 UTC 版)

登場キャラクター

アラジン
本作の主人公。アグラバーで暮らす青年。ジャスミンと婚約し、サルタンからはジャファーに変わる国務大臣になるように頼まれているが、本人はそれを拒み、街での生活を続けている。かつてジャファーに加担して悪事を働いたイアーゴを見つけ、下心見え見えの演技をする彼を捕らえようとしたが、盗賊団退治に協力したことで王宮に招き入れる。それを言い出せず隠していたためジーニーとアブー以外からは一時的に不信感をもたれていたが、イアーゴの機転で和解し、ジャファーを消滅させる。
ジャスミン
本作のヒロイン。サルタンの一人娘でアグラバーの王女。アラジンと婚約している。当初はイアーゴのことをよく思っていなかったが、物語終盤に彼が命がけでジーニーを解放したことで認めるようになる。
ジーニー
アラジンの友人のランプの精。ランプの制約から解放され自由の身になったが、そのため以前より魔力が落ちておりランプの魔人となったジャファーに圧倒される。世界旅行に出かけていたが、一人ぼっちの旅に虚しさを感じ、アラジンのもとへ戻ってきた。食事会の際、イアーゴが起こした悪事を話した結果、溝を作ってしまうがイアーゴと共協力し、和解させることに成功した。
魔法の絨毯
アラジンの仲間。空を飛んで移動することができる。終盤ではジャファーの魔法でバラバラになるもジャファーが消滅した後、復活した。
アブー
アラジンの相棒のサル。かつてのこともあり、イアーゴを最も警戒していたが、彼がアラジンに協力したことで次第に信頼するようになる。『アラジンの大冒険』ではなんだかんだで一緒に行動しており、次回作、彼から別れを告げられた際、悲しんだらしい。
イアーゴ
本作のもう1人の主人公とも言える、ジャファーの相棒だったオウム。流暢に人間の言葉を話す事ができる。前作でランプに封印され辛くも脱出したが、ジャファーの態度に腹を立て決別。宮殿暮らしに戻りたいがために催眠術に操られていたと見え見えの嘘を吐き、アラジンを利用しようとしたが、結果的に助けたことで王宮から追い出されそうになった際、彼がかばってくれたことに恩を感じ、自分が原因で不仲になった周囲をジーニーとの協力で仲裁に成功。信頼を取り戻す。その後アビス・マルによって復活したジャファーに弱みを握られやむなく従うも、彼がアラジンを始末しようとしている隙にジーニーを救ったことで和解し、ジャファーを倒すために協力する。エピローグではその功績が認められ、正式に仲間に加わる。
ジャファー
アグラバーの乗っ取りを企んだ元国務大臣。ランプの魔人となったため、自由になったジーニー以上の強大な魔力を持つ。自分の野望を妨害したアラジンを憎んでおり、復讐のために暗躍。アビス・マルに自由にしてもらうとするが失敗に終わり、執念でアラジンを殺そうとするもイアーゴの妨害で消滅した[2]
サルタン
アグラバー国王にして、ジャスミンの父親。誠実でアグラバーの危機を救ったアラジンを気に入っている。一方でジャファーの手下だったイアーゴを「裏切り者」と呼んで快く思っていない(本人曰く「無理やり食わされたクラッカーの味が忘れられない」ため)。以降の作品でも彼を毛嫌いしている。
アビス・マル
盗賊団を率いるリーダーだが人望はなく、部下からの信頼も皆無である。ジャファーも呆れてしまうほどケチで、金銀財宝に目がない。ジャファーとは「打倒アラジン」の利害一致から共闘するが最後の願いで自分を自由にするよう願わされた時も「宝が消える気がする」と躊躇ったため、結果的にジャファーを消滅させることになった。その後『アラジンの大冒険』でも登場する。

  1. ^ 日経BP社技術研究部 『進化するアニメ・ビジネス―世界に羽ばたく日本のアニメとキャラクター』日経BP社、2000年、42頁。ISBN 4822225542
  2. ^ 自分の行為を棚に上げてイアーゴの裏切りに激昂し致命傷を与えるが、ランプの精が持つ制約により殺害はできなかった。






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